グランツーリスモのレビュー・感想・評価
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面白い!興奮!
当方は車もレースもゲームも全く興味無し、普段は軽を乗り回し、ずっとゴールド免許、車はただの足としか思ってないアラフィフ。映画も正直全く期待していませんでした。が、人に勧められて映画館にて鑑賞。無茶苦茶楽しかったです。ストーリーは単純でベタな少年漫画のノリですが、実話を元にしているというのが熱いし、何よりマシンのカッコ良さを存分に感じることが出来ます。ワクワクドキドキ、息するのを忘れました。最初はおっとりした男の子という感じでしたが、段々と顔つきがレーサーらしくなっていく様子、クライマックスでは「集中させてくれ、じいさん」なんて。私はマーベリックより楽しめました。細かいことを言えば突っ込みたい所は色々ありますが、それでも非常に楽しい作品でした。こんな世界もあるんだなと思いました。
GTRを運転してみたくなり、庶民でもレンタカーで借りられないかなと調べたところ、1時間5,000円というのがありました。こりゃ是非体験したい。もちろん安全運転で。主婦ですので、スーパーにGTRで買い出しに行こうかしら。お大根などぶら下げて颯爽と乗り込んで…
保険も含めて一万円くらいかなぁ。乗馬体験と同じくらいですね。
自動車産業は今なかなか厳しいです。各メーカーの販売台数の落ち込みだけ見ても、日本の稼ぎ頭なだけに不安になりますが、車の魅力を存分に伝える力がある作品だと思いました。車に魅せられてしまう人の気持ちが、ほんの少しだけ分かるような気がしました。
ちなみに車大好きな息子は、よほどウットリ見つめていたのでしょう。中学生の時にコンビニにGTRを停めていたお兄さんから声をかけて頂き、車の写真を快く撮らせてもらった経験があります。帰宅後嬉しそうに私に写真を見せてくれたことを懐かしく思い出しました。
鑑賞して下さい
飛び抜けて良いかと言われると…う~ん⁉ですが、減点要素が無いです。
鳥肌立つし、泣ける。
格闘技好きな方は…お父様がアーネスホーストにしか見えないでしょう(^_^;)
トップガンマーベリックでの名言「考えるな動け」が流行っているのか?。
ミッションインポッシブルでも「考えるな…」。
グランツーリストでも「考えるな…」が出て来ます!。お楽しみに。
ゲームはクラッシュしても無傷だもんね。
盛りだくさんな内容を、うまくテンポよくまとめ上げてて見やすく仕上がってます。ちょっと強引なとこもありましたが、ほどよく楽しめました。
テレビの延長の日本映画も見習って欲しいもんです。
大画面でレーサー気分
私にとっては「キャノンボール」以来の面白さ。キャスト陣もいいし、観戦気分だけでなく、自分がレースカーを駆っているような疾走感も味わえた。
この運転シュミレーティングゲーム、そのゲーマーをル・マンに出すという発想、それを全面的にバックアップした自動車メーカーの度量、そしてこの映画監督の自動車への愛、全てが並外れている。
映画の中の日産の資金援助も太っ腹だったが、この映画も全部本物で(運転もご本人)再現してるって、どんだけ〜(ブラボー)!
レースもレースゲームもしないけど、面白かった!
これぞエンタメ作品と感じさせてくれる映画。
飽きさせない脚本にゲームとリンクしたレースシーンの迫力は映画のお手本のような組み合わせ。主人公を取り巻く環境、様々な問題が終盤に向かって解決していく話は気持ちがよい。
あまり興味のなかった分野の映画を観ると、楽しみながら知識もつくのでとても良い。観る前より車が好きになった。日産の車が買いたくなった。買うならスカイラインかな。
また新しい、驚きの映像体験。 この映画を観るために車で出かけては、危険❗
映画序盤の主人公ヤン(アーチー・マデクウィ)はゲーマーである。
彼は日々シミュレーション・ゲームの中でレーシングカーを駆って実在するサーキットを疾走していた。
だが、無断借用した父親の車でパトカーとのチェイスを展開したとき、実車でもドライビング・テクニックがあることを自覚したのだった。
シミュレーション・ゲームの画像は当然CGなのだが、ヤンがGTアカデミーに入ってサーキットに出ると、実物のレーシングカーが疾駆する。
本物のレーシングカーの映像にCGを重ねて、ゲーマーの操縦を表現するアイディアと技術が秀逸だ。
また、サーキットを走るレーシングカーを、低い空撮カメラが真正面から逆走して捉えた映像は、スピード感を倍増させて迫力満点。
どこからどこまでが実写でどれがCGなのか、判別できない。
物語は単純なサクセス・ストーリーだ。
ヤンが本物のレーサーになるまでは、家族間の確執を挿みつつも、トントンと進んでいき、波乱はない。
レーサーになってからもしばらくは順風満帆だ。
そして、物語の後半で大波乱が起きるのだが、これを乗り越えるといよいよ「栄光のル・マン」に突入する。
この24時間耐久レースで、映像は緊迫感を増してスリリングに展開し、漫画のような実話の結末にゴールすると父親との確執も氷解する大団円。
シミュレーション・レーサーを本物のレースに出すことを発案したダニー(オーランド・ブルーム)が日産の首脳陣を説伏せて実践に移るまでが実にアッサリと描かれ、彼がゲーマーを本物のレーサーに仕立て上げるために悪戦苦闘する様が展開するのかと思ったら、エンジニア兼コーチのジャック(デヴィッド・ハーバー)にサッサとバトンタッチ。
行き場のなかった元レーサーのジャックがヤンとの師弟関係で再生するのも、ごく軽く描かれ、当のヤンのアカデミーでの苦闘や、事故からの再起も、どれもこれもアッサリ流している。
実際には相当な苦労があってゲーマーからレーサーになったのであろうヤン・マーデンボローという人物が、現に存在するという事実だけでそれは想像できる。だから、この映画ではひたすら新しい映像体験を追求する方に振り切っていて、天晴れだ。
さしたる出番はなかったのに平岳大がエンドロールでキャストの4番目に表示されていたのは驚き。
平が演じる山内一典氏が記者会見でヤンを紹介する時、「私が◯年かかったことを彼は1年でやって退けた」と言う。この意味が解らなかったのだが、この方も実際のレースにドライバーとして出場されていたようだ。
しかし、劇中で何度「日産」の名が連呼されたことか。特にオーランド・ブルームの台詞に頻繁に出てきた印象で、むしろ耳障りに感じたのは私だけだろうか。
まぁ、でも実際にレーサー・ヤンを生み出したのは日産とソニー(PlayStation)の共同プロジェクトなのだから、日本の企業もやる時はやる。
レイトショーに車で出かけて鑑賞した私めは、帰り道でアクセルを踏みすぎないように自制するのが大変だった。危ないアブナイ!
ゲームを知らなくても全く問題無しです❕
レーシングゲームのプレイヤーを実際のレーサーにするという実話に基づいた映画。
ゲーム、レースの知識が無くても楽しめます❕
レースのシーンの映像、エンジン音の迫力が凄いので大画面、大音量で観て欲しいです❕
4Dで観たかったです…❕
王道の強さ
事情の配置が、少年漫画によくある設定だったね。
主人公の父親は弟ばかりを可愛がり、ゲームばかりやる主人公のことを理解できない。そのことに母親は胸を痛めてる。その中で主人公は「それでも俺はゲームをやるんだ」と夢をつかんでくよね。
そして最後は「父が自分を理解しないように見えたのは、父が自分を愛した故だった」と理解して和解すんのね、テンプレ展開。
養成所のコーチはひとクセある人物で「こいつだけは避けたかった」という人選になってるの。それで主人公たちに「お前たちがレーサーになれるわけがない。帰れ」と最初からアジってくの。
でもそれは、厳しさを知る故でもあり、そのことがトラウマにもなっていて、主人公の成長によって、コーチもトラウマを乗り越えるんだよね。テンプレだ。
色々とうまくいって万事順調に進むかと思うと、大きな事故が起きるね。
ここで主人公のお母さんの嗚咽だけが流れるんだけど、泣いた。「私の◯◯が」って泣くんだけど、そりゃ泣くよね。
しかし、主人公は、その困難を乗り越え、レベルが上がった。MPも相当あがったろうね。
ル・マンでは養成所時代のライバルとチームを組む。敵が味方になるジャンプシステムも導入だよ。
そういえば主人公が狙った女の子を落とす恋愛展開もあったな。
これだけテンプレ要素を詰め込んで、実話ベースの話で展開されたら、つまらないはずはない。素材をさばく脚本陣の堅実さを感じたな。
こんな実話があるなんて!!感動と興奮MAX!
本当にホントに本当に実話なんですか??本当に信じられない話し。こんなことがあったなら、もっとニュースになってもいいはずだけど、初耳でした。それくらい信じられない。一体、GTアカデミーに入ってからレースが出来るようなるまで実際はどれくらいで出来たんだろう。、、日産のサポートが得られるようになるまでは、1年と言ってたけど、それも驚くほど早い!まさに奇跡の物語。夢のようなサクセスストーリー。
レースはホントに興奮して感動した!最後のル・マンは特に臨場感が凄かった!また、日本も舞台になっていて、オーランドブルームも東京で撮影したんだなーとちょっと嬉しくなりました!
プレステや日産も出て、日本も舞台だし、作品も面白い。日本でもっと盛り上がってもいい作品なのに、なんで宣伝がこんなに少ないんだろう、、劇場の予告でしか宣伝見なかったなー。作品の外がちょっと残念でしたね
観てよかった!!本当によかった!!!
月1で行ってる映画館で、今回はジョンウィックを観る予定にしていたのですが、映画好きの知り合いがグランツーリスモ激推ししてて、すごく迷って今回はグランツーリスモにしました。
結果、本当にグランツーリスモ観てよかった!!!!
東北方面は公開から1ヶ月でほとんど終了してて、今回行った劇場も私が観た日で最後でした。
観てる間ガッツポーズ何回したことか!
デヴィッド・ハーバーと主人公の絆がどんどん深まっていく様子が本当に観てて感動でしたし、何より実際に車に乗ってるかの様な臨場感が最後でした!
あと、お父さんとのエピソードも最高!!
大号泣でした!!
しかもこれが実話!!
今回運転のスタントはマーデンボローさんご本人がされてるとのことで、そこも胸熱ポイントのひとつです!
これは劇場で観ないと後悔するやつでした!!
本当にグランツーリスモにしてよかった!!!
グランツーニスモ
サクサク進むサクセスストーリー
世界中のレース場が舞台だけど、GT系レースの後にルマン24時間レースをやるって、ルマン関係者に失礼な気もするけど…
日産って昔、社員の反対を受けてルマンから撤退した記憶があるけど…
個人的にカーレースでは、ルマンが一番泥臭くて好きです
地上波でTV放送しなくなって見なくなった
最後に見たのは、ベンツがクルクル宙を舞った二十数年前…
最近の地上波放送のカーレースは、編集しすぎてつまらない
車も運転も好きだけど、ゲームは殆どしません
20年くらい前にグラツーを数回やったぐらい
どうしても、ゲーム特有?の、200キロオーバーで走行してる際の、リアリティの無さが気になってしまう
200キロオーバーなのに、スルスル車が動く映像が我慢ならない…
実際なら、即スピン、大事故である
高予算のシュミレーターなら違うのかも知れない
シュミレーサー?
趣味レーサー?
リアルレーサーもグラツーでイメトレするみたいですね
劇中では、危険な行為だという演出をしっかり入れてるのが好感が持てます
日本人レーサーがいないのが地味にリアル…涙
殆ど喋らない日本人スタッフ達
平岳大は一言しか喋らなかった印象…
ニール・ブロムカンプは日本人が嫌いなのか?
日本好きなイメージがあるけど…
この映画の監督なのが少し意外だった
オーランド・ブルームは役にハマってたけど、老けて少し残念
父親とのやりとりは、ウザいけど必須
レース映像は、個人的にリアシート辺りからの前方映像が好きだけど、ゲームネタなので車のリアビュー映像多め
ショルダーパッド無しのサベルト
服が痛むけど、レーシングスーツなら食い込んで良いのかも
CGなのか実写なのか知らんけど、意外に没入感があって楽しめた
文字通り出来レースだが、テンポ良く上手くまとまっていて後味が良い
実在の人物 (主人公) が登場するEDにほっこり感動
観て良かった
これが実話に基づいた物語であることに、まず驚かざるを得ない一作
レーシングゲームやモータースポーツファンであれば周知の事実だったのかも知れないけど、予告編でゲーマーをプロのレーシングドライバーに育て上げる計画が実際にあったことを知って、「そんな、それこそゲームの設定みたいなことを本気で考えた人がいたんかいな…」と思ってしまった立場としては、いろいろ物語としての脚色は含んでいるものの、作中の主要な出来事は概ね事実に沿っていることを知って、驚きが隠せないのでした。
ゲーム「グランツーリスモ」のファンはもちろん、モータースポーツファンもきっと満足できるであろう、迫力あるレースシーンが満載、かつこの計画のために集まったエンジニアやドライバー、プロデューサー、そして家族達のドラマも盛り上がりどころをよく押さえていて、「どうせゲームの人気に乗っかったイベント映画だろw」と冷笑していたかつての自分を、時速300キロ超のレーシングカーで跳ね飛ばして欲しいほど「魅せる」映画でした。
レース場面にゲーム画面を模した演出や視覚表現が様々な形で盛り込まれている点に関しては、「これは『グランツーリスモ』から派生した物語なんだ!」という作り手の主張がしっかり見えて、すごく良いと感じたものの、『フォードvsフェラーリ』(2019)くらいの迫力あるレースシーンを集中してみたい、という人とっては少々目障りかも知れないですね。非常に優れた作りの作品ではあるものの、この描写を受け入れるかどうかで、微妙に評価が変わりそう。
優秀なゲーマーをプロのレーシングドライバーに育て上げる「GTアカデミー」計画は、あまりにも奇想天外な発想なので、作中で発案者のダニー・ムーア(オーランド・ブルーム)がどうやって日産やソニーを説得するのかと思ってたら、意外にすんなり承認されたところは笑いました。あんな狂気じみたプレゼンで、よく承認したな…、と。そして実際のアカデミーも、2008年から2016年まで、数多くのプロドライバーを輩出したとのこと。日産すごい。かなり見直しました!
そして本作の主人公である、ヤン・マーデンボローは、現在も現役であることに加えて、本作にも本人のスタントドライバー役で出演しているとのこと。これは応援しないと!
誰も信じてくれない自分を信じる強さ
親もコーチもクルーも、何ならこの構想を立ちあげた日産の人も、誰もできると信じてくれない中で、唯一自分を信じ続ける主人公ヤンの強さに心打たれる。成長していく彼がステップを上がるたびに思わずガッツポーズをしてしまった。
当初の親の態度は子を思ってのことだがひどくて、でも現実はこんな風にならざるを得ないのかもしれないと思わせる。
また、指導者であるジャックとヤンが少しずつ信頼関係を築いていく様子も素晴らしい。スポ根物にはありがちな関係だが、ひねくれたデヴィッド・ハーバーの演技が最高。ヤンはめちゃ陰キャのオタクっぽいのが良い。ここで変に爽やかスポーツ系出てきたら感情移入できん!
そして、日産&SONYの日本企業がカッコいい!Japan is so cool!と思わせてくれるの良き。
何よりレースがめっちゃカッコいいし、モーターのアップとか車分からないけどわくわくする。モーター音も盛り上がり、本当に手に汗握ります!IMAX&Dolbyで見れば良かった~!少なくとも絶対映画館で見てください。これ配信で見たら良さ半減どころじゃない。
良かったし勇気を貰えるけど主人公は元から恵まれた環境にいた人
『フォードVSフェラーリ』にとても感動して大好きだったので、本作にも期待して観てみました。
映像はきれいで、演技も良かったので、鑑賞中は引き込まれました。しかし、fvfの方が段違いに名作でした。
1. 苦労していない若者が主人公なので共感しにくい
2. ゲーム感のある映像なのでレースの厳しさが伝わりにくい
3. メカニックの人たちとの関わりが薄い
5. ゲームをして来て身体を鍛えて来なかった人が感じる苦労が伝わりにくい
6. 演出が軽薄で切り替わりが速かったり重要なシーンが抜けていたりして感動しにくい
主人公とその彼女に好感を抱きにくかったです。役者のせいではなく、脚本の人物造形が浅い気がしました。ただ、企画長のムーアやチーフエンジニアのジャックや主人公の父親は、些細な仕草や表情からも人物の奥深さが感じられる演技をしていたので、やはり役者としての技量にもよるのだと思います。
本作は、主人公の環境が恵まれているので、サクセスストーリーとしては実は貧しい者が成功する話ではなくエリートが超エリートになるという話です。
つまり、荷を引く馬がサラブレッドと競走する話ではなく、サラブレッドが競走馬になる話だということです。
主人公の父は息子に「好きなことを仕事にしろ」と言ってくれる、多くの子どもが望んでも得られないような素晴らしい親です。その上、彼は元プロサッカー選手なので、その血を息子たちも受け継ぎ、運動神経や体格に恵まれています。
母は優しくて愛情深い人です。ヒステリックに怒ることなどなく、常に息子を励まし応援します。
この両親は、ゲーム機を買うために非正規で働いている息子の将来を思って、大学に戻っていいよと言ってくれています。それだけの経済力と精神力の高い素晴らしい両親に育てられているのです。これだけでもう世間一般から見れば英才教育を受けたエリートです。
そもそも大学進学に猛反対し、子どもに中卒や高卒で働くことを強要する親も多いし、一度でも大学に失敗したらすぐに非正規でも何でもいいからとにかく働いて稼げ、二度と大学へは行くな、自費でも許さない、夢を追うなどもう遅い!!!!と子どもに言う親もいるのに、あまりにも恵まれ過ぎです。もし失敗しても親に大学に行かせてもらえる道が用意されているのですから。
だから、こき使われている馬車馬が艱難辛苦を経てレースに出る話ではなく、競走馬排出歴のある良質な農場で生まれたサラブレッドの血筋を持つ者がレースに出る話だということなのです。
主人公には元から彼女候補がいて、彼女に会いたくて父の車を無断で使って夜中に出掛けて友人と遊び、その帰りにパトカーから逃走する為に街を危険運転するという悪事も働いてもお咎めなしです。
もっと真面目に生活し勤勉に働き他者のために奉仕している若者に成功して欲しいです。
でも仕方ないのでしょう。
もう今の時代は、自己犠牲などせず親の言うことも聞かず自分の好きなことだけやる人間が旨味を得る世の中になったのでしょう。
主人公の弟は特に嫌な人でした。サッカーはうまいのですが、ウェイターについて職業差別をし、兄がくすぶっている内は兄のことをバカにしています。
これを見ていて、子どもに勤労の尊さや他者への奉仕の大切さは教えず好きなことだけさせる育て方も考えものだと思いました。
どんなにサッカーがうまくても、職業差別をしたり兄を馬鹿にする人間は最低です。
私は本作を楽しみました。プロジェクトを立ち上げる人たちの実行力にも感銘を受けたし、恐れを乗り越えてレースを戦ったレーサーたちは凄いと思います。でも、全て、出発点で経済的に恵まれたエリートの状態から始まっているのです。人生で最も難しいのは、高校や大学に行くお金の工面という苦労です。それに伴う苦労は、親による進学反対と労働強制です。それらの苦労を経験して乗り越えていない人たちが成功しているだけなのです。
沢山映画を見て来ましたが、もうこういうエリートが成功する話にはお腹一杯です。最初の時点で恵まれている自覚が無いし、スポーツ選手が庶民に夢を与えるというのも詭弁だと思います。
私は恵まれずに非正規労働者として勤勉に働いて来た人が成功する姿を見たいです。でもそのような物語は無いので、自分で実現するためにリアルの世界で頑張ろうと思います。もう誰かを応援することはありません。自分のことを応援します。
面白いは面白いんだけれど。もうひとつリアリティーを感じなかったかな。
4DXじゃなくて、通常上映バージョンを観たためかな?あと一歩のところでノリきれなくて。
実話だろうがフィクションだろうが、ヲタクゲーマーがプロレーサーとして活躍するようになるというプロットに惹かれて観に行きました。
ゲーマーがあっさりとリアルレースに馴染んでいく過程が淡泊に思えて。
なので、爽快感にはやや欠けたかなぁ。
そこがもっと丁寧に描かれていればよかったのに。
一応、フィジカルを鍛えるトレーニングの描写はあったんですが。
「いやいや、いくら何でも、それは無理でしょw」ってなったのは事実。
実際、あんな感じですんなりとリアルレースに馴染んだのかな?ちょっと信じがたい。
あとね、せっかくなのでフィクション要素も交えて、ゲーマーならではの“驚異の裏技”を駆使する展開とかもあればよかったのに。
実話だけに…
上手く実車とCGを組み合わせてはいるが、ストーリーそのものは実話だけに着色が難しいのは分かりますが、「グランツーリスモ」のオンラインレースの勝者からアカデミーに入って、レースに出場し、プロドライバーとして契約を勝ち取り、途中大きな挫折を味わい最後は…。と、淡々と実話を実写化して見せられている感じは否めない。
個人的にはプロドライバーとして契約したモノの、チームのエンジニアやメカニックからは歓迎されていない状況と、それを結果を出す事で徐々に認められていくなど、もう少しどこかの部分にFocusした方が良かった気がします。
スケジュールが合わずに4DXで観たが、マシンの加速や横Gを再現している感じなだけで、わざわざ追加料金を支払ってまでとは思わなかった。(これは自分のミス)
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