DASHCAM ダッシュカムのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:極一部の評判8割、あらすじ2割
最初はどうなることかと思ったけど。
迷惑系の割にはビビりというかギャーギャー言わされる所もあって、「ざまあ」みたいにはそれほど思えなくて、下衆な人が酷い目に合う話とは簡単に言いきれないと思った。何だかわからないけどキチャナイかと思えば、さりげなく(?)「うしろーーーー!?」という状況になってたり、妙にしっかりした伏線仕込んでたり余計に混乱した。
私は説明されないものの方が恐ろしく思うので、その点は良かった。
そして最低なエンドクレジットにはちょっと感心したが、流石に長すぎる。
無敵の主人公。まぁ主人公だからね。
コロナ禍でロックダウン中、暇になったクソ迷惑なラッパーストリーマーが体験する悪夢の様な一夜。
序盤はその傍若無人は振る舞いの最悪さが笑える。多少誇張してるだけでこんな奴いるいる。。
中盤から"何か"に巻き込まれ、「迷惑系配信者POV」とはまた違ったスリルが高まる。
こんな奴いつ死んでも感傷的にはならないけど、このカオスな物語の続きは少し気になるし、どんなオチを見せてくれるのかはもっと気になる。
「YouTubeに転がってるショートショートホラーフィルム(グロあり)を映画にしてみたら面白過ぎたwww」ってタイトルかな。投稿するなら。
そして80分(エンドロールが長めなので本編のみでいうと70分弱)という時間で無駄なシーンばかりのようで隙のないテンポ感はまさにジェットコースタームービーと言って差し支えない。
エンドロール、反省してない〜という意見も目立つがあんなことあったら怖いもんなんて無くなるし、そら無敵感に拍車もかかるだろ!
迷惑系の末路
炎上系並びに迷惑系の配信を続けるアニーの当たり前といや当たり前だが、こんなことをする輩には当然ながら罰が待ち受けるわけで、アニーはかつての音楽仲間のストレッチからスマホと車を奪った、いや普通に犯罪じゃん😨
ストレッチが引き受ける予定だったデリバリー先に伺った際にまさかの老婆をデリバリー?
最終的には遊園地のような場所まで辿り着き、殺されそうになりながらも、"私はアニー・ハーディよ"と言い聞かせながら生き延びる。一方、アニーをみかね助けに入ったストレッチは助からず。結局アニーは犯罪の片棒を担いでいたってことがわかるのだが、これでアニーが真人間に戻れば良いんだけど売れたと思い込み更なる炎上を求め過激な行動に出たのが最後のエンドロールならば…。
彼女は反省していないことになる。
最後は罰を受けるという展開もあったほうがスッキリする印象も受けるような気がする。
動画配信の有料コンテンツとしても、お金返してほしいレベルとしか…
これを映画館にかけた理由が本当に謎。観た人に「不快感」というざわつきを与えたいという意図で製作したのかな? だとしても表層的な、汚物を踏んでしまったような不快感しか残らないレベルだと思う。しかも似たようなシーンの繰り返しで芸がなく、心底飽きるし。
エンドクレジットが中でも最悪でした。
モラルヤバ女みたいな消費をするのも違う気がした
モラルが終わってるヤバくてタフな女vs怪異みたいな触れ込みというか、そういう感想をよく見かけて、そういう映画を期待して観に行ったんですが、実際観てみるとこの主人公そういう消費の仕方をするタイプのキャラ造形か?とはなった。
というのも、実際映画の段階のアニーは間違いなくヤバい人ではあるし、まぁ元々荒っぽくて下品な人ではあるのは間違いないんですけど、描写をみるに「コロナ禍でおかしくなってしまった」人なんですよね(こういう言い方も不適切なんですが)。コロナ前はここまでではなかったんじゃないかなぁ。
(演者のアニーでなく作中の)アニーはグッズTシャツも出ててきましたが昔はツアーもして多分結構人気のラッパーで、でもコロナ禍きっかけなのかそれはコロナ禍関係ないのかわからないけどラッパーとしておそらく人気がだいぶなくなってしまって、コロナ禍もあって尚更仕事もなく、ライブの訪問者だって20-30人くらいの固定客はいるけどって感じ。そんな状況でラッパー仲間で元彼のストレッチは自分のことも知らない自分とは全く違うタイプの女とイギリスなんか行っちゃってよろしくやってるし……。もちろんだからと言ってアニーの諸々の迷惑行為が正当化されるわけではないし、アニーはヤバいことはヤバいんですけど、「ヤバいことやったるぜ!ウェイ!」みたいなカラッとした感じよりなんか逼迫した悲哀みたいなものがアニーにはあるように感じた。猫に別れを告げるシーンとか、ウーバーイーツ配達員してるストレッチにその仕事は今需要あるから良いねみたいに揶揄するシーンとか。「おかしくならなきゃ耐えられない」みたいな。このライブ配信をみてる皆だけが私を肯定してくれると言っていたシーンはかなり切ない気持ちになった。
あとお漏らししたアンジェラをトイレ連れていってあげるシーンとかも、根っからモラル終わってたらもうあそこでアンジェラ置いて車捨てるとかアンジェラ道に放置するとかするんじゃない?など思っていた。お金はもう貰ったし。まぁライブ配信の撮れ高目的な可能性はあるけど……そういうアニーの根っからモラル終わってるのとは違くないかみたいなのがところどころあった。自分が勝手に期待した「モラル終わってる主人公」が終わりすぎてるだけかな。
なんというか実際コロナ禍でこういうおかしくなり方した人はたくさんいたし、作品としてそういうタイプの人を「揶揄」する意図はないんじゃないかなという気はする。むしろ同じ人間なんだよという地続きな感じ、というかそういうタイプの人の逆にタフとしか言えないおかしみみたいなものを描いてる作品なのかな。まぁライブ配信怪異ものというのが主軸なのでそこはそもそもそんなにこだわるところではないといえばそれもそう。
なんにせよ、映画を実際観るとアニーを「終わってる笑」みたいにして対岸の出来事のように切り離す消費の仕方をするタイプの映画かコレ?とは思った。一貫してライブ配信の画面で流れ続ける生っぽさ、アニーの「実際いる」感じ、ライブ配信越しに無責任なこと言いまくるコメントの生々しさなどを踏まえると、「アニーやば笑」みたいな消費の仕方って画面越しすぎて、そしてそういう安全圏で画面越しの消費をして欲しいと思ってる映画(そういうのはそういうので良いと思う)とはちょっと違う気がした。
映画自体は面白かったんですが、期待したクズな主人公が無茶苦茶するタイプのジャンル(そういうのも大好き)とは個人的にはちょっと違ったし、アニーをそういう消費するのなんかちょっと心痛むな、という感じでした。
とはいえモラル終わり度でいうと閉店した店のゆで卵の瓶に腕突っ込んで勝手に食べるシーンは終わってて最高だった。めっちゃ最悪なんだけど、まぁあの店も多分ろくでもないしな……とはいえ客に罪はないしろくでもないし店だとて最悪……。
映画全体についてだと、怪異ものとして目新しいところはあまりないんですが、テンポ早いし面白いシーンも派手なシーンもあって楽しかったです。テンポ早すぎて最後らへんなんかホラーゲーム実況観てるみたいな気持ちにもなった。ただ仕方ないけど一人称視点が多いのでちょっと酔う。
来場者人数がヤバいシーンになるとめっちゃ増えるのとかも良かったな、無責任で。血の色が赤すぎるみたいなコメント、グロ系の動画にあまりにつきがちなコメントで面白かったし、実際この映画の血の色は赤いので尚更笑えた。
アンジェラを追ってる怖い女の正体は…みたいなところとかも、王道だけどグッときた。
あと、こういうタイプの映画はそもそもタブレットとかスマートフォンとかパソコンとかで観るのが良いんだろうな〜とは思った。大画面で観て楽しかったけど。
コメントもちゃんと読みたいから配信でゆる〜と観たいな。
こういうタイプの演出してる映画、難しいのは承知なんですが画面の英語コメントとか英語表示のUIとか、そこに日本語を埋め込む形で日本語版作るとかできないんでしょうか……。そういうバージョンでも(そしてできたらその場合吹き替えで)観てみたい。この映画スラングも多いしラップばかりで翻訳も大変でしょうが、とはいえだからこそ英語で理解しきるには難易度が高すぎる!!セリフの字幕読みながらコメント追うのが正直厳しいところも多かった……。
笑えるホラー
反コロナ反マスクのクソバカ女配信者アニーがヤバイ奴にあって酷い目に会う話…と思ったら違った!
酷い目に合うのはあってるけどこの女タフ過ぎる
基本下ネタ喋ってて車で人轢いても一服して落ち着くしヤバイ奴には物理で対抗するしで何とかなる
巻き込まれた元彼が悲惨
倫理観、奪取。
今週は新作が少ないので、先週の取りこぼしを観に行っています。日曜の昼間なので半分くらい座席は埋まっていました。監督の作品の「ZOOM」があまりハマらなかったので、今作はどうなるんだろう、「ブギーマン」も控えていますし、ある種の試金石的な作品です。
まぁお下劣で頭のネジがぶっ飛んだ迷惑系配信者の主人公が、これまた頭のぶっ飛んだ怪物に襲われるPOVホラーに仕上がっていました。
主人公のアニーが救いようのないクズなので、共感は一切できません。ロックダウン中の街でマスクをせずに、勝手に友人の家に訪問し、叩き起こすわ冷蔵庫は開けるわ、車は盗むわで、いかにも怪物の標的にふさわしい奴に仕上げてくれていました。なのでこの後たくさん酷い目に合いますが、その度にどんな感じで痛めつけられるんだろうとSっ気な頭で観ていました。連れ回されるストレッチの身にもなってほしいもんです。
今作の怪物はアンジェラという一見老婆に見えるけれど、実際は子供という設定なんですが、ここの説明が殆ど無いのでさっぱり分かりません。とりあえず糞尿漏らしまくって、口を何故かホチキスで閉じて血まみれになって、なんかめっちゃ高速移動しながら赤く光って、挙げ句の果てに宙に浮かんで、なんか消えるとかいうとんでもムーヴをぶちかましてきます。コメディと割り切って観ていたので、そこそこ楽しめました。それと同時にアニーをボコボコにしてほしいなぁとこっちを少し応援していました。
基本的には配信中の画面に逃げ惑う様子や、襲われる様子がびっしり映され、吐瀉物も血もう○ちも小便も全部映すので、画面は基本的にベッチャベチャです。R指定一歩手前くらいにはド派手なので、そこを大して期待していなかったので不意を突かれました。
アニーのエンドロールでの歌、何歌ってんだ?ってレベルで語彙力の低い下ネタ満載ラップを体感8分くらい聞かされ続けます。心にかすりもしない歌を延々聞かされるのは中々の苦行でした。ここの視聴者はこれを見続けて平気なんだろうかと色々心配になりました。
クオリティは高くないですし、不快なシーンばっかりですが、アニーの突き抜けたクズっぷりとビビらせっぷりは中々だったので、「ブギーマン」は結構楽しみになりました。
ただ何故これを劇場公開して、「スクリーム」や「死霊のはらわた」の新作を配信スルーにするのか。これが全くを持って分からないです。
鑑賞日 7/23
鑑賞時間 13:50〜15:14
座席 I-6
内容がないよう…(ギャグではなくマジで…)。本当にどうしようもない…。
今年244本目(合計895本目/今月(2023年7月度)30本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
恐ろしいまでの地雷作で、B級だのC級だのといった議論を超越している映画です。なお、映画のレーティング(映倫によるもの)はPG12です。PG12ですからね。
ストーリー他は他の方や特集等に書いてあるので思い切ってカットします。ちょっとここまで触れている余裕がないので…。
まず、映画そのものの「根本的な欠陥」として画面左側にチャット画面、右側に主人公が写るという構成にしたため、字幕が2か所出てくることであり(チャット画面が左、主人公たちの会話は右。なお、縦表記という珍しい映画です)、それを「同時に」見せられるシーンがかなり増えるため、正直拾いきれないのが事実です。このため、結果的にリアル英語能力を要求されてしまい、英検準1そこらでは無理じゃなかろうかという気がします。しかもこの主人公、極端にマニアックな語彙を使う傾向があり(後述)、とにかく、読み取りが難しいタイプの映画で、英語の能力をリアルに問われるという恐ろしい映画です。
で、内容なのですが、まぁよくPG12で通ったなぁというところであり、さすがにブチギレラインです、これ…。主に吐しゃ物、「人間の下側から出るもの」、性表現と「数え役満」状態であり、何がどうするとPG12で通るのか本当に謎です。ちょっと前に「単に車を勝手に運転しているシーンがあるから」という理由だけでPG12になった「ライル」と同列なんですかねぇ…。
正直、感想を書き込むサイトなのに内容の書きようがないのは、途中から(実質、映画の後半40分くらい)は事実上字幕もなくなり、「人間の下側から出るもの」と性表現ばかりであり何がなんだか直視も無理な映画であり、何がどうなっているのかまるでストーリーの理解がおいつかない(追いつく方っているのかなぁ…)というところです。「内容がないよぅ…」がまさにそれです、はい…。
そしてとどめを刺すのが最悪のエンディングで、よくある「こんなエンディングロールはいやだ、自分にやらせろ」と主人公が(演出的として)介入して勝手にエンディングロールを作ってしまうというタイプなのですが、そこは単に性表現祭り…。まぁ映画館という「閉じた環境」だからではありますが、時々ある、「野外で映画を見ましょう」のタイプでこの作品はとても流せないんじゃなかろうかというところです(リアルで警察が来そう…)。
この本当に直視すらできない珍妙字幕とグロ表現に加えて、主人公がフォロワー数か登録者数か(?)を増やすため、「韻を踏んで今日も配信しましょう~」等といっているところ、 acquit (~を無罪放免にする)といった、どこで見るんだ?という超ハイレベルの語彙が出てくる(ただ、字幕上の配慮はある)等、主人公が「ちょっと飛んでいるのかな」と思いきや超真面目なのかも本当にわからず、見た人はこりゃ怒りが沸騰しそうな気がします。
…と、ここまでけちょんけちょんに言ってはいますが、それでも日本では法が定める範囲内で表現の自由があり、映画館は営業の自由があるのであり、単に下品だからといった理由だけでどんどん引くことはできません(法律系資格持ちとしては当然の理であり、逆に、法律的な解釈が危ういなどはどんどん引かれます)。これらまで「かなり考慮して」以下のようにしています。
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(減点0.8/どう考慮しても配慮が足りず、気分を害する方が出ることの想定が足りない)
まずもって、この映画が何を述べたいのか主義主張が謎で、映画作品を作ったのだから、「どこかでは放映してよ」という契約でもあったのか、だから日本の本当に少ない(今日段階で、東京、大阪、兵庫の3館といった有様)で出てきたのか…という気すらしますが、日本のミニシアターはそんな「どうでもいい」ことにまで付き合わなきゃいけないのでもありません。
「人間の下側から出るもの」や性表現の大半など、何をどうするとここまでへんちくりんな状態になるのかが謎すぎて、こりゃもう批判殺到しそうな気もしますが、映画館も察したのかたった3館でしかないし、その意味ではまぁ、1週間かあって2週間でそうそうに消えそうな気がします。
(減点0.2/レーティングの配慮不足)
PG12ですが、R15ないしR18扱いされても仕方がないのではなかろうか…という気しかしないです(ただ、レーティングの一つ飛ばしと思える点は、0.2以下で統一)。
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(減点なし/他事考慮/ミニシアターの放映作品のチョイス)
この点は基本的には映画館(か、映画館を管理する親会社)の専権事項であり、「基本的には」個人がどうこう口出しするべきものではないというのは理解しますが、ミニシアターというのはどこも経営が大変で、その中で、「どう見ても何がどうなってるのかすら誰にもわからない」映画を流すことの意義が何なのかすら不明です。
この点、大阪市ではシネマートのみの放映であるところ、シネマートのアカウント上では「映画館があること自体の普及が映画を学ぶ専門学校生にも足りていないなぁ」等とつぶやかれていたところ、そりゃこんな変な映画が唐突に出てくれば、そりゃ人も少なくなるのは仕方がないんじゃないかな…(ミニシアターの休館・廃館等も、コロナ事情等で起きた不可抗力的なものと、映画のチョイスミスが続き、お客さんとの「対話」が取れずに離れていくという2パターンが想定できますが、その後者のほうを「行っていそう」で怖い)というところです。
ただこの点は究極最後は映画館の専権事項の話であり、映画側の帰責事由にならないので、ここでは減点なしの扱いにしています。
※ ただ、映画を日本で放映するにあたって、「どこかでは放映してください」となったときにミニシアターとして「ハズレくじを引いた」というような状況になっているのならそれも仕方がないし、それらのことは一般客は知りようもないし、どうしたものかなぁ…というところです(一般的な資金力、シアター数等に恵まれる中型以上の映画館ではおよそもって放映されないだろう、というレベルの映画です)。
酷過ぎる、、、
この映画は何なんだ?久しぶりに後悔。大ハズレ引いた。終始LIVE配信の映像だから目はチカチカするし、話も気狂い女のホラーで(ちょいビクビクはしたが💦)くだらない。最後の長い長い女の歌は酷い。
売れないDQNはただのアッフォ
コロナのロックダウンを嫌がりイギリスに住む旧友を訪ねたDQNラッパーが不穏な事態に巻き込まれる話。
こういうヤツ実際にいるよね〜とは思うけれど、結構良いお年の様にみえる主人公アニー・ハーディー。
当初の視聴者は二桁だから、収益云々じゃないんでしょうね。
そんなアニーがマスクをつけた怪しい女性を指定の場所に連れて行くという秘密のお仕事を引き受けたら…。
現実たったらなかなかヤバイホラー&スプラッター展開は悪くないけれど、基本スマホ画面仕様だからせっかくの描写が見難いし、何なら撮影者の身に起きていることはほとんど映らないという勿体ないつくり。
ストーリーらしいストーリーもないしどちらかと言えば小ネタで笑わせようとするコミカル要素メインですかね?
同じ様なことの繰り返しで、半分くらいで飽きてしまった。
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