四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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惜しい。この内容ではVODでいいかな。
FM802のDJさんのお話と、原作者とのインタビューを聴き、ちょっと気になったので見にいきました。
一言で言うと「全体的に説明不足、そして惜しい」でした。
「愛」はとても難しいものだと思うし、そもそも弥生の言っている「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」の理論と答えもよくわからない。
春は自分の気持ちに落とし前をつけてすごい良かったと思うけど、俊が大ラスで弥生を迎えに言って「・・・帰ろう」だけじゃ、絶対に弥生は帰って来ないと思う。笑
「愛を終わらせない方法がわかったんだ!今までごめんね!これからは・・・」みたいに、普段感情が表に出づらい俊が必死になって言葉で伝えて本気度が見えないと(そこで答えを観る人に伝えないと)誰にも核心が理解されないと思いました。
心も動かなかった。そこが惜しいポイントです。
だれもちゃんと言わないから、ずっとぼんやりと映画が進んでいき、ラストを観ても「うーん」って感じでエンディングを迎えました。
やはりもうひと押し欲しいところ。
これは佐藤健が悪いと言うより、演技指導が良くないと思います。
朝日のシーンで時間に限りがある、服も汚してばかりもいられない、佐藤健の演技に任せた、くらいの感覚だと感じました。
とはいえ、愛する気持ちを伝えるのを怠らないことは大切だと思うし、それは弥生が手紙で言っているのでそれは分かりました。
でももっとガッツリ伝えて、「もっと妻に伝えないといけないよな・・・」って見た人がみんな思うくらいにしてほしかったと思います。
彼女は…
婚約者の弥生との結婚式が迫る中で、元恋人の春からの手紙が届いた事で心揺れる主人公の俊が弥生が突如いなくなった事を機に再び春と過ごした思い出を振り返りながら弥生を探していくといった感じのストーリーでした。
医学生役の佐藤健は無理ありません?
ほうれい線がめちゃくちゃ気になりました(笑)
あんな医学生はいるんでしょうか(;´∀`)
似たような役者さんで代役たてるのもという印象もあるが、やはり森七菜が最後まで主役だった印象のほうが強くて、惜しいなあと思うのが末期の病を抱えながらも痩せこけている様子が見受けられないのでリアリティに乏しいところです。
ラストは弥生と再会を果たせて良かったですね。
弥生は何故春に会いたいと思ったのか甚だ疑問ですがキャラクターを医者にして、春を患者に見立てて春の事を知りたいから会いに来たという設定ならば、俊に黙って出ていく必要も、愛とは云々の下りは果たして必要だったのかと考えたらそこは疑問しか無いですね。
人生にほんの少し後悔があるのなら、それを拾いにゆこうよ
フィルム、カメラ、写真、光、陰……
何だか街の匂いや景色の温度
そういったものが、少し漂ってくる気がするような美しい映像が多かった。
それぞれの人生で後悔を抱えている三人が、それを補ったり、取り戻そうとしたり、向き合ったりしようとするお話だと思う。
エンドロールで歌声と共に想いを馳せると、じんわりと泣けてきた。
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ペンタックスはイイやつだなぁ
茶化すようにはしても、藤代が思い出に浸るのは邪魔しないで居てくれる。
鑑賞前に少しレビューを見て、藤代が淡々とし過ぎているという指摘もあったけど
彼は十分(こういう言い方が適切かは分からないけど)困惑しているし、傷付いていると思う。
切れた部屋の電球を替えられない程には
弥生がなぜ幸せに罪悪感を覚えるのか?
彼女も家庭環境が複雑なのかな、と思った。
終盤で藤代に抱きすくめられた時の叱られる前の様な、許しを乞うような表情が印象的やった。
幼い頃に厳しく躾けられたのか、シングルの家庭で我慢することを余儀なくされたのかな、と妄想した。
佐藤健がイケメン過ぎ
マリッジブルーの彼女が死期間近の相手の元カノの所へ行き『ドーヨ?』って言ってすったもんだしたら彼がやってきて抱き合って終わる話。。。
佐藤健の自分の事がわかってない感も、森七菜の出せてない大人っぽさも(大学生ですら…)話とズレてて、長澤まさみのオーラのみが存在するような映画でした。
話の冒頭の行動やシチュエーションが終盤に伏線回収のように進むんだけどどうにも分かりにくい。そして話の振り幅が大きい。
佐藤健を見に来た人は満足だと思う。森七菜を見に来た人も可愛かったと思える。ただ長澤まさみの演技・映画を見に来た人は『長澤まさみが勿体ない』っと思うんじゃないかなぁ。
中々面白かったですよ。
佐藤健はおそれている
・今カノ・元カノという二人のサイコパスに苦しめられる精神科医
・元カノは元カレの結婚直前のタイミングで「二人で行くはずだった海外旅行の写真」を送りつけ、「あなたが好きだったころの私が好き」と未練たらたらで「私もうすぐ死にます」という予告までする
・元カノの親も部屋中に娘の写真を張り、娘を束縛するサイコパス
・元カノからの手紙を見て失踪する今カノ
・今カノの失踪で精神を病んだ精神科医は同僚医師や行きつけのバーのマスター、今カノの妹など関係者全員から「お前が悪い!」と責められる妄想に苦しめられる
・元カノの死を知らされた精神科医は元カノが息を引き取ったホスピスに行き、彼女の形見であるフィルムカメラを受け取る
・フィルムカメラの写真を現像してみると、そこには失踪したはずの今カノが満面の笑みで撮影されている!!!!!
・なんと今カノの失踪先は元カノの入院しているホスピスで、今カノは元カノの生殺与奪の権を握っていて……
いやあ、序盤・中盤の演出のトーンを変えて、ラストの展開をもう少し工夫すれば、最近のJホラーの停滞気味な雰囲気を払しょくさせるような日本ホラー史に残る名作の完成でしたよ。
和製アリ・アスターの誕生、というか、アリ・アスターがコッソリ来日して撮影してるんじゃないかと思ったくらいです。
P.S.河合優実のシーンで気になるセリフがいくつもあったのですが、その伏線ぽいものが回収されていなかった気がします。やはりホラー的な話なんですかね?
サイコパス
ツッコミどころはいっぱいあるけど、まあいいや・・・まあいいや・・・と流して観てたらどーしても流せない今彼女のホスピタル潜入というありえない気持ち悪い気持ち悪い行動。
これを許容して普通に観れるって感覚が本当に理解できません。
大人の愛だのなんだの言ってお勧めしちゃってる人もいてるので自分はハッキリこれは観ないで!時間の無駄!と言っておきます。
良い音楽も綺麗な映像も全部白々しく感じました。
この映画のジャンルはホラーです。ホラーがみたいならお勧めします。
愛を終わらせない方法とは
なかなか共感できる部分がなかった。
長澤まさみと佐藤健が好きで観に行ったけど
どちらかというと
森七菜の魅力が大全開って感じ。
佐藤健もぴかぴかの森七菜の隣に並ぶとやっぱりおじさんに感じる…。笑
もうちょっと年齢が近いキャスティングをお願いしたかったところ。
「愛を終わらせない方法」というテーマなのかな?
ある程度歳とってくると「現実そんな甘くない」と言いたくなる。ただ、カップルから夫婦になって、やがて家族になるに連れて、愛情表現こそ少なくはなるけど、愛がなくなるわけではないのでは。
冒頭で長澤まさみが「結婚2年目から愛ではなく情になるらしい。」といった類の発言をするけど“愛情”という言葉の通り、情だって立派な愛なのでは?と思った。
長澤まさみがいい大人なのに割と不安定というか、悪く言えばメンヘラ、良く言えば繊細すぎて感情移入できなかった。
森七菜のくだりはいるのかな?佐藤健がその経験を糧にして成長した部分ってあった?繋がりがあんまり感じられなかった。
原作読んだ方がいいのだろうか。
監督はあいみょんとか米津玄師のMVを撮った映像監督初の長編映画らしい。そのおかげか映像は綺麗。海外に行ってみたくなる。
何より藤井風の主題歌が最高。
3人の思い
3人とも相手を愛しているのに、タイミングや怖さで踏み込めないまま、何かのキッカケで離れてしまう。お互いに状況や感情があるからある意味仕方ない面もありますよね。ただ、最後に1人の行動と思いが、残る2人を結びつける事になったのは、3人にとって良かったのでは。
俳優陣の演技が光ります
公開初日、舞台挨拶の全国同時中継付きで鑑賞して来ました。この形の舞台挨拶は初めての体験。すごく良いと思います!地元の映画館はほぼ満員でしたよ。このタイプの舞台挨拶が普通に行われるようになることを切に希望します!
作品については、主人公の藤代俊(佐藤健さん)、その婚約者の坂本弥生(長澤まさみさん)、藤代の学生時代の恋人の伊予田春(森七菜さん)等々、どの役も演じる俳優さんたちの演技がみずみずしく、とても光るものがありました。
ストーリーについては、自分が女性でどうしても女性目線で見てしまうからなのか(とはいえ、自分が全ての女性を代表できる訳もないのですが)、一瞬、弥生の行動も春の行動も「自分ならそこまでの行動は取れないかな、、」と感じてしまいました(特に弥生については)。
でも、そこに引っかからずにストーリーの進行に心を委ねて鑑賞したら、3人の気持ちの流れを理解出来る気がしました。
なんとなく、、ではありますが、藤代と2人の女性、特に藤代と弥生の心の結びつきやその深さが、どちらかというとサラッと描かれている感じがして、それに比べて弥生や春の取る行動がすごく深刻で重大なので、自分には「一体どんな関係性だと、そこまで行動するのかな、、」と少し突飛に感じられてしまったのかな、と思いました(でも、その衝動的で突飛にさえ思える行動は、若さゆえと言えるかもしれませんが。このあたり、今20代の人たちに感想を訊いてみたいかな)
弥生の行動が突飛だと感じないためには、藤代と弥生が患者と医師の関係から離れて、ぐっと心が近づいていく過程が、もう少し濃く描かれても良かったかな(観る側としては、もっと濃い感じで2人の魂の結びつきを観たかったかな)、と思いました。2人は最後、お互いをかけがえのない存在だと気付くわけですし。
女性2人に深く共感し切れなかったからなのか、何故か私の心は藤代くんに共鳴?同情?してしまいました(これって変でしょうか、、、?でも、今カノと、恋の初めの頃のような刺激はないけれど穏やかに未来を築いて行こうとしていたのに、彼女は出奔してしまうし、決定的に破局した元カノからは急に手紙が次々と送られて来るし、周りの人達からは「弥生の気持ちが全然分かってない!何で結婚しようと思ったのか分からない」と追い詰められるし、、。私も藤代くんみたいに動揺しそう。
ストーリーについてはそんな感じでしたが、俳優さん達の演技は皆さん素晴らしく、長澤さんが最後に海辺で泣くシーンは、苦しい気持ちから自らを解き放って前進しようとする力強さに満ちていたし、森さんは、難しい家庭環境の中で生き方を模索する、感受性の豊かな10代〜20代の女性を演じていて、素晴らしいと思いました。佐藤さんも、普段は穏やかな医者でありながら、自分を突き動かす情熱を確かめようとする藤代の役を熱演していたと思います。
また、ペンタックス(中島 歩さん)は、「こういうノリの(寝坊してばかりの笑)学生っている!いかにも写真部長!」と感じましたし、10年後の大学職員?研究者?の姿もすごくなじんでいました。ともさかさんは優しく話を聴いてくれるお姉さん的なお医者さん役がピッタリで、タスク(仲野太賀さん)も、時にイライラしながらも藤代を見守り、内省を促す重要な役割を果たしていました。弥生の妹(河合優実さん)は、弥生とはタイプが全然違うけれども、一番の理解者なのだと伝わりました。そして、ワンシーンだけの出演でしたがすごい存在感だったのは、春の父親(竹野内豊さん)で、その心の闇の深さを感じました。藤代と春が海外旅行に行かせて欲しいと父親に頼み込むシーンで、父親は下を向いたり身体を揺らしたりしながら2人と会話をしているんですが、その姿が、出口のない暗く沈んだ世界を、うつろな思考がさまっているような感じで、、、うすら寒く感じ、一瞬自分の体温が下がりました笑。
藤代は、この出口のない世界から春を救い出してあげたかったんでしょうね。藤代が父親と会話しながら「これは、思ったより根が深くて春を救い出すのは無理かもしれない」とひるんだ瞬間もよく描かれていたように思います。
そういえば、関係ない話ですが、春が亡くなった後、ペンタックスから藤代にかかってきた電話の声、春の父親だと思ってしまいました。父親から電話が掛かってくるかも、と想定していたからそう聞こえた?それとも俳優さん2人の声質が似てる?
この作品のテーマでもある、「それでも人は恋をする」について舞台挨拶では、「最近は、恋愛に対して消極的になりがちな時代では?」ということが話題になっていましたが、、、どうなのでしょうか。最近、個人的にYOASOBI の「ラブレター」にハマって繰り返し聴いてるんですが(いきなり話が飛んで、失礼します)、この歌自体は「音楽」に対する愛をラブレターにしたものなんですが、あれだけの熱量の愛を、やはり今の20代の人たちは好きな人に対してもまっすぐ向けているのではないかな - たとえ心の中に秘めているのであっても - と感じました。これも20代から30代にかけての方たちに是非尋ねてみたい!)
結果的にこの映画は、映画に触発されて、自分の「人を好きになる気持ち」が、みずみずしく生き返った気がしたし、「人はまっすぐ愛したいな!」と感じさせられた、、そんな映画でした!(制作者が意図した効果かどうかはわかりませんが、飲んだら不思議な効果があった薬みたいな感じ笑)
最後に。
春になれば、、のタイトルに相応しく、映画の中に満開の桜の木が出てきてすごく嬉しかったです。映画の中でも美しい桜を見られて感動できる、、日本人に生まれて良かった!笑 自分も、しばらくぶりに大好きな場所にお花見に行こうと思います。特に朝の桜は空気も澄んでキレイで素晴らしい。どうか今年の桜が雨や風に打たれてしまいませんように、、、桜、LOVE!
満ちてゆく
予告とかポスターとかから申し訳ないんですが、なんかきな臭いな〜と思いながら観るかどうかを悩んでいたんですが、困ったことに今週公開の新作が少なすぎるので時間帯とかもちょうど良かったのでものは試しで鑑賞。
春休みシーズンだからか昼の興行でもしっかり入っていました。
虚無と言わざるを得ないレベルの薄さでした。愛するとはなんぞや的なテーマだと思うんですが、性格の差異や距離感とかはもちろんあると思うんですが、いくらなんでも融通が効かない登場人物が多すぎないか?と疑問に思うばかりでした。
主題から話を逸らしまくってたのも印象が悪く、遠回し遠回しにして話を進めなかったのはなんでなんだろうと上映中ずっと首を傾げていました。
まず主人公の現彼女の弥生と元カノの春が相当に面倒くさいです。
そういう人がいるんだなーとは思いますが、幸せになるのが嫌だとかうんだかんだ、愛を終わらせないためにはうんだかんだ、そういう悩みがあるのはまだしも、それが原因で仕事を放り投げて失踪して元カノの元へ向かうという情緒乱れまくりの行動には呆れっぱなしでした。
そもそも一回違う人との結婚前に逃げ出してる前科持ちなのに、また逃亡して被害者ヅラなんかしちゃって、多分この先の人生でも似たようなことをして信頼とか失っていくんだろうなーと他人事ですが思ってしまいました。
春は俗にいう病み系ストーカーで、どうやって元彼の住所を見つけ出したのかってのも引っかかりましたし、そこに写真と手紙を送りまくってるところに恐怖を覚えましたし、こやつも逃げ出しの前科持ちだし、海外を飛び回って最後の最後にぶっ倒れて助けてもらうというはっきりいうと迷惑だなぁと思ってしまいました。こういう展開で病気になるのもまぁありがちですが、最後はあっさり逝ったのもあって、なんか生死の扱い方のバランスが悪いなと思ってしまいました。
主人公もまぁ難ありで、無神経さと無自覚を持ち合わせており、何に対しても消極的な面があまり受け入れられず、そもそも患者に手を出してエッチしちゃってる時点で…って感じでした。
ゲイの友人への言葉も悪気ないみたいで嫌でしたが、この人は責められすぎだなというのもあって半々くらいの感情が残りました。ただエスカレーター上がったところで泣き出したのは邪魔だ!と思ってイラッとしました。現実でもエスカレーターの前で立ち止まる輩が嫌いなので笑
要所要所に出てくる関連人物も、出てきただけな印象が強く、春の父親なんかまさにそれで、娘を旅に行かせたくないのかなんだかうやむやなままで、そのフレーズを言わせたいんだな→はいこのポジションってのばかりで印象に残らなかったです。
ラストシーンもベッタベタの再会で、こんなん絶対また同じようなこと繰り返すじゃん…と苦笑いしっぱなしでした。
サトケンと長澤さんという邦画のトップランナーを走る2人の半裸シーンとか刺激強すぎるだろと思っていましたが、どうにも差し込まれるシーンが突然だったり、やたら多く差し込まれるので、もうノイズになってしまっていました。
役者陣は全体的に良かったと思います。
サトケンと長澤さんは安定安心で、森七菜さんは立ち振る舞いがとても素敵でした。
ビッグラブな中島歩さんがこれまたチャーミングな役で出ていて、大学生は無理あるだろうと思って苦笑いして観ていましたが、やはりこの方の独特な愛嬌はたまらないです。
河合由実さんも出番は少ないながら、鋭い目つきのインパクトは凄かったです。
山田監督が普段MVを撮られているということもあって、制作チーム含めた映像の美麗さは素晴らしかったと思います。
ウユニ塩湖をはじめ海外の透き通った景色に圧倒され、日本でも朝日だったり海だったりがこれでもかってくらい映っていて息を呑みましたし、東京の街並みも普段観る作品とは違う映像を楽しむことができました。
カメラワークも結構動き回るんですが、全体的に観やすくて目を回すことも無かったですし、撮影が上手なチームなんだなぁと思いました。
藤井風さんの主題歌は素晴らしく、映画よりも濃い歌詞なんじゃないかくらい頭に残る歌でした。
エンドロールに入るタイミングで曲が流れてタイトルドーンの流れは原作の川村元気さんがプロデューサーだった「君の名は。」と一緒やったなぁとフフッとなってしまいました。
こういう邦画が今年も出てしまったなーという残念感がありました。珍しくもっと長ければ面白くなったのではと思える作品でした。
鑑賞日 3/26
鑑賞時間 12:40〜14:40
座席 F-27
共感できる部分もあったがよくわからない部分もあった
映画の序盤の、「いつかこの気持ちがなくなってしまったらどうしよう」という長澤まさみのセリフにとても共感した。自分も誰かと付き合った後いつもこの気持ちを味わってしまう苦味が私だけじゃないと思えて少し心が軽くなった。
しかし、佐藤健が森七菜の持っていたフィルムカメラを受け取ったあと写真を現像しているときに、長澤まさみの写真が出てきた時「え?」となった。ちょっと怖かったし意味がわからなかったかな、、
自分的には主人公に共感・感情移入ができなかったところがちょっと残念だったなと感じました
でも登場人物が所々、恋愛をする時のコツのようなセリフを言っていたのを聞いてこれからまた自分が恋愛をするときに心得ておきたいなと思う部分も多かったので評価は半々です
長澤まさみ、森七菜さんの演技は素晴らしい!!
長澤まさみ、森七菜さんの演技は素晴らしいです!!佐藤 健さんは演技派な俳優さんなのにこの役柄だと、本来の佐藤 健さんの良さが発揮されてないように思われます。
肝心なストーリーは、ご都合主義みたいな所があり、あまり入り込めませんでした。
今彼女が元彼女の所に理由はどうであれ、実際にあんな形で現れたら怖いです。。。最終的に三角関係。。。もつれ??? 弥生の生いたちがわからない。。。春の頑ななお父さんはどうなったの?。。。藤代にしてみたら最終的に納得したカタチにはなってるけど、弥生は最終的に、本当に納得出来てるの???最後も疑問符?でした。
川村元気さんの原作、脚本の作品は期待してたのにイマイチでした。。。期待しすぎてたのかも(^^;
恋愛なんかするもんじゃねえなと思わせてくれる作品
ノイズが多すぎて集中できなかった。
大筋としては、幸福恐怖症のメンヘラ長澤まさみとお互い未練しかない佐藤健と森七菜がいて、自分の死期を悟った森七菜が元カレに強めのエゴをぶつけた結果、破れ鍋に綴じ蓋。メンヘラとメンヘラ。
以下、とりあえず気になったノイズ。
・7年恋愛できなくなった原因の元カノから結婚直前の彼氏に手紙が届くのかなり嫌すぎ(てか住所変わってなかったんか?
・二人で行こうとしてた海外旅行を空港でドタキャンマジ?大学生で海外旅行分の金をドブに…?
・駅のエスカレーター登り終わった直後の所で泣き崩れるのやめろ
・獣医師が緩和ケア←正気?
・「あなたを探してきましたよ」←怖
・「なんとなくわかってましたよ」←怖すぎ
・便利屋として使われるペンタックス
・深夜に静岡まで運転して放置されるペンタックス
・時代の入れ替わりが激しすぎて本筋が掴みにくい
・佐藤健(35)と森七菜(22)の一歳差設定
個人的な感想としてはマジで私が一番嫌いな、主要人物以外の感情が無視され機構と化している系の話ですごく苦手でした。
仲野太賀と中島歩の役があまりに優しすぎる。
ペンタックスは絶対幸せになっていてほしい。絶対にだ…
長澤まさみの写真が出てきた瞬間怖すぎて笑ってしまったし、ある種森七菜の復讐譚(失敗)であったとも思う。恋愛なんかするもんじゃねーなほんと。
画面は華やか
役者さんの演技は良かった
冒頭は棒読みっぽい違和感があって、あれこんな感じの役者さんだったけ?と思ったけど展開上の演出だったのかなと思っている
ペンタックスさんいい味出してた。魅力的なキャラクターでした。
映像も綺麗。さすが山田さんだなと映画を通してずっと感じた。色味や構図の見やすさがいい。
ストーリーは若干分かりづらかった。共感の相手がいなくてなかなか入り込めなかった。尺がもうちょっと長くなっても説明して欲しいところは結構あった気がする。
竹野内豊、ワンシーンの出演なのに流石の存在感。
ロンT1枚なのにかっこよかったなー。
あとフィルムって結構高いし現像も大変だからその一枚の価値みたいなのがあると良かったんじゃないかな、、パシャパシャ撮りすぎだと思ったのは私だけかも。
この人と一緒にいるときの自分が好き
自分自身を愛して生きていけるようになるには? がテーマかな。「この人と一緒にいるときの自分が好き」って、確かにうまく行く恋愛の鍵な気もする。
ウユニ湖やアイスランドの映像は美しかった。全体にちょっと冗長な感。
説明しない作り方なのはわかるけど(長澤まさみの過去とか竹野内豊の謎とか)、佐藤健と森七菜が別れたのにちょっと無理がある気がした。旅に行けないからって別れる必要はなかったのでは? あーそれとも、何年もかけて世界を回るみたいな旅のつもりだったから、それをしない=人生を共にしない、てことだったのかな。
長澤まさみと佐藤健は、最初のシーンで、あんまりお似合いなカップルじゃないなあ、と思ったが、そういう風に演じていたんだと後から話の展開でわかった。さすが二人とも役者。
森七菜、『銀河鉄道の父』に続いて、若くして死ぬ健気な女の子。演技の上手さもあって、本当似合いすぎ。次は元気な役をやってほしい。
疲
俳優陣と藤井風のおかげの映画。人によって評価が違う映画だと感じました。この評価は出演した俳優の演技が良かったからです。
好き嫌いの話ではありませんが、何故森七菜なのだろうか。と思いました。素朴さと台詞を読む声が良かったからなのか。私には分かりませんが、彼女がカメラを持つ姿があまりに似合っていなかったし、父親の場面でも竹野内豊が良すぎたからこそ森七菜の演技が勿体ないと感じました。
監督が初ということもありますが、このキャストでこれは勿体ない。
愛を終わらせない方法は手に入らないこと?
森七菜さん演技力凄いだよ 学生時代も今の時代のハルをちゃんと観客の目の前に実現できた。今の長澤まさみと一緒に共演して 若い頃の長澤さんにも負けないと思う。佐藤健も流石だと思い 今まで佐藤さんの映画やドラマ全部鑑賞し終わったことを気付いた。
唯 作品から伝えたい愛の複雑さは苦手なので 前半は全く理解できない状態で進めていた。🧐
最初のカットはハルさん一人でアイスランドの上で走りながら写真を撮るというカットだ。それは昔の心残りなことだと思った。更に 自分が見えないことを撮りたいという理由で写真を撮り続いた。それは自分の希望して実現できない感情を感じたいこと?自分が苦しんでいるから 主人公と付き合わなかったかと思った。
サカモトさんは「愛を終わらせない方法は 手に入らない」と言ったが 自分自身は原作未読なので詳しい説明してくれ無かったと思った。最後の二人が海の前抱きながら泣いていた 前と今の二つ対応から考えると藤代さんはハルさんのような自分の感情を向き合うのができること?
本作の名前も二人の女の主人公の感情の動きかな...やっぱり映画を見る前原作を読んだ方が分かりやすい😭
四月にすでに彼女は
当時読んだハズなのにあらすじを全く覚えてなかったのだが、鑑賞前に再読して理由が分かった。
物語というより感情の揺らぎを捉えた作品だったから。
それは本作も同じだと思うし、だからこそほとんど別物だけど同じ作品なのだと感じる。
ヌシや大島はいないし、ハルの出身も変わってるし、父親が出てきて海外旅行にも行かない。
純は巨乳でないパチ屋店員となり出番は大幅カット、奈々は後輩から先輩のシングルマザーに。
弥生は四月生まれなのに弥生となり、藤代の患者となり、四月のうちに早々に出奔する。
でも、脚本に川村元気も参加しているからか、本質は変えずに分かり易くまとめられていたと思う。
主人公は藤代だが、中心にいるのはハルというのも変わってない。
正直、人物や関係性を描ききれてるとは言えない。
しかし佐藤健が告白のときに呼吸が浅くなってたり、エスカレーター長回しでの表情などで奥行きを与えていた。
森七菜は恋心や悔しさなど、感情の滲ませ方が本当に素晴らしい。
仲野太賀も無神経な藤代への小さな苛立ちや、諦観も孕んだ優しさを絶妙に表現していた。
長澤まさみもともさかりえも良かったが、活発な中島歩が新鮮でした。
原作でも不明だけど、ハルが藤代の住所を知ってたのはペンタックス経由だと自己解釈することにする。
弥生の転職とか、再会した当日に帰宅とか、改変によって終盤が雑になったのは残念。
諸外国の景色が映像として最高だったので、あんな数カットのために飛び回った価値もあると思う。
藤代のことは好きになれないのだが、恐らく同属嫌悪だろう。(見た目も財力も圧倒的に劣るが…)
ロケ地は最高でした
予告編でウユニ塩湖の映像がたびたび出てきたので、この映像を楽しむために本作を観に行って来ました。ウユニ塩湖のほか、プラハの街並みやアイスランドの海辺の風景など、世界名所巡りとして期待通り映像を堪能しました。ただこれらのシーンは伊与田春の回想シーンに限られており、思ったより時間が少なかったのがちょっと残念ではありました。
また撮影地に関して、望外の驚きもありました。佐藤健扮する精神科医の藤代俊が勤務する病院のシーンで、なんと自分が入院したことがある病院が使われていたこと、さらには後半登場する海辺のホスピスが、以前2回宿泊したことがある茨城県北部のホテルだったことに気付き、妙に心躍りました。もう一度入院したくはありませんが、ホテルには再訪したいと感じたところです。
お話の内容の方ですが、結婚を間近に控えた獣医の坂本弥生が忽然と姿を消してしまい、お相手の藤代俊が彼女を探すというものでした。この辺りの話の構造は「市子」と瓜二つなのですが、戸籍のない市子の驚くべき半生を振り返り、殺人まで発生した「市子」のシリアスな展開とは違って、藤代、弥生、春の3人の”愛”に対する思いが綴られた作品で、ある意味安心して観ていられる展開だっとと言って良いと思います。
恋愛の話なので、人それぞれ、色々な形があるのは重々承知の上ですが、映画として描くのであれば、当事者の出会いから付き合うきっかけ、さらには結婚することになった経緯やその間の2人の関係性などが分からないと何とも言えない部分もある類いの話だと思います。本作では藤代と春、そして藤代と弥生の出会いや付き合うまでの経緯はそこそこ詳しく描かれていたものの、特に藤代と弥生が同棲し、結婚するに至るまでの経緯が大幅に省略されていた感がありました。
そこにこそ弥生が姿を消した原因が潜んでいた訳で、最初から全部を種明かししたら話として成り立たなくなってしまうのかも知れませんが、藤代が周囲の人から2人がセックスレスだったんじゃないかと指摘され、どうやらそれが図星だったらしいことなどが明らかになるにつれ、どうも首を傾げざるを得ないことになって行きました。セックスレスで別れるのって、夫婦になってからの話でしょうし、付き合っている時に相性が悪いのであれば、そもそも結婚しなければいいだけの話です。また、同棲なのに2人が別々の部屋で別々に寝るなんて、少なくとも私には理解できないところ。勿論当事者同士の自由であり、考えは人それぞれですが、弥生が触れ合いを望むのに藤代がそれに応えてくれないなら、それこそ結婚の決断をする前に別れるべきでしょう。
結局姿を消した弥生は、春に会うために彼女が入所するホスピスに勤務していた訳ですが、正直著しくリアリティに掛けるし、全く共感も出来ませんでした。心情的には、端的に言ってジェラシーであり、非常にコンプレックスな気持ちなんだろうとは思ったものの、婚約者に何も告げずに姿を消しつつ、獣医の仕事も放り出して婚約者の元カノが入所するホスピスに就職までするなんて、ちょっと考えられません。最終的に2人はよりを戻してエンディングを迎えましたが、実際藤代の本質が変わったとは思えないし、今後予定通り結婚するに至っても、果たして上手くいくのかどうか甚だ疑問に思ったところです。
最後に俳優陣のお話を。個々の演技は良かったと思うものの、現在35歳の佐藤健と、22歳の森七菜が、先輩後輩の関係とは言え同じ時期に大学に通う学生だったというのは、ちょっと無理がある設定かなと思いました。俳優の実年齢をとやかく言うのは野暮なのかも知れませんが、藤代と春が付き合っていた学生時代から10年経過した時代を描いている割に、学生時代と現在のコントラストも感じられず、そのため話に奥行きを感じることも出来ませんでした。
そんな訳で、世界名所巡りとしては満点であり、個人的に縁のある場所が2か所もロケ地として使われていた点も良かったのですが、お話の方は合点が行かない部分が多かったので、本作の評価は★3とします。
弥生は春に自分を重ね、春から何か (愛?) を学ぼうとしたのかも。(うーん、ちょっとムリがあるかなと途中で思った) 。 弥生と同じで愛は分からん
結婚直前、弥生は藤代との愛に疑問を感じる。或いは藤代との関係に漠とした不安を感じる。話し合えばいいのにとは思うが、弥生は姿を消す。きっと弥生は愛されてるのか、愛してるのか自信がな くて不安なのだと思う。もちろん僕にはサッパリ分からない。
春は藤代のかつての恋人で、藤代と行くはずだった外国の地を訪ねて手紙をよこす。春はまだ藤代を愛しているのだろうか?それと弥生はなぜ春のいる施設で働いて春に近付いたのか?
たぶん弥生は、春がまだ藤代を愛してると考えたのだと思う。だからきっと弥生は、春のこの境遇に今の自分を重ね、春から愛とは何か、或いは愛するとは何かを学ぼうとしたのかもしれない。
とここまで書いて来て、僕は弥生の行動が理解できないから弥生の行動の理由を一生懸命考えたが、「うーん、ちょっとムリがあるかな。弥生の行動を肯定しすぎかもしれない」とは思った。だけど、自分が理解できない他人の愛や行動を、「理解できないから有り得ん」と言って切り捨てることが有り得んから一所懸命考えたヨ。
ところで藤代は精神科医ならフロムの 「愛について」 読んだ方がいいぞ。ワシはもちろん読んどらんがオマエは読め。
それと元カノの手紙は今の恋人には見せない方が良いと思った。
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