「細かいことは良い、好きな作品。」四月になれば彼女は フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
細かいことは良い、好きな作品。
劇中の言葉を借りて『何処か病んでる人達』によるお話。決してバカにしているわけではなく、人間なら仕方がないようなことに悩み苦しみ思うようにならない、そんな人間達に共感しました。
派手な展開もなく、明確に何か大きな事が起きたからそうなったわけでもないけど、それはずっとそこにあり、時を経てなるべくしてなった、そのストーリーは見ごたえがありました。誰もが自分の為だけには生きられないよね。それが相手にとって不利益だと分かっていても、それでもどうしようも無い事だってある。
ちなみに、あの姉にして妹がやたらとスレてるのは、一体何があったかわからないけど。
ここ最近の映画で言えば『アナログ』『PERFECT DAYS』のような、いちいち美しい画面が好印象で、時々『何故わざわざ…』と思うシーンもあったけど、そういったモノが好きな方にはおすすめ。
あと長澤まさみさんが好きなので、そこでも楽しめました。
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uzさんのコメント
2024年3月25日
“ずっとそこにあるもの”を見つめてしまったのが弥生。
目を逸らし続けたのが藤代だったのかなぁ、と感じました。
純は原作とも全然性格が違ったので、あの少ない台詞を言いそうなキャラにしたのかな、と。