「究極の愛」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 ムーンさんの映画レビュー(感想・評価)
究極の愛
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おじさんが愛を語るのもなんだかなぁ~って感じましたが、究極の愛について語ります。
彰の最後の手紙にも書いてありましたが「百合を好きだ、君と一生を過ごしたかった」と彰の本心が書かれています。そして約80年後にその手紙を読み彰の本心を知ることになる百合。
百合の気持ちは、一気に高まり切なさと寂しさに包まれ「彰、会いたいよ」って言葉になったのだと思います。本当の愛は、時空や時代に関係なく「相手を思いやる心」これは、キリスト教で最高の愛であると言われる「自己犠牲」と同じ位気高い心であると思います。
この「相手を思いやる心」が、母親にも死んだ父親にも優しくなれ、百合が彰の志しを継いで将来ある子ども達のため教師になろうと決心したのだと思います。
最後に特攻については、現代人から見て色々な考え
があると思いますが、当時の若者達は、終戦末期、日本が戦争に負けるかもしれない、そうなると日本や愛する家族がどうなるかわからない中で、自分が
出来る事、それは敵艦船に体当たり攻撃すること
そうなると自分の命と引換えになるんだけれども、
自分の命よりも愛する国や愛する家族を護るために自らの命を投げ出す心、これこそが「相手を思いやる心の中」で「究極の愛」であったと思います。
私は、特別攻撃隊の人達は、この「究極の愛」を体言した人達であったと思います。
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