PS2 大いなる船出のレビュー・感想・評価
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頭の中で整理がつかない~
十世紀インドの王権を巡る戦国絵巻も愈々後半です。前作の「PS1」を観てから1カ月なのであの複雑な人間関係が頭に残っているか不安を抱きながら映画館へ。
う~む、映像は豪華壮麗なのに、物語は足踏みしてしまって人間関係のタネ明かしに終始してしまった様に感じました。アクション・シーンもお馴染みの「早いカット割り」と「スローモーション」の組み合わせで新味が感じられません。そして案の定、お話がこんがらがってしまいました。インドの人々にとっては馴染みのあるお話だから入り込めるのかな。
24-063
インド歴史大作絵巻の続編を鑑賞。
人物名も地名も独特すぎて覚えるのが大変だけれど、前作からの流れで大凡理解できたと思ってる😅
国家を歴史を動かすほどの出来事も、
始まりは私利私欲、恥辱のもつれ。
大袈裟過ぎて馬鹿馬鹿しく見えても真実は小説よりも奇なり。
面白かったです😁
眼福レベルに満足です
『国王がつく嘘が政治というもの』
妙に納得してしまったナンディニ姐さんのセリフ💜
曲が良過ぎて頭の中でぐ〜るぐる🌀🌀🌀エンドロールの曲の移り変わり方がお見事でした❤ ❤ ❤
えっ?
てか、Spotifyのサントラであの『ら〜じゃら〜じゃら〜じゃどぅ〜』みたいな歌無いやん😭😭😭なぜに?
なんとなく「大河ドラマ」の序章を見せられた気分、ラストの字幕を「PS3」で映画化して欲しい
2024.6.19 字幕 アップリンク京都
2022年のインド映画(165分、G)
『PS1 黄金の河』の続編
原作はインドの古典『Ponniyin Selvan』
監督&脚本はマニ・ラトラム
物語は、前作にてチョーラ王国の皇太子アーディタ(ヴィクラム、若年期:サントーシュ・シューリラム)の弟アルンモリ(ジャラム・ラビ、少年期:サントーシュ)とアーディタの配下デーヴァン(カールティ)が乗った船が沈没した後を描いていく
冒頭は、アーディタとナンディニ(アイシュワリヤー・ラーイ、若年期:サラ・アルジュン)の若き頃を描き、彼らがチョーラ王朝によって引き裂かれてしまった経緯が描かれていく
ナンディニが出自不明の孤児だったために王朝を追われることになり、彼女はその後、チョーラ王朝の敵国パールディヤに潜んでいた
ナンディニはアーディタに父代わりのパーンデイヤ(ナサール)を殺されたことを恨んでいて、その復讐の機会を窺っていた
彼女は、チョーラ王朝の財務大臣パルヴェート(サラトクマール)に見初められて結婚し、王朝内部に入ることになった、という流れがサラっと描かれていく
その後、アーディタは単独で岸に上がり、アルンモリは彼を慕うプーングラリ(アシュワリア・ラクシュミ)に助けられる様子を描いていく
アルンモリは仏教寺院にて保護されていたが、その噂は風に乗り、チョーラを転覆させようと考えるパーンデイヤの残党、王朝内の不穏分子などが暗躍していく、という流れを汲んでいた
後編はアーディタの悲恋とその落とし前が前半になっていて、後半はアーディタの死を巡って、チョーラ王朝内部の内戦状態になっていく状況を描いていく
アーディタの死をアルンモリの仕業と断罪し、アーディタの配下に内戦を起こさせる流れになっているのだが、かなりややこしい感じになっていて、人物相関図を完全に把握していないと後半の動きはほとんどわからない
パンフレットには相関図がある(1と2共通)ので、それを頭に入れるしかないのだが、人物が多すぎてハードルが高い
そもそも人物の名前がめっちゃ長くて覚えにくいのが難点で、だいたいひげ面なので見分けるのも至難の業だと言える
特に内戦になると、どっちもが同じ格好をしているので、さらにややこしくなって、戦いの中で誰が死んだのかもよくわからない感じになっている
戦いは王位をめざしていたマドゥランダカ(ラフマーン)がアルンモリ側に就いたことで勝負ありで、その後の戦いは余興に近い
戦果を挙げたアルンモリが次の王として戴冠することになったが、それをマドゥランダカに譲るという展開になっている
だが、映画のあとに語られるのは「マドゥランダカ後にアルンモリが王位に就いて、そこから王朝は飛躍した」みたいな文言があるので、ぶっちゃけ「大河ドラマで延々とやった方が良い話」のように思えた
「ポンニ川の息子」がタイトルの意味なのだが、そう呼ばれたのは実はアルンモリでした、というのを終わってから暴露するのは無茶だったように思えた
いずれにせよ、前編を観た人は観ざるを得ない内容だが、次の章で「アルンモリが戴冠するところ」まで描くのが筋だったように思う
シークエンスごとに主人公がコロコロ変わる印象があり、後半ではデーヴァンの活躍はほとんどないように見える(実際には内戦で大活躍している)のは微妙だと思った
せめて、内戦の功績によって昇進し、国防大臣(あるいは将軍)ぐらいの地位になっても良かったと思う
おそらくはアーディタの妹クンダヴァイ(トリーシャ・クリシュナーン)とは相思相愛なので、この恋愛譚をきちんとゴールさせて欲しかったなあ、というのが正直な感想である
前編観たのにわかりづらい
前編を観たときもそう感じたのだが、登場人物の相関関係がわかりづらい。前編を観ているからまだマシだけど。それでも。あの人の父親が実は!なんて明かされても、それ誰だっけ?ってなってしまう。
基本は王位継承の争い。でも、王位継承する予定の本人たちよりも周りが担ぎ上げている感じ。王位継承戦なんてそんなものかもしれないけど、なんか盛り上がりに欠ける。実際、王位継承の話としての終わり方はちょっと肩透かしだったし。
それでも、面白いシーンは随所にあって、アルンモリ王子と象が絡むシーンは個人的にはクライマックスだった。彼の偉大さを伝える物語だからそうなるよな。最後に残っている結構大規模な戦闘シーンもテンションが上がった。インドの合戦ってこんな感じなのかと興味深い。馬や象につけてるマスクはカッコよかった。
それなりに面白いし、壮大な物語を楽しんだと言える。でも、わかりづらさと盛り上がりに欠けるところで評価はそこまで高くできなかった。あの人どうなったの?って放り出される部分もあったし。たぶん壮大すぎる物語だから、6時間とはいえ映画の尺に収めるのは無理があったのだろう。
王のなかの王はかくして生まれた…
前編の集約が手短によく纏まって分かりよく、
スムーズに後編に入った。
前編の込み入った人間関係が更に複雑になるとともに、
もつれた糸がほつれてくる。
そしてそれら人物像が鮮明になりつつ、
またまた思いもよらない展開へと流れて行く。
あの聾唖の老女はだれ?
長男の皇太子はどうする?
次男の王子は生きているのか?
美女のナンディニは何を考えている?
密使のデーヴァンは何をどうする?
全ての予想が覆される。ウソ!
予想が当たるのは次男の王子だが…
それさえもウソ〜
見事な原作だ。
でも、映画にしたら尺が足りない⁉️
それ故に、
本編では歌と踊りも少なく、
壮大な戦闘シーンも少なかった。
そのために、➖0.1と言うことです。
因みに、前編は2回観ました。
( ^ω^ )
PS2 大いなる船出
劇場公開日:2024年6月14日 165分
1950年代にインドでベストセラーとなった歴史小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」を原作に、
10世紀のインド南部タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷に渦巻く愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの行方を壮大なスケールで描く大河ドラマ2部作の後編。
敵襲を受けて荒波に沈んだアルンモリ王子の訃報が王国全土に広まり、人々は悲しみに包まれた。
しかしアルンモリは、これまで幾度も彼の窮地を救ってきた謎の老婆に助けられ、一命を取り留めていた。
アルンモリのもとに集った長兄アーディタや長女クンダヴァイら王族たちは、密使デーヴァンから王朝転覆の黒幕と計画の全貌について知らされる。
計画を裏で操るナンディニへの愛憎を抱えるアーディタは誘いに乗って彼女のもとへ向かい、アルンモリには刺客が差し向けられる。
前編に続いて「ロボット」のアイシュワリヤー・ラーイがナンディニ、
「マッスル 踊る稲妻」のビクラムがアーディタ、
「囚人ディリ」のカールティがデーヴァンを演じ、
「ボンベイ」のマニ・ラトナムが監督を務めた。
PS2 大いなる船出
劇場公開日:2024年6月14日 165分
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