ネクスト・ゴール・ウィンズのレビュー・感想・評価
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こころの薬のような作品です。
ジョジョ・ラビットが大好き。
もっとゲラゲラ笑えるかと思って、マイケル・ファスベンダーはあまりコメディ向いてないなと思ってたら、そうきたか。マイケル・ファスベンダーでよかったんだ。
泣かされた。
会長がトーマスにかけた言葉なんだっけかな。(たくさんあったけどカタカナで読み方ついてたやつ)
パパラギ(和田誠さんが訳した本)もう一度読み返したくなった。
あなたは幸せですか。
負けるなら一緒に負けましょう。
サッカーよりも大切なものを見つけて、サッカーが本当に好きになったんだろうな。
なんにも考えずに頭空っぽにして笑って泣いて、なんか考えさせてくれる映画だった。
80年代後半、LAの若い子が日本人のおじさんに誰かれ構わず、ミスター・ミヤーギってからかってたの思い出した。
とても面白い
今週は必見映画が渋滞していてそんな時は2周目から極端に上映回数が減りそうなものから見なければならない。サモアのサッカー映画など売り要素が弱すぎるのではないだろうか。マイケル・ファスベンダーにそれほど引きがあるとも思えない。そんな理由で真っ先に見ると、ゆるいながらもとても面白い王道のスポーツ映画だ。
トンガと公式戦初勝利を掛けて戦うが、トンガも相当弱いはずだ。オーストラリアは確かに強くて日本も勝ったり負けたりだ。Jリーグが始まってワールドカップに出るが1勝どころか1ゴールもとれなくて本当にサモアのような気持だった記憶がある。予選ではなく本戦なのだけど、ワールドカップではこれから先未来までずっと0ゴールなのではないかと思っていた。なのでゴン中山が予選で初のゴールを決めた時の歓喜が忘れられない。
ドラマとしてはトンガとサモアどっちがよりヘボかという、よりヘボなチームが負けると言う少年野球の試合のような見せ方ではなく、あくまで強い方が勝つという試合シーンが熱い。選手の体形がラグビー選手のようで90分間走り続けるのはつらそうだ。
娘に電話してやれよと思っていたら、すごく悲しい留守電だったことが分かる。あまりに悲しすぎてそれまでの態度がひどかったけど、むしろよく頑張っていたものだ。サモアのようなゆるい環境と感覚で暮らせたら、若いころは刺激が足りないかもしれないが、年寄りには癒しだ。『ベスト・キッド』がやたらと引用されている。監督の趣味かな。
難を言えば、『がんばれベアーズ』もそうなのだけど弱小チームに有力選手が突然現れて強くなる展開は冷める。あのヘボキーパーで大丈夫かよと思っていたら元の名選手が現れる。その彼自身、不名誉な過去を背負っていてそれなりのドラマがあり、いいけど、あのどん臭いキーパーが活躍する姿が見たい。
普通にウェルメイド
タイカ・ワイティティ監督作なのに、普通にウェルメイドな、「がんばれ、ベアーズ」とかからずっと続く最弱チームの奮起もの。
ところどころ、ワイティティらしい悪巫山戯ギャグはあるものの、近年の作品からの期待感からすればむしろおとなしいくらい。ジェンダーの取り扱いは素晴らしいし、ポリネシア系の文化、という意味ではワイティティがやる意味はあるとは思うけど、ちょっと物足りない…
っても事実ベースだとしょうがないのかもしれないけど。
1点取るのがこんなに大変とは
米領サモアのサッカー代表チームは、2001年にワールドカップ予選史上最悪となる0対31でオーストラリアに大敗を喫して以来、1ゴールも決められずにいた。それから10年経ち、次のワールドカップ予選が迫る中、激しい性格のためアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが代表監督に就任し、チームの立て直しを図り、次戦トンガ戦に挑み・・・という、史実に基づく話。
史実に基づく話なので、結果はわかっているが、それまでの過程が面白かった。
1点取るのがこんなに大変とは、と言うのが素直な感想。
サッカーって監督が変わるとチームが変わるなぁ、とつくづく思った。
ジャニヤ役のカイマナが脚の筋肉とか凄いのに妙に色っぽかった。
ワンゴール・ワンチーム
態度が悪く監督を幾度もクビになったトーマスが、W杯予選史上最大の敗戦を喫したサモアのチームの監督を指示され…といった物語。
サッカーは全然観ないのですが、0-31の試合があったとは驚きですね。
内容としては、弱小チームの監督をやらされ翻弄され喧嘩になりそれでも勝利を目指し…といった王道中の王道な展開ですが、終始コミカルな描写が挟まれて良い感じ。
個人的には浜辺で缶拾いする奥さんがツボ。「俺に話してる?」は声出して笑いそうになったw
その他にも笑処は満載だがシンプルながらに勇気づけてくれる作品でもありますね。
過去の敗北がよぎるなら、また同じ舞台で闘わないと!そして何事も始めた頃は楽しかったのに、いつの間にかストレスに…なんてことはありがちですよね。
また、取り巻くサモアの雰囲気も良いですね。美しい自然や嫌味の無い陽気な人々。トンガもそうだがあれは威嚇なのだろうかw?
そして試合前のサモアの儀式(?)はアツい‼
色んなスポーツで見られますが、あの高揚感はたまらんですね!これから闘うという心意気が◎。
笑いも感動も情熱もふんだんに盛り込まれた良作といった感じでとても面白かった。
ありがちな話ですが、面白いです。盛っていますけどね。
弱小チームが苦難の末勝利を得る、というありがちなお話です。
面白いですが話を盛ってます。まあ、そのことは作品中で言ってますが・・
この手の作品は配信でもいいかなと思いましたが、今回劇場に足を運んだのは「ジョジョラビット」の監督作だったから。
レビュー読むと自分と同じような人いらっしゃいますね。
劇中に意外と含蓄のある言葉があってほっこりしました。
ただ、あんなにキレがちな監督には選手はついていかないだろうなあ、と思ったりもします。
どんな時でも相手の幸せを願えることの素晴らしさ
米領サモアのサッカー連盟の会長が、全編を通して語っている「相手の幸せを願う姿勢」に救われる映画。
それに対して、アメリカ本土の連盟内部で、主人公ロンゲンの首を切り、なおかつロンゲンの別居中の妻といい関係になっているクソ男は、対比的に描かれているということだろう。ロンゲンの首を切る理由などとして、とんでもないことを口走る。
「どんなに幼い頃は従順でも、年老いて言うことを聞かなくなった犬は、うちの親父は池に沈めて殺した」
「バカな犬は、射殺した方が幸せだ」
これって、ペットの犬のことと言いながら、彼は人やチームに対し「自分の意に沿わない相手には、僕ちゃんそういう手段を取るけど、悪いこととは思ってないからね」と宣言しているのと同じではないのか。
例え映画の中で、否定されるべきものとして描かれているセリフだとしても、ディズニーも株主になっているサーチライトで、よく許可が出たなとびっくりした。
その他にも山頂でのロンゲンのセリフなど、危うさを感じる所がちょくちょくあって、ちょっと雑音を感じてしまった。
まあ、選手の本気さをちゃんと感じとれて、トランスジェンダーの人の名前呼び問題を、相手の人格を認めてきちんと謝罪できてということで、ロンゲンはセーフ、アメリカの連盟のクソ男も、試合の場面では、米領サモアの活躍に喜んでいるからセーフってことかもしれないが、それでいいのかなぁ…。
(ここからちょっと追記。上記のように鑑賞直後のレビューに書いたのだが、ワイティティ監督のことをよく知らず、ジョジョ・ラビットも未見だったので、お許しを。ジョジョ・ラビットを観たら、個人的な好き嫌いは別にして、ちゃんとその危うさをどう受け取られるか自覚した上で描いているということはよくわかったし、その覚悟を決めていることもよくわかった。ワイティティ監督、なめていてごめんなさい。ただ、自分自身が100%乗り切れるわけじゃないってだけで、こちら側の問題でした)
タイプ的には、ちょっと古いが「クールランニング」みたいな感じの事実をもとにしたコメディ。
事実をもとにって、それが功を奏することもあるけれど、マイナス的な描き方によって、かえって微妙になってしまうこともあるなぁと思った。
(ここも追記。最初と最後、ワイティティ監督自身が登場するのだが、そのメッセージを考えると、マイナスどころか、ワイティティ監督風味の味付けをしたワイティティ映画に仕立て上げていて、お見事というべき所だったことがわかった。お恥ずかしい限り…)
ただ、繰り返しになるが、米領サモアのサッカー連盟のタビタの語りは常に素晴らしく、特にハーフタイムでの発言はジーンときた。それを観るだけでも、この作品を鑑賞する価値があると思う。良かったら、劇場でぜひ。
(という訳で、3.5から4.5にします)
しっかり楽しめて感動できる娯楽映画
観てよかったな。面白かった。『ジョジョラビット』より好きかも。
劇中、もろに『ベストキッド』リスペクトでトレーニングシーンの例のポーズや監督のユニフォームの背中に「MIYAGI」とはいってる軽〜い感じの100分以内で終わる奇跡の実話系の典型的娯楽映画。昔の映画館の二本立てのうちの一本にあればとても魅力を発揮しただろう。
先が見えそうなのでどうかと思ったけど、やっぱりその辺のストーリーテリングには敏感で、この手のドラマツルギーをギャグに使って、端折ってどんどん進めるイマドキの脚本術でした。
そんなたいしたドラマが展開してるわけではないのにトンガに乗り込んで試合がはじまる、あたりはとても良かった。特にハーフタイムで吹っ切れてしまえば答えは見えてるよね、ってとこからの端折り方と未来にまで飛ばしていくあたりがよかった。何気に今の時代にあっている第3の性の選手など、みんな魅力的だった。そしてタイカワイティティという監督にポリネシアな風景と人種のドラマはとてもあっていてよかった。
もっとポリネシア娯楽映画をつくったらいいのではないか、と思った
スポーツを応援するということ
2002 FIFA日韓ワールドカップのオセアニア地区予選でオーストラリアに史上ワーストの0対31で負けたアメリカ領サモアサッカー代表チームに、オランダ出身の監督が着任、実話ベース
国民のみなさんが、ナショナルチームを自然体で温かく応援する様子が尊い、われわれがすっかり失った何かだ
鑑賞動機:ファスベンダーがコメディとな5割、なんだかんだ言って弱者が強者に立ち向かう話好きかも5割
実話ベースとはいえベタな話だなと思って、途中は完全に油断していた。これ狙ってやったんだろうか。それとも私がボーっとしていたんだろうか。思いっきり不意打ちで、かなり狼狽してしまった。
マリネの話好き。
vsコブラ会!?
チーム設立以来公式戦無得点の代表チーム監督となったトーマス・ロンゲンと米領サモアチームの話。
2011年、ワールドカップの予選開始4週間前、度重なるブチギレで失職したロンゲンが米サッカー協会から追われる様にあてがわれたオファーで米領サモアの監督になり巻き起こっていくストーリー。
当初はマジメにサッカーに取り組んでいる様にはみえない選手たちだけど、そもそも遊びの延長的な意味合いでの「ゲーム」という位置づけなのかな?
限られた時間の中で、戦術を仕込み選手をスカウトし、ケンカしブチ切れ和解してをコミカルにみせていく展開が、ありがちだけど面白かったし、コメディとは違う意味でも笑顔になれる作品だった。
明るい気持ちになる
ワンゴールおじさんがワンゴールって言うだけで笑える程度に心のシャッター開けていれば楽しめる。
ほんとにこんなことあったんか?とか笑わせようとしてるな…とか考えちゃうと興醒めしちゃう箇所もあるかも。
コメディ見にきたと思ってゆる~い気持ちで見れば、楽しく感動的に見られると思います。
これが実話に基づいているという点が一番感動的かも。最後の実際の映像と、実物の人たちの説明が嬉しかったです。
重い映画は見たくないけど面白くない映画もやだ、と迷ったときはおすすめです。
奇跡より努力より楽しむ。
2001年ワールドカップ予選で0対31という最悪の結果残した米領サモアサッカーチームの話。
世界最弱サッカーチームの監督を引き受けたトーマス・ロンゲン監督とサッカーチームのメンバー、とりあえず「1ゴール」を目指そうとコメディタッチで描く実話。
ウェルカムなサッカーチーム側とちょっと高飛車な感じと上から目線の監督トーマス、そんな関係性だから、なかなか噛み合わない感じで進んでくんだけど、1人のチームメイト見た目は女だけど実は男のジャイヤ(ジョリー)と呼び名の事で衝突を気に良くなってく関係。
作品事態は普通に笑えて楽しめ進んでくストーリーなんだけど、終盤予選試合の後半戦前のハーフタイム、トーマスの娘の話で一気に雰囲気変えるの反則ですよね、娘のエピソードには涙(笑)
相手を威嚇のチュッチュッと相手のシャーシャーには何か笑えました。
相変わらず出たがりなタイカ・ワイティティ
話の内容的にはよくあるもので、駄目チームとコーチのドタバタ奮闘劇で、取り立てて新しい要素はない。それゆえに肩肘張らず見られる気楽さはある。一応それなりに登場人物(一部)の葛藤も描かれて、2時間でサクッと見る映画としては良いのかなと思います。さすがに後世に名を残すの類の作品ではないかな?
どうせ劇中のどっかで出てくるだろうなと思った監督だけど、まぁ監督で始まり監督で締めるといったのはさすがw
基本的に実話に基づいた映画ということなので、時間のあるときにでも登場人物たちについて調べてみようかと思います。
サモアに行きたくなる
実話がベースときいていたけれど、コメディあって温かなヒューマンであって、楽しめました。
その人が幸せなら って大切。
サッカーを知らなくても、大丈夫。
笑えて、ほっこりとした気分になれました
スポーツ映画としては× だけど。。。
「さあ、今日はスポーツ映画を観て感動するぞ!」と思って観てはいけない作品です。
冒頭から最後までぶれることのないゆる~い雰囲気。
基本的には米領サモアの市井の人々の生活の姿を楽しむ映画です。
マイケル・ファスベンダーの演じるトーマス・ロンゲンのキャラクターには
中盤まではほとんど感情移入できない状態した。
何を考えているのかさっぱり分からず、
その行動や言動のひとつひとつが行き当たりばったりで、
かなりモヤモヤした状態で後半に突入します。
しかし、トーマス・ロンゲンの背負った過去がいきなり分かり涙腺崩壊。
「監督。これはズルいよ。。。」
クライマックスの試合のシーンは、
ドキュメンタリーを下地にしたからこそのあの構成だったんでしょうね。
スポーツ映画を見慣れた人には、好き嫌いが分かれる展開だったと思います。
でも、この構成こそが、いつもおちゃめなタイカ・ワイティティ監督らしさだと納得です。
スポーツ映画としてではなく、人間賛歌として心温まる良作でした。
前だけを向いて
映画館告知でも流れて無くて全然知らなかったのですがフライヤー見て面白そうだったので見に行きました
話はよくある弱小チームの下剋上の内容ですがしっかり楽しめました!
小笑いするとこがちょこちょこあってよかった
サモアのことは何にも知りませんでしたが
陽気な性格だけども仕事とかもちゃんとやるのはいいなと思いました
あとみんな体つきが凄かった…(笑)
会長の優しい感じ良かったな~
小太りの少年は良いアクセントに(笑)
けど最初と最後に出てくる神父はなんだ?😯
無難と言ったら無難な内容でした!
想像する通りのストーリーだと思います
なので多くの人にも楽しめる内容かな!
楽しかった 泣いた
タイカワイティティ監督、自分の作品に出るの好き。いきなり出てきた。
信じられないくらいダメなチーム(国際試合にあやうく出られなくなりそうなほど)が
待望の得点、一勝をあげるまで。
よくある王道のストーリー展開かもしれないけど、とても楽しかった。そして登場人物のそれぞれに感情移入してしまった。コーチが、人生はサッカーだけじゃない、と気付いて新たな一歩を踏み出すのも。そんなの当たり前じゃんと思うけど、一つの世界にどっぷりはまり込んでしまうと、人生いろんな道があるってことも分からなくなってしまうから。
終盤に、一勝あげるところは泣いてしまった。周りにも泣いてる人がいた。幸せな気持ちになりました。
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