「タランティーノ風+マカロニグラタン風ドラマ展開+むかし風エンドロール+音楽エンニオ・モリコーネ風+ハード・バイオレンス表現」SISU シス 不死身の男 AKF-RHOOさんの映画レビュー(感想・評価)
タランティーノ風+マカロニグラタン風ドラマ展開+むかし風エンドロール+音楽エンニオ・モリコーネ風+ハード・バイオレンス表現
この映画の制作人、出演者、全くの分からないフィンランドの映画ですが、とにかく、ブッ飛んでいる!
主役の老人、スクリーン登場は、ヨボヨボの老人(元 特殊部隊)が荒野で砂金採りから始まる静かなスタート。
そこに、1944年のナチスの残党ともいえる小部隊がフィンランドの街を焼き払い、住人を殺戮、女性を奪い、やりたい放題をしている模様。そんな折、老人の金塊を目にしてからの老人(1人)とナチス小部隊との戦いが始まる。
バイオレンスアクション(肉片が飛ぶ、ナイフや銃弾がモロに人体を貫通するは・・・・)。まるで、タランティーノ+(プラス)監督作品。映画の作りもチャプターに分けられてる(映画:キルビル)の様。流れは60年代〜70年代のマカロニ・ウエスタン。前半は主役が徹底的に痛めつけられ再起不能かとも思わせる→後半大逆転の反攻が始まる。この映画では、何度も危機がおとずれ→その危機打出が見所のひとつ。
老人・・本編ほとんど、話さない(セリフ無いが・・?)
全体通して、マカロニ・ウェスタン➕タランティーノ監督風➕エンドロールの音楽:エンニオ・モリコーネ風に、その頃のエンドロールのキャスト文字と流れ方で終わる。懐かしさも多少味わえる。
✱注意 かなりのバイオレンス・アクション表現(最近のハリウッド映画には無くなってきた昔OKだった表現あり)なので(ハリウッド大作映画のグロは見せない、軽いコメディ要素ではない)、観る人を選ぶと思うし、好みがハッキリ別れると思います。
★Digital音響鑑賞 シネスコサイズ
★重低音 ⭐2
★音圧 ⭐2
★分離度 ⭐3
★サイド(左右、後、活躍度)⭐2.5
★サラウンド ⭐3
エンドロール見てもドルビーなどの表記は無くたんなるDigital音響収録と思われるが、随所にスクリーン側+客席側全部を使った移動音(複数の飛行機が上空を通過などの)がかなりリアルに表現されたり、サラウンドを匠に使ったり、音質的にも力が入っている作りを体験出来る(全編ではありませんが)。
🎞個人的好み度(1~5)・・★2