「なぜか、「わかる~」」人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なぜか、「わかる~」

2023年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

”詰める”でも”詰まる”でもなく、”詰む→詰んだ”なんですね。全く知りませんでしたが、今度辞書に載るそうです。
本作は、予告編の「少しだけ呪われろ」に共鳴して、観る選択をしました。
もしも、もしも、口に出したことが本当に叶ってしまったら、私は今までに3人くらい殺しているかも、いや、同じ人を何度も殺しているかも(笑)
でも、「少しだけ」呪われろ、は、良いなと思いました。使わせていただきます。

主人公安希子は、一度キラキラした世界を経験したのち、徐々に堕ちて行き、今や、配送センターのバイトと、それより安いライターの原稿料で何とか食いつないでいるというどん詰まり状態。
私は一度も輝いたこともなく、安希子との共通点はほぼありませんが、なぜか共感してしまいました。

井浦さん演じるササポンは、「アンダーカレント」の堀よりも15歳位くたびれたオッサンでした。
ササポンのさりげない言葉もグッときましたが、安希子もライターやってるだけあって、言葉の使い方が面白かったです。

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2023年11月10日

そうでしたね。仏様みたいなササポンは別格ですが、酔って醜態を晒したり、素面で嫉妬や妬みを露わにしても、見捨てない友人たち。安希子はどん詰まりどころか、かなり幸せな人です。それに気付けてすっきりした表情で再スタートする姿が良かったです。

ゆり。
トミーさんのコメント
2023年11月9日

共感&コメントありがとうございます。
鉄則なのかもしれませんが、周りは安希子に頑張れとは言いませんでしたね。皆さんのレビューから後になって、新たに気付かされる事が沢山有りますね。

トミー
トミーさんのコメント
2023年11月6日

周囲の人(ササポン含む)にとっては、そんな大きな変化があった訳じゃない位の時間なんですよね~この辺が現代人向けぽくて共感します。

トミー