「奇妙な世界に没入」哀れなるものたち 流離いのオオハシさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な世界に没入
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ゴシックホラー、SF、童話、実験的アート、シュール・コメディ、ファンタジーといった言葉が思いつくが
感想がうまくまとめられない。
しかし映画自体は演技、演出、音楽、美術が素晴らしく融合しており、奇妙で怖くて美しくてなんとなくクセになりそうな五感に響くゾワゾワする感覚をもたらしてくれた。
登場人物の倫理観やエログロ行為など眉をひそめるようなシーンはあるが、そもそも狂気から始まる超現実的なワンダーランドなので何でもありかと。
よくこのスケールでこの世界観を作り出せたものだと感嘆。モノクロもカラーの切り替えも美しかった。
ラストは優しくて残酷だが収まる所に収まった?と妙に満足。
最初から最後まで謎の没入感に包まれた時間だった。
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