「これぞ映画エンターテインメント!タイカ・ワイティティ監督の真骨頂!!」ネクスト・ゴール・ウィンズ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ映画エンターテインメント!タイカ・ワイティティ監督の真骨頂!!
ジョジョ・ラビットを鑑賞して以来、タイカ・ワイティティ監督には注目していましたが、
ようやく監督作品が封切られ、めちゃめちゃ期待して鑑賞しました。
題材は事実をベースにした世界最弱のサモアのサッカーチームが
トーマス・ロンゲン監督を迎え、1ゴールを目指して描かれるヒューマンドラマです。
なんとなくストーリーやオチは想像ができますし、それが期待でもあるのですが、
予想通りでも、それを上回るくらいに心を揺さぶられますし、猛烈に感動できて、
近年、これほどモチベーションが上がった映画は観ていないです。
サモアの人たちの大らかな人柄やお国柄が
私たちにとっては、ちょっと笑えてしまうくらいに癒されるキャラクターなのですが、
物語としては、社会問題やシリアスな内容を織り交ぜながら、
単に笑える映画に終始せず、きちんと魅せる、心を揺さぶる、心にぶっ刺さる内容になっており、
そのバランスがタイカ・ワイティティ監督の真骨頂なのだろうと思いました。
主人公トーマスを通じて、サモアの人々から大切な何かをいろいろと教えてもらった気がします。
ラストは涙するほど素晴らしかったです。
映画って本当に良いなと思いましたし、幸せな気持ちになることができました。
今後もタイカ・ワイティティ監督作には注目していきます。
監督も必ずと言っていいほど出演していますし、ゆかいな神父さんでこれまた微笑ましかったです。
本作は結構地味目な扱いになっているように思いますが、
多くの方に観ていただいて是非とも心を震わせてほしいなと思います。
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