人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をしたのレビュー・感想・評価
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深川麻衣ちゃんは良いですねー。
深川麻衣ちゃんは良いですねー。
テレ東のボロ宿のドラマから応援してます。
それまで、ホクロが印象的な彼女の事は全く知らなかった。
なんとか坂のアイドルだったんですよね。
井浦新が演じる謎の草食系の無害なオッサンと彼の一戸建ての家にシェアハウスする話。
この無害なオッサンの事は最後までほとんど謎のままだった。
こんな若い可愛い女の子と住んで何も邪な感情を抱かないオッサンの意図は分からないまま。。
今流行りのLPGTかと思ったが違うようだった。。
どん底に落ちた元アイドルの女の子が、周りの友人やオッサンに支えられながら再生していく物語です。
ライターとして生きていこうとしている彼女をみて、生きごめさんを思い出した。
SNSとかネットの世界って、若い子にはこんなにチャンスがあるものなのかなと思う。
最近そんな描き方が多いですね。
誰もがスマホやネットに依存する世の中だから、バズる=何かしらの収入に繋がるのだろうか。
ある意味ポジティブ思考な彼女が現実を受け入れるところまでは良いが、最後の『生きててごめんなさい』のような展開は無いよなと思った。。
ただ、応援していた深川麻衣ちゃんの魅力で楽しく見れました。
誰しもにササポンのような存在がいてくれたらいいなと思う。
ドラマ「サワコ」や「彼女たちの犯罪」で深川麻衣さんが気になる女優さんになったので見たくなり見に行きました。この方、普通に女優さんかと思ってたらもともとは乃木坂?の方なんですね。
作品を見ての感想はなんというか別に特別良くもなくかと言ってすごく悪くもなくって感じでした。
でも井浦さんのササポンはすごくよかった!ササポンの言葉はいつも温かいというか落ち着く、何も気負わなくていいよというような感じが伝わってくる。
うちにもササポンがいてくれたらな〜と思います。
深川麻衣さんの演技も安定の深川麻衣さんでよかったです。すぐ死にたくなるのはちょっとイラっとしましたが。笑
なんというか最近の子ってこんな感じなんだろうなと思いました。みんながそうではないでしょうけど。承認欲求的なものとか、人並みに幸せになりたいけどそれなりに顔もいい男じゃなきゃ嫌だみたいな。
そんなことばかり追い求めて周りに幸せを追い越され置いていかれてるような気持ちになって焦るみたいな。
私も結婚という人並みの幸せは手にしてないからとやかく人のことを言えませんが(笑)
とりあえずササポンのようななんか落ち着くような温かい人になりたいなと思います。
それにしても深川さんは波瑠さんみたいにダメ男に引っかかる系の役が多いし、なんだかそれがしっくりくる。これからも頑張ってほしいなと思います。
マイペース
乃木坂の聖母を見に来た。
めちゃくちゃお上手!
コメディタッチの作品だけれど、彼女の視線は雄弁だった。
マイペースなんて事が御法度な程、現代は目まぐるしい。情報過多だしSNSのおかげで比較対象にも事欠かない。安希子さんの予備軍は腐るほど居るんじゃないかと思われる。
彼女の心臓が痛くなるのは、エンジンがオーバーヒートしてるのと同様なのであろう。
作品を見て、こおいうブレーキのかけ方もあるんだなぁと思った。
「休みなよ」ってのは常套句なわけだけども、最初の3ヶ月が示すように、休職したとしても休めてはいない。自分の不甲斐なさと進む時間に焦るばかりだ。
反面教師ってわけではないけれど、彼を観察し影響を享受するだけの感性が残ってて良かったと思う。
作品的に感動するような事は起こらず、盛り上がりに欠けはするが、テーマを考えるとコレが正解なんだと思われる。
1人の女の子が緩やかに再生していく。
その為には凪の如く波風立たない退屈な時間が必要なのだろう。対話って大事だなぁー。
本当に退屈です。
でも刺さる人には、グサリと刺さる作品だと思う。
マイナスに落ちた自分を0に戻すってのは大変な事で…プラスに持ってく事の何兆倍も大変で、本人にしてみたら「普通」が出来ないって事で、周りは考えもせず「普通」をやってるし、自分も考えもせず「普通」が出来てたわけなので、その「普通」のやり方が分からないってのは、真っ暗な迷路か真っ暗な平野にいるような状態なのだと思われる。
彼女が0に戻るまでにどれ程の時間を要したのかは分からないのだけれど、戻れて良かったなと思う。
ただ、疑問を呈すなら56歳はあんなジジイじゃねえと言いたいw猫背はありとしても、なんか微妙に腰曲がってるように見えるのが気に食わないっ。
『シノノメ色の週末』の監督さんなのね
タイトルの印象と違って、ゆったりとした空気が流れている様な映画でした。
エンドクレジットで気が付いたんですけど、『シノノメ色の週末』の監督さんなんですね。なんか納得しちゃいました。
ゆったりとした成長物語が得意な監督さんなのかな。
人の成長の一つに、別の世界(の人)に触れて、気付き学ぶっていうのが有ると思うんです。
影響を与える側には普通の事でも、影響を受ける側にとっては新鮮な事で視野が広がったりする。
この映画の主人公は元アイドルだから、いろんなおっさんに触れて来たと思うの。
だから、別の世界のおっさんって事が良かったのでしょうね。
友人の旦那さん、島丈明さんですね。
『フィルムに宿る魂』の時もそうだったけど、本当に良い人そうに見えますね。
意外と楽しめた
原作漫画はさわりの部分の鑑賞のみ。劇場予告(&タイアップCM)がクドかったのと、まあお定まりのプログラムピクチャーだろうということでスルーするつもりでしたが、他の映画との時間調整によかったので期待ゼロで観たらそれなりに楽しめた。
主演の深川さんは、ほんとうに元アイドルとのことですが役にはまっていてなかなかに良いコメディエンヌぶりでした。 家主のササポン役は草食系おっさんというと井浦さんはまあ無難な配役なのだろうけど、ちょっと若作りで格好良すぎなんで同居してたらロマンスの発生ありそう感で出てしまっている。(井浦実年齢49歳、深川麻衣の劇中年齢30歳だもんね) 飄々とした雰囲気のあるバイプレイヤーあたりがいいのでは(たとえば松重豊とか小日向文世みたいな感じ)
軽井沢の別荘で野菜作ってるわりにはほとんど行ってないとか、細かい映画内リアルで?なとこはありましたが、もともと期待度ゼロで最後まで楽しく観られたのと深川さんの演技とでこの点数いれときます。
心が軽くなる一言
どうして前に進みたいと思うたびに傷つくのか。
胸に沁みる言葉です。前に進むことは簡単ではないと思わせてくれて心が軽くなります。
主演の深川麻衣は、やはり主演作の「パンとバスと2度目のハツコイ」や「おもいで写眞」も観ましたが、なかなかいい俳優さんだと思っていて応援しています。
共演の井浦新は、本来はかっこいい役もこなせる俳優さんですが、今作ではもっさりとした中年男の役を好演していました。社会派作品にも出演する気骨のある方で応援しています。
もうちょっと笑えることを期待していたこと、このテーマにしては少し長かったこと、SNSでバズってきっかけをつかむ終わり方がいかにもありふれていることは残念でした。
ササポン
元アイドルが仕事もお金も無く知人の紹介で知らないおじさんとの同居生活、人間再生物語。
本当に有り得ないけど実話。
友人も彼女の生活状態、性格を把握。
長年見て、良く知ってるから凄い。
元アイドル安希子役を深川麻衣さん、ささぽんおじさんを井浦新さん。両方適役。
世に出ると理想と現実はかなり違う。
妄想癖や虚勢をはり良くみせようとすると
いつかはしんどくなり自分らしさを失っていく。
安希子の少し性格が悪そうな表情やだらしなさは
似合っていたなぁ。
当たり前だけど普通の言葉、おはようとかありがとう、ごめんなどが言えなくなると色々な部分が麻痺してくと思う。あと人の幸せを言葉で表せなくなるのも。
ささぽんの言葉と行動はさりげないけど響く。
珈琲いる?西瓜食べる?漬け物いる?
適当にやって。良かったね。
普通なんだけど、人をほっこりさせる。
自分の理想だけを追い続ける安希子には大きな空白があり沁みていく。
井浦新さんの妙演は絶妙。
ねぐせの曲も映画に合っていた。
最後は優しい表情でお引っ越し。
みんな格好よく生きたいけど、人其々。
不恰好でも自分らしく生きるのが善い。
普通に働いて生きてるだけでも偉いと思う。
こんな救世主、現実には現れないよ…
幸せ(と言っても自分の価値観の幸せではなく、世の中で一般に言われる『幸せ』)になりたすぎて自分に呪いをかけてしまっていた元アイドルのアラサー女性が、癒し系のおっさんと同居することで救われ、呪縛から解放されていく話。とはいえ「こんな救世主、現実には現れないよ…」と思ってしまう人もいるかもしれない。私も一瞬思いかけた。
でも、この物語の主人公は別にただ卑屈になってうじうじしてたら急に王子様が現れて助けてくれたってわけではない。今まで一人暮らししていたアパートを出て、親友がすすめてくれたおっさんとのルームシェアに踏み切るという決断をして、自ら行動したことで、再生につながる出会いを得られた。つまり、自分から動かないと奇跡だって起こらないんだよなあ…なんて思いながら観ていました。
正直最初の方は主人公がうじうじしすぎてそのくせプライド高すぎてなんだか痛々しくて見ていられない気分だったけど、おっさんのおかげで私も救われた。
親友たちがとても良い味を出していてよかった。どんなに卑屈になっても見放さずにいてくれて、あんな素敵な親友ふたりもいるのに寂しいとか死にたいとか幸せになりたいとか言わなくていいのにな〜なんて思ったのは私だけではないはず。
この映画を観ようと思ったのは、『愛がなんだ』でとても印象的だった深川麻衣さん、『アンナチュラル』でとても素晴らしかった井浦新さんという、主演のお二人組が好きだから。ササポンあまりにも枯れたおっさんで、アンナチュラルであの危険な色気まとった役を演じた人と同じ人とは思えなくて、俳優さんのすごさを感じました。
サンデイモーニング
乃木坂卒業後も様々な作品に出て活躍をし続けている深川麻衣さんの主演作品。自分を映画狂いの世界に誘った一本でもある「パンとバスと2度目のハツコイ」から追いかけ続けているので、元アイドルという共通性のある今作は絶対観なきゃなと思っていたので鑑賞。
少し重いテーマを扱いながらも、優しさが常に漂う雰囲気にほんわかさせられました。
アイドルを卒業してからライターの仕事をしていた安希子。突然足が動かなくなり、結果的に会社を辞めざるを得なくなった安希子の元にルームシェアのお誘いがやってきて、しかもおじさんとの2人暮らしという前代未聞な事になっており…みたいな感じのあらすじです。
今作の魅力はなんてったってササポンの飾らない優しさです。全身のトゲを抜き去った後くらい物腰柔らかで、程々にテキトーにをモットーに生きており、喜怒哀楽の激しい安希子をよそに刑事ドラマを見るために爆速で帰ったり、漬物をお裾分けしてくれたり、基本的には無干渉だけれど、歩み寄ってきてくれたら話を聞いてくれたりする優しい優しいおじさん。現実にはそうそういないと思いますが、安希子がこれほどまでに生き方が緩やかになったというのが劇中多く表現されているのもササポンがいたからなんだなぁと思いました。演じられた井浦さんの落ち着いたトーンの喋り方も最高でした。
安希子も毒を吐きまくっており、「少しだけ呪われろ」はかなりのパワーフレーズでした。物事を考えすぎて前のめりになってしまうが故に自分も他人も振り回してしまうというのが彼女の特徴ですが、原作者がここまで自分のことを見れて文章に書き記すってのは中々度胸のいる事だよなぁと映画外で感心していました。
誕生日を祝ってもらったり、少しだけ仕事にやりがいを見つけたりして前を向けるようになり、肩の力を抜いて書いた作品がバズって現在に繋がる、力を入れるばかりだけで無く、力を抜いて身近なものをテーマに書くという筆者本人の人生観にも繋がったんではないかなと思いました。
別れ際も壮大じゃ無いのがとても素敵です。今生の別れじゃないんだからサラッとテキトーに挨拶するように別れるというのがまぁなんとも印象的でした。別れの曲をしっかり弾ききって、その後の未来に幸あれ!と優しく背中を押してくれるようでした。
その後は貯金100万円で飛び出していくのは中々リスキーでは?とは思いましたが、自分に強く自信が持てているようでしたし、早口もすっかり直っているのは良い傾向なんだろうなと思いました。
映画館で観るべき!と強く推せる作品ではありませんが、どうやって人生を生きようかと思っている人の心を少しだけ支えてくれる、そんな作品でした。
鑑賞日 11/5
鑑賞時間 9:30〜11:35
座席 H-10
適当に、またね
自分が“おっさん”側になったからか、ん〜…ハマらず。
主人公がメンタル壊した理由が芸能界との落差くらいしか思い当たらないが、だとしたら贅沢なハナシだ。
普通に働いてて風呂なし安アパートに住むのも解せないし、その段階で元アイドルの自意識なんてないでしょ。
実話ベースだと後から知ったが、両親や実家の話題も出ないし、導入からチグハグな印象。
深川麻衣の演技は悪くないし、むしろ良い方ではあるのだが、どこかフラット。
コメディにもシリアスにも突き抜けることなく、どちらの場面でも軸足は常に真ん中にあったような。
ササポンはキャラ的にあれでいいが、安希子の方は演技か演出でもっと抑揚をつけてほしかった。
友人たちとの絡みは楽しかったのに終盤では姿を消し、バイト先のコは単なる賑やかし、浩介は本気で理解不能。
下心を感じさせないササポンの雰囲気は見事だが、脚本面で深みが足りず。
明かされる過去も離婚のみだし、深く刺さる言葉が一つでもあればよかったが、これもまたフラット止まり。
ササポンに許可を得たかも怪しいが、プライベートを切り売りするやり方は好きになれない。
そのまま巣立って終わるので、成長も解放も感じず…
記事がバズったのみで、大金や定職を得たわけでもないのに、あの先どうするんだろ。
これならコメディ色を強くして振り切った方が面白かったんじゃないかな。
27歳差はありでしょう
元アイドルの29歳の崖っぷちアラサー女子がすんでのところで衣食住をキープできた奇跡的な話。
題名が面白い。
ツンドル。
将棋か?
オジサンに癒されてパニック障害を克服するまでに至るホッコリする話しだった。
精神科医師役に柳ユーレイ。
話の起伏に乏しいので、映画館で観るにはちょっと退屈なので、☆は少なめ。
元乃木坂46の深川麻衣(実年齢32歳)は深夜ドラマで見たことあり。売れない演歌歌手(高橋和也:実年齢54歳)のマネージャー役で二人でボロ旅館を泊まりながら営業の旅を続けるテレビ東京のドラマ「日本ボロ宿紀行」。
オジサンとの相性がいいんだね。
井浦新(実年齢49歳)の役は一軒家に住んでいる離婚歴のある56歳のサラリーマン。軽井沢に別荘も所有している。性格は地味だが、普通にスポーツカー好きだったりする。
俺が女だったら迷わない。
井浦新の芝居と髪型からは寅さんの甥っ子の満男役だった吉岡秀隆(実年齢53歳)に寄せているようなムードがプンプンしていたが、仕事に出かけるところなんかは言葉選びもつねに慎重なナイスミドル。枯れたオジサン役にはちょっと無理があるので、違和感を払拭できず。
いっそのこと、ボロ家に住んでる高橋和也を相手役にして、ドラマのスピンオフにした方が面白かったかも。
友達の女社長役の松浦りょうはバンドウーマンだし、高橋和也のバンド時代の後輩という設定で。松浦りょうはなんかの映画で見た気がするが思い出せない。役者というよりはモデルみたいだが、個性的で台詞も上手い。般若顔。表情に出やすい深川麻衣を般若と言ってからかうセリフがちょっと面白かった。
高校からの親友でアイドル仲間役に柳ゆり菜はなんか鼻につく。彼女はむしろ親友から男を奪略する悪女役が似合うから、そんな役が良かったな。
昔のアイドルがヤバい理由で長期入院するときはだいたい、虫垂炎(盲腸)だったような。
うーん
つんどるというタイトルと
確か、ゴールデンウィークあたりから予告が流れていて
結構期待していたのですが
コメディでもなく、ヒューマンドラマでもなく
29歳の元アイドルのちょっとした挫折経験の話でした
なんか薄いエピソードの連続で
映画館で観るレベルではないかなあ
おっさんがもっと熱いのかなと思いましたが
それは今風なんですね
東京ホテイソン
ササポンの優しさに癒される
元アイドルだった安希子は、幸せで充実してると自分に言い聞かせながら仕事に励んでいたが、ある日の通勤途中、ハイヒールの踵が引っかかって転倒した事をきっかけに突然動けなくなってしまった。動けなくなった原因がメンタル面に有ることを指摘され、会社に出勤できず、会社を辞めることになった安希子は、仕事もなく、男もなく、残り残高は10万円という現実に直面してしまった。そんな時、友人から、都内の一軒家でひとり暮らしをする56歳のサラリーマンとの格安での同居生活を持ちかけられた。背に腹はかえられない状況の安希子は、ササポンと呼ばれるその中年おじさんとの同居生活を始め、ササポンに癒され、メンタルも安定してきて・・・、安希子はどうなる、という話。
序盤は安希子が10万円しかお金なくてササポンのの所に転がり込んだのに、飲み屋に行ってるのに違和感を持って観てた。金が無いなら外飲みするな、って。
ササポンの優しさに安希子が癒されて自分で働き、その事を記事にしたのがSNSでバズり、そこそこのお金が入ってきて、無事同居解消出来たのはストーリーとして良かったと思う。
2人が恋人になるのかな、と思ったが、それは無かったけど。
友人で社長役の松浦りょうが面白かった、
ササポン役の井浦新はほのぼのとした演技が良かった。
令和版"あしながおじさん"
先ずはとても希少な場合、立場に対しての再生プログラムの再現ストーリーの様相を呈している
原作小説は未読 途中に何度か実写に重ねられる青い花びらや"はらぺこあおむし"のようなアニメーションは、多分小説に関連しているのか?調査不明である
レビュー冒頭の件に戻るが、元アイドル云々の題名は、今時のSNSやyoutubeの題名のフォーマットなのだろう、大変あざとい稚拙なやり口であり(今作を含めての全体的な事)、こんな題名にしなければ興味を惹かないと初めから白旗振っているような感じである そうでもしないとビュー数が増えないのだろうし、そもそもそんな不健全なキャッチコピーに毒されているネットの在り方そのものが誠に恥ずかしい限りだ
"人生に詰んだ"=焦燥感に追込まれた "元アイドル"=芸能人 "赤の他人のオッサン"=同居人・大家 "住む選択"=家賃を払って同居
際どいコピーと、センセーショナルを醸し出す言葉の悪い使い方に辟易の熟語しか思いつかない
但し、内容自体はそんなに悪くは無く、常に何かに追込まれ、高みを目指さないと存在意義さえ否定される生活に蝕まれた女性が、パニック障害を引き起こしてしまい、人生のリセットをまるで仙人みたいな人間との暮らしの中で、別の視点を獲得していくという貴重な体験談である
普通ならば、実家に帰るのだろうが、何故帰らない? 紹介した友人(原作では双子の姉らしいが)何故、ああいう我欲から解脱した仏のような男の存在を知っているのか?そして、これは芸能界ではこの男性を利用した再生プログラム(敢えて言うが)は共有されてる治療法なのだろうかと、訝しがること請け合いである
芸能人の知り合いもいなければ、その本音など訊ける機会など皆無の自分でも、常に精神的に追込まれながらの突破口に生存許可を得られる生活がどれだけ不健全で心を壊される原因ということは素人でも理解出来る ましてや引退して外界に降り、周りの期待の目と、今迄の生き馬の目を抜く生存競争の極北にしがみついてきた自負、自尊心が、逆に努力の反比例としての人間関係の疎遠さを生む原因を発生させ、悪循環がスパイラルの如く人生を犯していく矛盾に、しかし同情するには余りにも世界線が異なり、共感を得にくいというまるでセカンドレイプ的装置に陥ってしまう
レストアする通常選択肢(実家静養or宗教or芸能界復帰orAVデビュー)の中に、今作の選択肢は確かに斬新であり、限りなく療法的にも正しい筈だ とはいえ、こんなセラピー兼介護人の資格を持った人は希少だろう そういう意味でサハラ砂漠に針をみつける程のゼロに限りなく近づく割合の人物は、自然と共有されるのだろうと勝手に想像した
今作を鑑賞して、思い出したのは確か菊池成孔だか誰かがラジオで話していた話題である フランスは事実婚も認められているが、傍流としての恋愛のサイクルを興味深く聴かせて貰った 内容は、年配者と若者がカップルとなり、年配者が恋愛や性愛を含めた人生のイロハを若者に教授し、その若者が歳を重ね、今度は次世代の若者にそれを伝えるというサイクル 男女が次々に交代しながら人生訓を引き継ぐという流れを今作品が思い出させてくれた
勿論、今作はそういう色恋自体からも解放されるバージョンアップを施されている点に於いても、セラピストとしての一つの指針を提示した実証例なのではないだろうか 精神医療の一つの成功例としての活用を望むものである
おっさん目線で観ると、、、
なんかラノベのタイトルみたいですね。元々はブログだったようです。
元アイドルで売れないライターの29歳を元乃木坂の深川“まいまい”麻衣、謎のサラリーマンで「赤の他人のおっさん」を井浦新。ストーリーはタイトルの通りですし、物語の途中で「この話はおっさんとの同居話でなく、女の子の他者による再生の話」とセリフで説明してくれます。
まあ、映画のメイン視聴者はアラサー女子かマイマイのファン層、というライトユーザーなので、これ良いのでしょう。では、井浦サイドの我々はどう観るのか。
井浦の良いところは、「家族でも恋人でもない」と劇中では言っていますが「友達ですらない」ドライな距離感が、病んだマイマイにとっては心地よかった。こうした特殊な状況では、アッサリした人間関係がありがたいでしょうが、これが本当の家族や恋人や友達だったら、どうでしょう?
井浦は仕事上の人間関係は築けても、私生活では上手くいかなかったのでは?劇中では詳しく語られませんが「死んでしまいたい」と思った彼の離婚も、そういうドライな感覚が生んだのかもしれません。
あとは「どうして、こう若いものは年寄りを切なくさせるのかね〜」という「ハチミツとクローバー」の大学教授の気分ですかね〜。「自分探しの旅」や「青春の塔」を横で見ている感じでしょうか。
マイマイは半目での「ちょっとだけ不幸になれ」とか「般若の顔」とか、表情演技が上手いですね。「愛がなんだ」以来、好きな女優さんなんで、いい感じに大人の役を演じられるとスクリーンで観れる機会も増えて嬉しいです。
適当に...
主人公が、社会をなめてて中途半端なクズすぎる
華やかな芸能経験も上澄しかやってないので、周りには刺さらず、自分の強みにもならず、港区あたりの浮ついた表面をなでるような会社員生活が破綻するのは、そりゃそうでしょうねとしか思えない
他人をバカにしながらそんな人にしか相手にされていない状況を他罰的な思考で結論づける態度が気に入らない。1記事1000円くんって、顧客でクライアントでしょ。
同居しても何も変化がなく、とても退屈
赤の他人の(経済面では成功している)おっさんから、主人公は何を学んだのだろうか、ということの描き方、雑ですね。ここらへんも"適当に" なのかな。カメラをやってた婚約者がいる男性のエピソードの差し込みかた、あれで正解ですか?時系列が曲がったのかと思ったし、もしかして同居と同時進行?花瓶を断捨離しなかったと言ってたから過去の話かと思ってるけど、映像順が整理されてなく混乱。
結婚する友人の婚約者を値踏みして、社長として頑張ってる友人に愚痴を言い、そんな本人は何をしてるのか
最後のカウンセリングルームで、早口が治ってるのは本人の資質やスタンスが変わってきたからというより、運良くバズって、残高10万円生活から脱出できたってだけでは??
たまに遭遇する悪い意味で、くだらない作品でした
【”幸せになりたい!”元アイドルのイタイ女性が世間体を気にしながら、同居する事になったオッサン含め他者により再生して行く姿を描いた作品。親友が二人もいて、同居人が井浦新さんだったら十分じゃない!】
ー 前半のアキコ(深川麻衣)は観ていて、相当にイタイ。
プライドは高いが、現実は職なし、男はいるが良く分からない関係だし、残金10万だし・・。
けれど、そんな彼女に親友の女社長(松浦りょう)が言ってくれた事は、一軒家に住む56歳のオジサンサラリーマン、ササポン(井浦新)と一緒に住むという提案だった。-
◆感想
・アキコがメンタルを病み、元同級生でその後アイドルになりながらも売れなかった友人(柳ゆり菜)が結婚する事を知った時の、嬉しいと嫉妬が絡んだ複雑そうな表情。
又、有名雑誌編集長から会う予定をドタキャンされた時の表情。
ー 深川麻衣さんの過去作では余り見た記憶が無い表情が流石である。
眼の下に隈が出来た顔で”少しだけ、呪われろ!”と般若の顔で言うシーンが可笑しい。
深川さんって、般若の顔が似合うなあ・・。ホント、スイマセン・・。-
・ササポンを演じた井浦新さんが、流石の演技でナント、フツーのオジサンを演じている。
ー そして、ササポンとアキコの会話がナカナカ深くって・・。-
・ササポンは飄々としているが、時に的確な事をアキコにサラリと言ったりするのである。年の功であろう。
・アキコとササポンが、軽井沢の別荘に行った際に、ササポンは自分で育てた蕪などの野菜を丁寧に洗い、アキコにそのまま食べさせるのである。
ー ”ここの野菜を食べていると、色んなことがどうでも良くなるんだよね・・。”ー
・アキコがササポンに”死にたくなった事はありますか”と聞いた時のササポンの答え。”離婚した時・・。”
ー 何となくササポンが、さり気無くアキコを気遣っていた理由が分かる気がしたよ。-
・ササポンはアキコが盲腸で倒れた時も、出張途中から戻って来て救急車を呼び、入院させているし、アキコの誕生日にはさり気無くプレゼントを机の上に置いたりしている。
ー 親友の女社長が、ササポンに”彼女、大丈夫ですか?”と聞いた時の答えも良い。
”うーん、遠い親戚の大事なお嬢様を預かっている感じかな。”-
<今作は、大きなストーリー展開はない地味めの映画であるが。ササポンとアキコの会話を楽しみたい作品である。
今まであまり見た記憶が無い深川麻衣さんの般若の表情で口にする台詞なども可笑しい。
井浦新さんって、様々な文化活動をしているし、美術にも造詣が深い方だが、普段は今作のササポンみたいな飄々とした感じなのかな。
離婚はしたくないけれど、器の大きいあんなオジサンになりたいと思った作品である。>
ゼラニウムティー。
元アイドル仕事なし、男なし、残高10万の安希子の話。(実話)
アイドル卒業、一般企業に務めるも務まらなく、合間にライターするも一記事書いても千円という安月給、家賃10万から5万へのアパートへ移るも生活が危うい…女友達で会社の代表やってる友達から3万で住めるシェアハウスを紹介され…そのシェアハウス(一軒家)で待ってたのは56歳サラリーマンのささぽん、そのシェアハウスで共に生活する事になった安希子とささぽんのストーリー。
安希子役を深川麻衣さん、ささぽん役を井浦新さんだったんだけど2人とも良かったし面白かった!
何が良かった?と、聞かれたらやはりささぽんの癒しキャラですね私は!
ちょっとのんびり、マイペース、安希子の話を否定ではなく肯定してくれ優しく接しくるれ姿。
安希子の「クズ」「少しだけ呪われろ」は可愛すぎた!(笑)
誕生日の日に入れたシフト、そのシフト終わりに会社の外で待ってくれてた女友達2人、その2人の顔見た直後の「寿司が食べたい!」と言った安希子のセリフも可愛すぎたし、女友達の友情に涙。
原作知らない私は安希子とささぽんの関係性はどうなる?何て気にしてたんだけど…なるほど。
ラストでいい方向へ進めた安希子良かった!
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