「2001年のサッカーワールドカップ予選で史上最悪の0-31のスコア...」ネクスト・ゴール・ウィンズ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
2001年のサッカーワールドカップ予選で史上最悪の0-31のスコア...
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2001年のサッカーワールドカップ予選で史上最悪の0-31のスコアで大敗した米領サモアのチーム。
公式戦では、まだ一度もゴールを決めれていない。
そんな状況を打破すべく米国から鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)を招へいするが、ロンゲンはアンガーマネジメントが出来ずに、米国のチームを解任され、今回のコーチ就任がキャリア最後の頼みの綱だった・・・
というところからはじまる物語は、おなじみ「ダメチーム奮起」の一幕。
チームの奮闘と並行してダメコーチの再生が描かれるのも定石。
なので、お馴染みの物語を軽妙な演出で愉しめれば合格点なわけで、本作は合格点。
嫌味なく上手く撮れています。
ということでほぼほぼレビュー終わりなんだけれど、本作で興味深いのは「ファファフィネ」と呼ばれる「女性のような」男性がチームに加わっていること。
「第3の性」と呼ばれ、南太平洋の島国には多く存在しており、社会の潤滑油の役割を果たしているもよう。
女性のような男性のスポーツ映画といえば『アタックナンバーハーフ』シリーズが思い出されるが、同作ほどコメディ風味は強くない。
ここいらあたりは、ポリティカルコレクトネスに配慮しているディズニー傘下のサーチライト・ピクチャーズ製作らしいといえるでしょう。
ディズニーついでに思い出したのは、ボブスレーに挑むジャマイカチームを描いた『クール・ランニング』。
あれも傘下のタッチストーン製作で、この手の「ダメチーム奮起もの」の原点でしょうね。
なお、エンドクレジット終了後に、オマケシーンがあるので、観逃さないように、ご注意ください。
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