哀れなるものたちのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:ランティモス8割、あらすじ2割
「まーた、変な映画撮って」と書いてみたものの、原作あるし、脚本はまかせてるから、隅々までランティモス印というわけではないのだろうけど。
動物が最初に出てくるところで、危うく自然すぎてスルーしそうになった。馬車かと思ったら…
私が知っている過去とは微妙に違う世界だと思うのだけれど、ベラという異分子に接した周囲が変わったり変わらなかったり、あるいはベラ自身の変化が見どころなのかな、と。最初は無知/無垢故にだけど最後は…みたいな対比もあるのかな、とかね。パリのパートは、最近観た『ラ・メゾン』と捉え方の違いを考えるのもした。
本を海に放り込むのに、次々代わりを出してくるとこ好き。逆にラストはあまり好きじゃない。ランティモスは一筋縄にはいかない。
とても退屈なキノピオ
理由は後々わかりナルホドとなるが
主人公はとても直感的に物事に流され
興味本位に行動し、とても楽観的だ
良いことなのか悪いことなのかわからないが
わからないから身を持って知るという行動がキノピオを見ているようで滑稽でなんの魅力も感じなかった。
グラフィック的な良さはあるもののとても退屈な映画だった
これならばキノピオのほうが面白いので
なぜ作ったかわからない
意見をはっきり言える女性かっこいい。 それで人を傷つけることがあっ...
意見をはっきり言える女性かっこいい。
それで人を傷つけることがあっても、自分に正直に生きているのはかっこ良いと思う。
世の中の違和感気気がつける、純粋さまっすぐさ強さ。
利用しようとするゲスな考えは誰しも知らず知らずに生まれてしまうものだから。
自分が思うように生きるのが1番だと思う。
これを描いた監督もきっとずっとこんな自由を忘れないでいるんだろう
私もそうありたい。
そして、誰にとっても家族は、偉大だ。
あまり多くを語ってしまうのももったいないのでとりあえず一言 一切の...
あまり多くを語ってしまうのももったいないのでとりあえず一言
一切の予備知識無しで観に行って後悔しない作品です。
SEED、鬼滅、ゴールデンカムイ、といった強力な同時期上映作に劣らぬ名作ですので是非時間があればこちらも。
楽に観られメッセージも伝わってくる
ファンタジー物はあまり好みではないけれど、これは素敵な映画だと思った。
メッセージは伝わってくる。
曖昧にせず、勇気を持ってありのままの現実をしっかり見よう。そして、心の広さ、強さを持とう、と。
あまりキレイとは言えない性描写は、現実を見ようという立場においては、欠くことができない。このような赤裸々な描写をしてくれていることを有り難くも思う。
セックスは、良かれ悪かれ人間の大きな現実的要素の一つ。真剣に生きるのなら大きなテーマなのだから。
様々な苦労を経たベラは、清々しく美しく、自信に満ちてカッコいい。同じ女として惹かれる。最後は気持ち良く終わり、元気がもらえる。
部屋や街などの背景も可愛く、冒険ゲームのようなノリも楽しい。癒やし要素があり、台詞もわかりやすい。重くなりがちな内容だけれど、楽に観られる魅力があった。
魅力的なエマ・ストーン
最高だった!!
いろんな経験をしてどんどん変化していくベラがとっても魅力的。
エマ・ストーンは素晴らしい俳優だなと改めて思った。
衣装が全部かわいくて、ベラにピッタリ!
スーパーロングヘアーが映えていた。
まさかのR指定
予備知識無しで日経の夕刊で評価されてたので見に行きました。最初にR指定でびっくり‼︎どういう映画?と思いながら見ましたが、確かにエログロ。だけど嫌な感じは無かったし性的な興奮もない。そういうテーマを使って問いかける映画でした。そういうのが嫌いな人も居るのは確か。私は美しい映画だと感じたし、エロは男の滑稽さの象徴で面白く感じ、エマ・ストーンの演技表情は完璧で、完全にやられた👍
オールタイムベスト級の作品
エンドロールを観てる最中の多幸感がたまらない。
オールタイムベスト級に面白かった!
ヨルゴス監督、そりゃー過去作も好きだけど、ここまでハマるとは思わなかった😂
ヨルゴス監督の天才的で変態的な作家性が、恐ろしいほど昇華された作品。
また、映画で表現できる全ての要素が完璧に近いと思った。
・ストーリー
とある手術で蘇ったベラという女性を軸に、“生と死”という語り尽くされたテーマを独自の作家性で描き、変態要素に笑いつつも、“愛”の形に感動した。
・役者の演技
エマ・ストーンの演技に脱帽した。
大人の女性でありながらも、精神は子供である“ベラ”を見事に演じ切った。子供から自立した大人になっていく過程、その変化を使い分けた演技が凄すぎる。
ゴッドのウィレム・デフォーも演技半端なかったよー😭
・音楽&美術
不穏な音楽、楽しい音楽、そして一つ一つ細部まで鮮やかに描かれた芸術的なシーンの数々。こーいう要素あまり重視しない自分でも感動するレベル。
ちなみに、お気に入りシーンはダンスシーン💃
・変態的な笑い
大好きな要素。普通にやったら下品な要素を芸術的に描くという、変態の高みにいった良質なコメディー。序盤のキュウリから度肝抜かれた。とくにパリ編がすごい。子供達に教えようとする父親が、ほんと気持ち悪くて最高だった!
キャラクターの魅力とか、エンドロールの作り込みとか、良い要素が他にもたくさんあるんだけど、キリがないのでここまでとします!
まだ観てない方はぜひ劇場へ😍
強烈なエログロ哲学
哀れなるものだって生きている
哀れなるものだって成長する
哀れなるものは見た目や職業で差別する
哀れなるものは横暴である
哀れなるものは売春宿に通う
哀れなるものは執着する
哀れなるものは利己的である
哀れなるもの達だらけの世の中
自分は哀れなるものじゃないって思ってない?
成長せずに惰性で日々を生きる人生
自分より劣る人達を蔑んで、小さな社会の枠生きる
それって哀れな人生
自由にやりたい放題で生きながら、成長していくベラの強烈な人生を前に霞んでしまう
そんな感情が湧いた
美しく奇妙な映像と不協和音のもと、哀れなる人間達の織りなす奇妙なエログロまみれの人間模様が哲学的な台詞とともに繰り広げられる
エブエブ以来のぶっ飛び映画だった
エブエブに続きアカデミー獲って欲しい
モンスター映画が観たかった
世界や社会へのメッセージを込めてる訳ではないのに、何か意味ありげなムードだけ漂わせる系の、かなり苦手な部類の映画だった。この監督って前観たやつもそんなだったな、というのを思い出した。
フェミニズム映画みたいなふりをしながら、知識に目覚めた主人公は深い考え無しに無意味な善行をしたり、暴力で束縛してきた相手を同様に隷属させることで支配下に置いたりと、女性が知識を得ても結局愚かだというストーリーにしかなっていないし、真に愚かな者は家族愛や父性というもので免罪されている。そんなに興味ないなら最初からジェンダーをテーマにしている風を装わなければいいのに、とか、エマ・ストーンはこれで良かったのか?と思ってしまった。
役者はみんな良かったが、最初からウィレム・デフォー出てくると、あぁ、ウィレム・デフォーだー、となるし、それでエマ・ストーンが続けて出てくれば、ハリウッド映画だなー、としか思えなくて、映画世界に没入する障壁になっていたし、グラフィックノベル調に作り込んだ画面は世界を戯画化して提示するというよりは世界観の単調さをより強調する役割になっていて、なんだかなーという気分になった。…あれ?観ているあいだはわりと楽しかった気もしたんだが、思い出して書いてるとヤなとこばかり目についてきた。これは多分、モンスター映画とかに興味ないだろうに表層だけ借りていった姿勢が腹立たしいというのがあるんだろうな。やるならちゃんとフェミニズム映画にするか、モンスター映画をやって欲しかったね!
女性の解放
アダルトチルドレンや、様々な社会問題を絡んでる映画。
いいたいことがハッキリしてていい。ブレない。
情事のシーンからカラーになったり
笑えるポイントもたくさん。
自分にとって女性の性のよろこびの映画は新鮮だった。
賛否両論?かもしれませんが
なぜこんなシーンが必要か?と思った方も多かったかもしれません。
なぜ不快に感じたのでしょうか?そこにこの映画の投げかけのようなものがあったと感じました。
道徳が幸せをもたらしてくれるとは限りません。
もしかすると、予告が違いすぎた、というのはあるかも…
R指定
前もってあまり情報入れずに見たのでびっくりした。
もし思春期に見てたら一生忘れないだろう、その位体当たりなセックスシーンが結構な回数あります。
しかもかなりAV的なやつなんで女性で嫌な人もいると思われ、、でもあのセックスシーンが美しい芸術的なものだと確かにおかしい、しかし日本人には刺激が強すぎるかな。
ウィリアムデフォーをプラトーンで観て何十年も経ったけどこの人はどこまで行くんだろう、近年はまともな人間の役をやっているのだろうか?凄すぎる。
主人公が驚異的なスピードで成長していく中で色々重要なセリフがあった筈だが一回見ただけでは理解が追いつきませんでした、、もう一度観てみたい作品ではある。
けどもマイナスは音楽、ちょっと怖かった。
ベラの大冒険!
最初18禁だと覚悟したけど、案外映像がオシャレすぎて物語にすんなり入れる感じだった。
とにかく映像、美術、衣装、音楽、ストーリーなにに対しても最高でした!
映像はベラが外にでてからカラーになってたり凝ってるなぁと思ったし、園児から少女そして大人へと過程が、歩き方、表情にしっかり表現していた。
すごいものをみました!
余韻もすごいし、いつの時代も女性は賢く逞しくですね。
POOR THINGS
「『哀れなるものたち』はお前らだよ」という作品なのかな。まあ「私たちみんなPOOR THINGS」でもいいけど。
人間をスクラップビルドする感じだったね。余計な知識なしで世界を観たら、どう観えるのかっていう。「人間は遺伝子の乗り物である」って感じかな。生殖のところだけが残ってるね。
デカダンスっぽい映画美術で、エマ・ストーンの演技もすごいし、観てて楽しいけど、もうこの手の作品は散々作られたんじゃないかな。そこに何かを足したのかと言われると、そんな気はしなかったな。
不思議ワールド
突飛でありながら、辻褄が合っていました。
ウィレム・デフォーとエマ・ストーンというだけで観てしまい、内容に驚きつつもストーリーに引き込まれていきました。
ベラがどんどん成長?していく過程では、『アルジャーノンに花束を』の話を思い出しました。
初めの無茶苦茶感からは、映画『時計じかけのオレンジ』を思い出しました。
エマ・ストーンの挑戦は続く!成長していく演技が絶妙。セットや衣装が...
エマ・ストーンの挑戦は続く!成長していく演技が絶妙。セットや衣装が斬新で、退廃的な世界観が魅力的。音楽も印象深かった。アカデミー賞主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイク&ヘア賞の4部門受賞。
オウマガトキFILM
ベラが今後どのような行動をするかは、想像出来るような気がする。
あのような屋敷で実際に実験していて、廃墟になり現実で存在するなら、ユーチューブチャンネルのオウマガトキFILMさんに海外行くかはわからないが、検証して頂きたい。
実際に今配信されているかは分かりませんが、オウマガトキFILMさんのメンシプでキメラと今も配信されている三人家族とDr.MEDICを思い出しました。
エマ・ストーンが凄い!
一流女優の身体張った演技がなんと言ってもすごい。ストーリーはかなりグロテスクでハードな面もあるけれど日本の女優さんは中々ここまでできないだろうなぁ。流れる不協なバイオリンの音色、魚眼レンズのようなカメラワーク、時にハリボテのような風景、こういったものが重く頭に蓄積されてゆく。最後、ヤギなのか!ゴッドかと予想していた。ほんとに凄い映画でした。
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