「後追いの成長。」哀れなるものたち SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
後追いの成長。
天才外科医によって蘇生し生まれ変わった女の話。
橋から身投げしたヴィクトリア、橋の下で天才外科医ゴッドに拾われ、お腹にいた胎児の脳を移植され蘇生した体は大人で精神年齢は子供なベラ・バクスターのストーリー。
物心がつき好奇心旺盛なベラ、子供の様に駄々をこねやりたい放題、性に目覚めては盛りのついた動物の如くセックスだったけど…セックス、裸描写は結構あったけどエロさ全然感じずで、どちらかといえば始めましての人とのやりとり、急にビンタ、蹴りあげるみたいな描写の方が笑えた。
月日が経つにつれ片言な言葉や歩き方、考え方などが徐々に成長して、ホントの自分を知り元の家に戻るも、なぜ自殺をしたかが分かり蘇生した場所へ戻ったけど…実験の経過観察はどうなった?
変人天才外科医の「あ~」って唸りながら口からだすあの空気玉は何すか?(笑)
笑っちゃった。
「ラ・ラ・ランド」よりも個人的には「クルエラ」が好き、エマ・ストーンは好きな女優さんだけど、本作は体張って裸体を晒したけど、役やストーリーとはいえ裸体を晒す女優さんって他の作品でもいるけど、晒す=その女優さんが安く見えてしまうのよね個人的に、なので女優さんの裸は見たくない。
作品は飽きずに観れたけどちょっと時間を感じてしまった。
ゴッドの「あー」私は、赤ちゃんにげっぷをさせるみたいに、必要な事なんだろうと解釈しました。
私も女優がやたらと脱ぐのは好きではないです。と言うのは、だいぶ前ですけど、日本のある監督が「女優を脱がせるのは簡単。脚本にちょっと文学的な要素を入れればいいんだから」と言った、と何かで読んで、必要性が無いのに脱ぐのはおかしい、と思ったからです。
だから、「37セカンズ」の全裸も要らないのに、と感じました。
本作については、コメディでそこまでやるか、と感心しました。