グランツーリスモのレビュー・感想・評価
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無双の走り
これが実話!ゲーマーがプロレーサーになるなんて…
スピード感や飽きさせない展開に加えて、シュミレーションマシンに乗り込む一体感が新鮮で、まるで体を共有しているような感覚に陥りました!
家族の中で浮いてる感じとか…実際、こういう状態の子、沢山いるんだろうな…リアルな離脱感…
師弟関係、仲間達との修行の日々…別れ…生死をかけた本番のレース、…その葛藤…
何者かになりたくて、あがく姿はグッときます、胸アツ!!
鑑賞した後の自分の運転がヤバい…
あんな映画見せられると、自分もあんな運転できそうな気持ちになっちゃって💦
コーナリングで無いはずの、あの矢印が視える!!💦
いやいやいや、私は安全運転!!
生涯手放しません……!!
私は特に車…スポーツカーに興味があるとか、レース物が好きとか、そういうのは無いんですけど(^_^;)
映画の中で、スピードと一緒に色んな事を置いてこれました。
映画を見た後の運転速度には、くれぐれもお気を付けて。。。
爽快なシンデレラストーリー!
思わぬ掘り出し物!「RRR」「トップガン」に比肩するザ・エンターテイメント!
9月末期限のチケットがあったので、上映している映画の中で評価が良かったこれをたまたま鑑賞。
おいおい、何だこれはっ!? 面白えじゃねえか!!
今年のエンターテイメント系映画のマイベストだよ。
4DXが合う!車と合わせて揺れまくるシート、水しぶき。ジェットコースターで落下しているときに思わず笑みがでる、まさにあの感じ! 新しい映画体験だわこれ。
・ゲームをプレイしているシーンから、車の部品がスケルトンで映し出され、実車に移行するというビジュアル効果も素晴らしい。
・GT-Rかっけえ!
・日産&SONY。いい仕事してんなあ!(再開してよ!)
・手に汗握るシーン満載!
・プレステ&グランツーリスモ欲しくなった。もちろんステアリング&ペダル&シートも!
帰り途、ついつい愛車と遠回り。運転楽し。サントラ買うぞ。
ゲームから実物へ。
これが実話だというのが凄いが、音ゲーからピアノを本格的に習いだし演奏会で弾くまでになった息子が間近にいるので個人的には全然あり得る話だと観ていた。当然ゲームと実物のギャップ(身体にかかる負担、失敗すればリアルな車や人が傷つく、リセットボタンのように気軽にやり直しできない)に苦しむが、その世界に立つ一つの入り口としてゲームという経路は確かにあり得る!
「楽しんで上達なんてできるはずがない」「我慢」「下積み」「修行」、、、、
「ゲームからリアルへ」は決してそうではない新たな可能性を見せてくれる。
・リフティングやシュートゲームからサッカー選手へ
・バッティングゲームやストライクアウトゲームから野球選手へ
・手術シミュレーターから医者へ
・企業再生ゲームから、腕利きのコンサルへ
・ロケットのフライトシミュレーターから宇宙飛行士へ!
いつかこんな人たちが当たり前のように輩出されてくる気がして、ワクワクがとまらない。
レース史上世界一過酷な夢への挑戦を、スクリーンでリアルに描き尽くした驚きの実話
「ゲームのチャンピオンから本物のプロレーサーになった」というニュースを聞いたことはあったが、詳しいことを知らずに何年も経っていた。そして、本作でその想像を超える実話の実態を改めて見せつけられた。
日本発の人気ゲーム「グランツーリスモ」を生み出したプレイステーションと、日本が世界に誇る日産。2008年、彼らはゲームのトッププレイヤーを世界中から選抜し「本物のプロレーサー」を育成するドライバー発掘プラグラムを立ち上げた。その名は「GTアカデミー」。
「楽しんでいるゲームをそのままリアルにやるだけだから簡単? いやいや無理!」と誰もが考えるだろう。死と隣り合うリセットできないリアルなサーキットには、運動技術・体力・精神力をとことん鍛え上げても過酷な世界。無謀な挑戦と思われながらも、「GTアカデミー」に選ばれた者たちは、プロレーサーという夢に向かって選ばれるまで訓練し続ける。ゲーム内で自ら車の組み立てをし、ロードレースの感覚を脳や反射神経などで掴んでいる彼らには「無理」という発想がない。むしろ自信に満ち溢れている。
この夢のために全力を捧げたのは、ビジネスマン、元レーサーのエンジニア、そしてゲームのプレーヤーたち。実話だからこそ、それぞれの威信をかけた様々な人との繋がりと各々の挑戦が、見る者の心を揺さぶる。
過酷なレースの場面は、これまでの「レース映画」に劣らない迫力とアクション。そして本作のプロレーサーの並外れた才能の描写を目の当たりにし、見せ場のシーンの音楽の上手さも掛け合わせテンションが上がるのだ。
プロレーサーに選ばれる主人公の家族関係も所々に描かれていてヒューマンドラマの面もあり、レースファンでなくても心に響く要素が多い。
久しぶりに、地道で豪快な映画を見た気がする。それにしても、あのNISSANのレーシングスーツはカッコいい。選ばれた人しか着用できないところも尊い。
見ていただければわかるが、このハリウッド映画では、例えばオーランド・ブルームが日産本社に来たりと実際の日本のシーンも多く出てきて、日本人だからこそ反応できるシーンが多いのも見どころの1つである。
実話…と思ったら時系列は変えてるらしい
面白いけど…
実話を基に作られたとは思えないストーリー。 事実は小説よりも奇なり...
実話を基に作られたとは思えないストーリー。
事実は小説よりも奇なり。
内容は男子が一度は憧れる無双系サクセスストーリー。
そこに親子愛、友情、挫折、苦悩など映画的エッセンスを混ぜ込んで優等生的に仕上げた作品。
何十人もいるはずのチームスタッフとの関わりを極限まで削りライバルも最小人数に設定することで誰が観てもわかりやすく作られている。
所々ゲームのサウンドが使われていたりオープニングムービーのオマージュ的シーンがあったりとゲーム好きにも楽しめる要素がある。
オーリー歳とったな。
実話なのが驚き
Don't think, act!
そういう職業でもあったのですね。レーサーというのは。
<映画のことば>
「事故はお前のせいじゃない。俺のせいだ。もっと早くにピットへ…。」
「そんな…。」
「フルークプラッツは、飛行場という意味だ。あそこでクルマは逆風で舞い上がり、不幸な事故に。」
「僕が走らなければ…。」
「レースは、死と隣り合わせだ。」
「僕が運転していた。」
「自分を責めるな。」
考えてみれば、当たり前のことながら、レーシングカーは、より軽く、より速く作られているわけですから、それだけ事故も起きやすくなっているのだと思います。実際のところ。
本作で、ヤンが遭遇したというこの不幸な事故も、現実のもののようです。映画の設定としてではなく。
(実際の事故の映像が、ネットの上にあるような記述もあります。)
ゲーマーとして、ゲームと向き合っているだけなら、こんなふうに、レースを観戦して楽しんでいた人を死なせることも、あり得なかったー。その自責が、痛いほど伝わってくるようでした。画面から滲(にじ)み出て来るように。
レーサーという職業の、いわば「負の側面」を垣間見てしまったヤンの心の痛さは、果たしていかばかりなものだったでしょうか。
ゲーマーを経て、それが、いわば「憧れの職業」であったが故に、その心痛も、格段のものだったと推察します。評論子は。
時として、モータースポーツには付き物の「事故」に辟易してしてしまい、レーサーを引退までしてしまったチーフ・エンジニアのジャックには、そのことについて、焼けるような後悔の念が、拭い去りがたく、自身につき纏(まと)っていたようです。
そして、自分と同じ轍を、ヤンには踏ませたくないー。ジャックのその想いも、また一方で、胸に刺さります。評論子には。
その「相克の痛さ」というのか…。
また、一方では、この世界でも、人が人を想うという、やっぱり人と人と、人との繋がりの大切さ、温かさが、胸に染み入ります。
佳作であったと思います。本作は。
(追記)
<映画のことば>
お前が何者かは、事故ではなく、それにどう向き合うかで決まる。ゴールまで走れ。
けっきよく、ジャックがレーサーとしてのヤンの能力を見いだしたのは、ジャック自身も気がつかなかったブレーキのフェードに、ヤンは気づいていたから。
ジャックは、欧州日産の執行役員・ダニーの反対を押し切ってまでヤンを合格者に選んだ本当の理由は、その点にあったことは、疑いがありません。
何が起きてもジャックは、レーサーとしてのヤンを信頼するー。
その二人の関係性も、観ていて清々しい一本でした。本作は。評論子には。
(追記)
<映画のことば>
「誰も期待していない。気楽にやれ。
お前にならできる。」
ゲーマーからモノホンのレーサーになり、初戦に臨んで緊張の極限にあったヤンに、チーフ・エンジニアのジャックがかけた一言。
これ以上の励ましの言葉は、ちょっと思いつかないのではないでしょうか。
その温かさが、胸に染み入るようです。
(追記)
<映画のことば>
「これは夢?」
「10台玉突き事故と同じくらい現実。」
考えてみれば、レーシングゲームの優れたゲーマーを、モノホンのレーサーにしてしまおうというのは、あながちは荒唐無稽な考え方ではないのかも知れません。
何故ならば、プロ(パイロット、新幹線・電車の運転士)用のシミュレーターだって、言ってみればゲームの「親玉」とでもいうのか、ゲームがもっともっと立派になったものとでも言えるでしょうから。
(追記)
親は、子供が選び取ろうとする進路を、無下に否定すべきではないのだろうと、改めて思います。
本作を観終わって、評論子は。
安定した職業に就いて、波乱のない人生を送ってほしいと願うのは、子をもつどの親にも共通の思いだとは思うのですけれども。
息子が選び取ろうとする進路を最終的には(?)否定しなかったヤンの両親は、その点、立派でもあったのだと、評論子は思います。
「復活」をキーワードに、ド迫力のレースシーンでエンタメに振り切った作品。
ゲームの「グランツーリスモ」はプレイしたことがない。
おそらくゲームのファン層が好きなものが全部詰まっているのだと思う。
そして、一般的な映画ファンが好きなものも全部詰まっている。
本作のレースシーンは実際に車を走らせて撮影したとのことで、非常に完成度が高い。映画館で観たら大興奮だろう。
主人公のヤンは「グランツーリスモ」オタクの青年。引きこもりではないのだが、フリーターのようなことをしながら「グランツーリスモ」ばかりやっている。父親は彼を社会復帰させたくていろいろと口出しをするのだが、ヤンの夢はカーレーサーになることだ。それを口にすると、現実を見ろと言われてしまう。
一方、英国日産のマーケティング担当ダニー・ムーアは、日本の本社でプレゼンをしていた。日産の経営を立て直すために「グランツーリスモ」で選抜したゲーマーを本物のレーサーに育てて、レースに出場させるというプランだ。その提案は認められて、夢のようなストーリーが展開していく。
ヤンはグランツーリスモオタクで、レーシングチームが日産なので、プレイステーションと日産のプロモーション映画のようになっている。本編中ずーっと、プレステと日産のロゴが映っている。以前のジャッキー映画で三菱自動車の看板が必ず映っていたが、あの比ではない。ダニエル・クレイグ版の「007」もセレブ向けの広告みたいな映画だったが、あれよりも広告量は多いと思う。
日産は2020年は大赤字で、2021年には黒字になっている。
本作がどの時期に制作が決定されたのかわからない。
いずれにせよ、ニート同然だったヤンが成長していく物語であることからわかるように、本作のテーマは「復活」だろう。
2020年はコロナ感染が広がりはじめた時期でもある。そして、コロナ禍において映画産業も大打撃を受けた。映画館もどんどんつぶれた。
そして2023年5月に、WHOがコロナの緊急事態宣言を解除。
本作は2023年8月25日にアメリカで公開。ようやく規制が解除されたタイミングで本作のような「復活」をテーマにした、映画館で観たいレースシーン満載のド迫力映画が公開された。
時代の空気を読む能力に長けた人材が製作サイドにいたのだと思う。
製作費94億円。興行収入190億円。
本作は8月11日公開予定だったが、7月に公開日を見直して、25日に延期した。7月21日から「バービー」「オッペンハイマー」が公開になるから延期したのだろう。賢明な判断だと思う。
こうして考えてみると、本作は商業ベースであらゆる方向から考え抜かれて作られ、公開された作品なのだとわかる。
rottentomatoesでは批評:65%、観客:98%。いかに娯楽に徹したかよくわかる結果になっている。
ニール・ブロムカンプ監督は「第9地区」以降あまりパッとしない印象だったが、これで盛り返したと思う。
上質な映画館と共に心ゆくまで感動する映画体験
自身の23歳の誕生日プレゼントを兼ねて109シネマズプレミアム新宿にて鑑賞。自分がクルマ好きになったのはこの為じゃないかと思うくらい、ロマン溢れる映画だった。最高の体験だった…。
小学生くらいに隣の友達の家でやりこんだグランツーリスモ3や自宅でやってた4、6と思い出は深い。また、ヤン・マーデンボロー選手は日本のカテゴリーにも参戦していたのでその存在と経緯は知っている。しかしながら、GTアカデミーの創設から観れるとは。夢だけでなく、その代えがたい熱き情熱にも震わされる。
単純な夢物語にならず、様々な視点から生まれる緊張と感動はスポ根と括りには収まらず、1つのプロジェクトととしての偉大さを感じさせる。世界を駆けるサーキットとたぎる轟音。クルマ好きで良かったと感じさせてくれるエキゾーストは聴いててたまらなかった。そして何より、その没入感はプレミアムで観て良かったと何より感じた。
1つのことを続ける者を馬鹿に出来る奴は居ない。同時に、誰かの支えがあってこそ立てる舞台がある。また誰かが栄光の表彰台に立つ時、私の心を震わせてくれる。そうだ、シャンパンはまだ取っておこう。
鳥肌立ったわー
グランツーリスモは知ってるけど
体質的にゲームには向かないので、やった事はない
けど、まさかグランツーリスモが
シュミレーターとして作られたとは、本当に驚きだ
なになに⁉シュミレーターをゲームにして
一般人がトライして、その行き着く先がこの顛末って
判ってて作ったんか?
と、まずは驚いた
さらに、それに出資するSONYとNISSAN
ヤバいな(笑)
何かあったらネットで叩かれるご時世で
よく踏み切ったものだと、まずそれを賞賛したい
最終的な結末は読めるものの、ノンフィクション
ベースである事が心を沸き立たせる
やりたい、叶えたい、実現したい
そんな夢が現実となって、我が身に起こる奇跡は
そんなにあるものではない
ほんの一握りの人達だけが味わう事の出来る
その興奮は、周りに熱を与えてくれる
ありがちな敵役は、私にとっては不要な要素だったが
まぁ、仕方ない
身内に、競走馬に乗ってる者が居て
振り落とされて、踏みつけられそうになって
周囲も「これはヤバい」となってた状況で
頭を抱えて身を守り、訳がわからないパニックの中
『今、立ち上がってこの馬に乗らなければ
もう、二度と乗れない気がする』
と、立ち上がり自分を振り落とした馬に
乗ったという話を聞いた
聞いてるこっちの血の気が引いた……
今、走り始めなければ
もう二度と走れない
このシーンで、その話を思い出し
胸が熱くなり
トラウマを乗り越える為の試練の先に
成功があるのだと実感した
トップガンに似た爽快さ
ゲーマーキッズが本物レーサーになれるのか
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