「【テンポ良し】日本映画のいいとこが出た。ある一定年代以上には必ずわかる作品。尾道復活して欲しい」高野豆腐店の春 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
【テンポ良し】日本映画のいいとこが出た。ある一定年代以上には必ずわかる作品。尾道復活して欲しい
前後に観た作品
【ブギーマン】【クライムズ・オブ・ザ・フューチャー】
の影響は大きかった。
まさに 掃き溜めに鶴・・そう 僕も人間だから(相田みつを風)
豆腐屋の頑固親父【でも携帯📱は使えない】と 訳あり出戻り娘の淡々とした豆腐作りに
2人の恋愛模様、ドタバタ喜劇的な要素も入れて、とにかくテンポよく笑わせて共鳴させてくれた。
とにかく、オーソドックスに 日本の庶民描写作品
かと言って、何も起きないわけでなく、もう【役設定上】50近くの出戻り娘の再婚に
商店街の、気心知れた連中と親父が奮闘
という結構高齢での結婚が今風だし
主演、藤竜也の言うところの「老いらくの恋 ではなく 魂が寄り添う出会い」
も素晴らしい
現実にはよく観られる、独居老人の家屋相続の醜い欲望
【現実には処分に困るか、相続したくなるレベルで 真っ二つに分かれるだろけど】
心無い、財産目当ての夫婦の暴言に、口だけでなく手も足も❓出る藤竜也 漢だねぇ
しかしこの映画、主役は勿論、藤竜也、ほぼ主役に麻生久美子、助演に中村久美なのだが
もう一方の主役が 豆腐 と 広島県尾道市
尾道は大林宣彦監督で有名で、それ以前も小津安二郎、新藤兼人 監督作品あったとの有料パンフの解説。
風情がある と言うのは申し訳ないが言い過ぎで、フツーの町
ここしばらく静かだったが久々尾道は良かった。普通で。大都会でもなく不便でもなくオシャレ😎や気取った町ではないが素朴な日本のフツーの町。尾道あっぱれ
豆腐屋さんは、個人商店は全て絶滅危惧種の中では健闘してる。
朝も早よから豆腐製造は全国共通だから、夜明け前、新聞配達以外、コンビニ以外は豆腐屋さんだけ動いてるのは恐れ入る。
水とニガリと大豆 に主人公親娘【藤竜也、麻生久美子】が渾身というより淡々と、豆腐作りに専心するのは清々しい。
個人的には 絹ごしでなく木綿 固い豆腐の方が豆本来の・・とは思いますが個人の好みですね❗️
起承転結明白、日本人ある程度年齢なら誰でもわかる
とにかく【テンポ抜群、サクサク】だから、時間の経過が短い。良い作品⭕️
この監督と藤竜也 は 写真家、中華料理、コレと三部作とのこと
高校生が演劇部でお爺さん指導はまぁ愛嬌【半年くらい前の 向田理髪店よりは 描写がクドクなくてセーフ】
お豆腐屋さん。イイですよね。昔ながらの商売で残ってる職業はすごい少ないので、逆に手作りファミリー商い感が素晴らしい👍実際のお豆腐屋さんも温厚な方多い経験則あります。お父さんと娘 最高ですね。
池袋は近くの学校の学生の時、30年前、学生時代最後の2日くらいのところで 上海1920 観ました自分語りすみません🙇
おじゃるさん。返信ご助言ありがとうございました😊確かに地理的に近いので、そこの感覚は地元の方で無いとわからない微妙なところですね。繊細ですねヒロシマナガサキは。
ただ何も知らない他地域からすると、ちと不自然な挿入でした。
私、はだしのゲン も 火垂るの墓 も推奨派 なのですが、チト繊細ですね。ありがとうございました😊
満塁本塁打さん、共感&コメントありがとうございます。
ヒロシマ問題はどうしても扱いが難しいですよね。本作では、辰雄と春とふみえの全員に関わる出来事であり、バックボーンとしての役割は十分にあったと思うのですが、作品全体のテーマではないので、その扱いが中途半端に感じてしまいました。でも、広島を舞台とすると、まったく扱わないのもかえって不自然なのかもしれませんね。