劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全497件中、301~320件目を表示

4.5『ベラ・バクスター』の世界を知る冒険

2024年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

主役の『ベラ・バクスター』を演じる『エマ・ストーン』は
自身がプロデュースも兼ねる熱の入れよう。
それだけ本作の映画化を強く願ったということだろう。

そこで魅せるのは役者魂。
〔女王陛下のお気に入り(2018年)〕より更に過激に。

よくみればレイティングは「R18+」とされており、
予告編でもその類のシーンは一切無かったので
かなり虚を突かれた思い。

もっとも、余禄として嬉しくはあるのだが。

とは言え本作のテーマは女性の自立と解放。
型や枠に嵌めようとする社会や世間、
なかんずく男性からの。

綺麗ゴトを言い、
最初は自由に振る舞わせていても、
次第に束縛が強くなるのは、ありがち。

または最初から
女性を自分の所有物としか思わない者まで。

そこからの解放が終幕に向け、
うねるように紡がれる。

本編は若い女性が橋の上から身を投げるシーンで始まる。

彼女が次に目覚めた時には、
全ての記憶はおろか、脳もまっさらの状態。

そこから、驚異的なスピードで
しかも貪欲に知識を吸収する。

そこで再び『エマ・ストーン』の演技の素晴らしさである。
とりわけマリオネットのようなぎくしゃくとしたムーブと、
舌足らずのしゃべり方、
好奇心丸出しの表情も、観客を圧倒。

劇中ではそれを蠱惑と捉え、
入れ込む者が現れるのも納得なほど。

一旦死んだ『ベラ』を再生させたのは
医学者の『ゴドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)』。

彼の風貌は『フランケンシュタイン』が生み出した
『Frankenstein's monster』のよう。
それは彼もまた、父親から虐待に近い抑圧を受けて育ったことの結果。

しかし自身が生み出した創成した女性には『ベラ』との名を付け、
先のクリチャーが最後まで名無しの『?』だったことに比べ雲泥の差。

既にして、ハッピーエンドは約束されていたのだろう。

カラダそのものは最初から大人の姿。
一方で精神は幼いまま。

最初は子供らしい残虐さが
次第に憐みの心と共に
他人に感情移入できるまでに成長を遂げる。

その過程がユーモラスなエピソードで語られ、
観る側は思わず哄笑してしまう。

舞台の設定は「ヴィクトリア朝」を模したロンドンも、
建造物や交通機関や医学技術は時代を超越。

そんななか、幾多の失敗も繰り返しながら貪欲に知識を吸収、
セルフプロデュースもしていく主人公の姿は
現代に生きる我々の目から見ても
ほれぼれするほどのロールモデルかもしれない。

ただ寓話としてみた時には
〔ピノッキオの冒険〕の近しい
ストーリーと印象を受けもする。

導く人物により、
人はどうにでも染まる、との。

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ジュン一

3.5世界観は面白いが

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

ストーリーはエロが多すぎて、ややお腹いっぱい。訳が分からない世界観だけど、一応、蒸気機関で動いている乗り物が可笑しい。徐々に成長していくエマ・ストーンの演技は凄い。ハルクのマーク・ラファロがこんな役でもやるんだとビックリ。

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hanataro2

5.0哀れなひとたち 96点

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

難しい

いや〜これはすごい作品でした。面白くはないが凄い作品。まずは主演エマ・ストーン、そして監督がとにかく凄い。エマ・ストーンの演技、まるで子供かのような演技するのに苦労したんだろうなぁと思うぐらいぎこちない感じがまた不気味である。
また好奇心の塊の様な主人公なのでいまの現代人も見習わないといけないかもしれない。

そして監督もまた新たな変人監督を見つけた感じ。ベネデッタよりも変態監督かもしれない。

編集について、前半は画面がモノクロ、後半からカラーに変わり主人公の世界観が変わるという意味なのか分かりませんが、面白い見せ方だなと思いました。

ただ長すぎなのかなぁと思ったのでマイナス点数。
とにかくセックス!セックス!セックス!金!セックス!ずっとアクション映画ばかり見ていたのでたまにはイカれた作品観ると面白いですね!

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あっぷる

2.0賛否あるようですが

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

私には合いませんでした。
冒頭でフランケンシュタインの女性版だということは理解できたのですが
いかんせんテンポが合わない
あくびが出て寝そうになることが何度もありました。

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レッド

4.0エマの将来を(勝手に)心配…

2024年1月30日
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La La Landで好きになったエマ・ストーン。
これからの女優人生が心配になるほどの、さらけ出しっぷり。
胸チラくらいならまだしも…。
ということで、この作品は問題作です。
エマ・ストーンの将来を(勝手に)憂いてます。
アカデミー賞主演女優賞は間違いなし!
ですが…

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平蔵

4.5世界観が凄い

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

設定も凄く、役者も凄く、映像も良いし
とにかく見るべきです。

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こえん

1.0女性解放ですか?これ

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

怖い

最初のシーンに 人造動物が出てきた時 何か嫌な予感がしましたが 的中!
ヨチヨチ歩きなのに 性には目覚めるって?
ラストシーンは やはり そうなりますよね?

耳障りな音のBGM に 奇妙な動物 夢に出てきそう!
久しぶりに胸糞悪い映画でした~

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miwa

2.5ベラの大冒険

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

怖い

ラ・ラ・ランド以来のエマ・ストーンという以外、
全く予備知識なしで行ったのはいいが・・・
あまりの作品に驚きであった。

自ら命を絶った女性が、天才外科医によりお腹の中の子の脳を移植され蘇生、
見た目は大人だが中身は子供。
成長するにつれ、外の世界に興味を抱き、冒険に・・・
といった、とんでもない設定。

最初は、中身は子供ということもあり、やることなすこと、子供だったのに、
外の世界でいろいろな経験をしながら、少しずつ成長していく姿や
話す口調もだんだん大人になっていくところは、いろいろと思うところはあったが。
でも、あんまり共感はできなかったなぁ。

そして最後のシーン・・・ヤギ?
とんでもないことに。。。
殺したくない、と言ってたけど、そうくる?笑

主役のエマ・ストーン、脱ぎまくってびっくりでしたが、
さすがの演技力でしたね。

原題は「Poor things」らしいけど「Poor pepple」だよね。
個人的にはやはり共感できない。

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よっしぃ

3.5映像、美術、音楽、お話、全部楽しかった

2024年1月30日
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まー、コントです。難しく見る必要はないかな。
色々考えて見るのも楽しいのかもだけど、僕は喜劇として観ました😊 オチもあれぐらいでいいです、、

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ain

4.0邦題が言い得て妙

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

エマワトソンの体当たりの演技…というのは、前もって得ていた情報でしたが、渾身の体当たりという感じでしょうか。
でも、きっと好き嫌いが分かれる作品ですね。

逆撫でする様な音がちょっと嫌な感なのですが、それ以上に美しい絵とのギャップというか、対比が面白い。

観てよかった映画です。

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ぷぷぷ

4.5脳内洗浄2.0

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

前提、根拠、社会的常識、
凡ゆる思考的な作業を可能な限り取り払った上で純粋に没頭してみることレコメンド。

生後間もない幼児の様に、
見たままに揺れ、響いたままに声をあげ、

この瞬間に、全ての感覚を捧げて潜り込むことが出来れば、

感情と感性の解剖蘇生実験無事完了。

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グリーン

4.5少女の自立とそれを許せない男たち

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

レビューが消されてる!?(セックスって3回連続で書いたからかな?)

身体は大人なのに、精神や知識が未完成なベラ。
男はそんなアンバランスなベラを自分の力で我が物にしようとするが、彼女が精神的に成長するにつれ、そのバランスは崩れていく。
表現はグロくて、どこまでも美しい。

夢の中のような話ではあるけれど…
少女の自立とそれを許せない男という構図は、現代でも関係として存在する。
今でいう過干渉、愛着障害、そしてDVってヤツかな。

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キブン

4.0作る人たちが、 すごく大切に作ってるみたいな感じがした 普通じゃな...

2024年1月30日
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作る人たちが、

すごく大切に作ってるみたいな感じがした

普通じゃない題材なので
つっこみどころもなくはないけど、

全体通して好きなストーリー

音楽も良いし、

個人的な映画史の一部になりそう

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jung

4.5最高の歪な世界

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

自死した妊婦から胎児を取り出し
その脳を母に移植したら。。。

マッドサイエンティストの実験によって誕生した
ベラが辿る数奇な人生を描いた昨品。

男性優位の社会において
現代女性が自分らしさを取り戻す
メタファーの物語ではあるが
ジャンポールジュネのような歪な世界観と
キューブリックのような完璧なショットの連続で
エンタメとアートの両面で存分に楽しめた。

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辻井宏仁(放送作家)

5.0評価が難しいけど☆5

2024年1月30日
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毎年アカデミー作品賞に選ばれるのはなぜか私には合わないものが多かったり、この作品の予告を観ても全然興味がなかったのでスルーしようと思っていたのですが、高評価ばかりなので気になって観ました
観て良かったです
エマ・ストーンの演技、ホントすごいです
ウィレム・デフォーもやっぱり良いし、今作ではカッコ悪かったマーク・ラファロも良かったと思います
大きい袖のベラの衣装がとっても可愛かったです
ベラのように自分の気持ちのままに動くっていうシンプルな生き方って理想
女性の成長がテーマなのかわからないけど、ストーリーが良かったとかそういう言葉では表現しにくくて、でもあの世界に引き込まれてあっという間の142分でした
エンドロール中もまだあの世界にいて、劇場を出てからやっとあの世界から解放された感じでした
好きかと聞かれると好きじゃない作品
二度と観ないと思うけど☆5という作品です

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小町

4.0アカデミー賞11部門ノミネートの問題作

2024年1月30日
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絵画のような豪華で美しい画面に目を見張る。しかし、ファンタジーかと思いきや、ストーリーはかなりグロテスク。女性の自立・社会的平等などがテーマのような気がするが、裸、セックスシーン、グロなど強烈。エマ・スト-ンが、演じ甲斐はあったにせよ、よくぞこの役を、と驚く。
アカデミー賞11部門ノミネートの見ごたえはあるが、誰にでも勧められる映画ではない。

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ファランドル

3.5映画ってこういうもんだよね

2024年1月30日
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久しぶりに映画らしい映画を見た気がします。
R18指定だからとか言う意味ではなく、自宅のテレビでは見れないというか見る気にはならないけど、映画館だと見ちゃうよねっていう重厚感。
もう少し彼女の人生を見ていたいと思いました。

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波

2.5ヘンとエロを集めて もっとヘンにしちゃった~♪

2024年1月30日
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海外での評価が高いので、アカデミーショー前に観ておこうかと思って、劇場に行きました。

本作は「芸術系大学生の 卒業制作映画」的作品だが、
撮影はプロが行っているようなので、セットや小道具の製作はお金がかかっていて、見事だったが
映画から受ける印象が"チョコレート工場シリーズ"か「バービー」のようで。。。
インパクトだけ、模倣したので、中身は無い。
若すぎる故に、制作者が自己顕示をしたい気持ちは理解できるが、映画の表現に主張と深みがないと、唯のエロ映画になってしまい
鑑賞中はただただ退屈な時間を過ごすだけに成ってしまいます。

衣装・ドレスのデザインは頑張ってはいるが、斬新さはまったく無く、出つくされたレベル。

主役のエマ・ストーンさん、ここ10年間で大変注目されていた女優さんだと思っていたが。。。
もういいや

娼館での字幕訳で「三こすり」と訳される場面があるが、こんな日本語はありません。正しい日本語は「三こすり半」です。
これは「三下り半」からの派生語なので、省略すると、意味不明になります。
更に映画では「one pump chump」と言ったのではなく、
彼女が言ったのは「short 」で、short and short (短少 早漏)の俗語で、ちょっと和訳のニアスが逆に成っており、誤訳です。
彼女の はにかんでの会話ではなく、ベテラン娼婦として、審判したと言う意味なのです。

この映画がイイと、少しでも思うなら、品格あるR指定映画「エマニエル夫人(1~3作)」と比べてみる冪だと思う。

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YAS!

3.5究極の変態映画(笑)成熟女体に胎児の脳。 大丈夫かエマ・ストーン、...

2024年1月30日
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究極の変態映画(笑)成熟女体に胎児の脳。

大丈夫かエマ・ストーン、よくこんなの受けたな。自身に潜在願望ありなのか?彼女もいいが怪演役者デフォーもさすが。
いったい何を見せられているんだ!、と思いながらもスクリーンから目が離せない。ほんと人間ってこんなの大好き。
アカデミー最有力なのか、ちょっと複雑(笑)だってもう一度見たいかというと…

こんなのカップルじゃ見られないと思ったら、カップルだらけじゃねーか(笑)みんないかにもそんな感じってカップルばかりでした(笑笑)

昨夜20:10からのレイトショー、スクリーン4、座席D-7 もう少し後ろがベストか。

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はむひろみ

4.0良い

2024年1月30日
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下ネタで笑うおじさんという社会的評価が怖くて、笑いを堪えてしまいました。

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G列は貸し切り