劇場公開日 2024年3月22日

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「ストゥパー」四月になれば彼女は Movie Angelさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ストゥパー

2024年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

小説は読んでいませんでしたが、強烈なインパクトを期待していた私としては、消化不良と言わざる得ません。
同じ男性を愛した二人の女性(弥生と春)の出会い、春が撮った神秘的な風景の写真などに、心を洗われる思いをした人もいるかも知れませんが、如何にせん、私の心の音叉は無振動状態。
何も感じない絵や写真を見ているのと同じ、茫然自失している別の自分が隣に座っているのに気付き「しらけて」しまいました。
メトロノームがゆっくり「カッチン」「カッチン」と振れているのですが、静かな時の流れを感じる事もなく、無感覚になって、
映像という光が瞳を通過して行くのを許しているだけ。
それが良いのだと言う人も多くいるかも知れませんが、映画に限らずアートにはインスピレーションを求めてしまう私には物足りない作品でした。
           残念!
追伸:ストゥパー(stupor)とは茫然自失、放心状態という意味です。

Movie Angel