パロディスターのレビュー・感想・評価
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マッド天野のドキュメンタリー。あと、主人公がもう1人います
風刺アーティスト「マッド天野」のドキュメンタリー。学生の頃、FOCUSの「狂告の時代」は毎週楽しみにしていました。パロディと称して色んなことやって、訴訟沙汰にもなってましたよね。とても懐かしい。この映画は、主人公がマッド天野ともう1人いる感じでとても意外でしたが、天野さんがお元気そうで何より。ネットの時代になって、パロディや風刺が受け入れられ辛い時代になりましたが、失ってはいけない文化だと個人的には思います。
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パロディという煙
写真を切り張りして作品を製作するフォトモンタージュ技法を用い、社会をパロディ風刺してきたマッド・アマノ。そんな彼に密着するも、思い通りの画が撮れずに時間は進み…
フェイクドキュメンタリーの様相を備えるも、かといって騙されたと憤る必要はない。なぜなら被写体のアマノ自体が社会をパロディ化してきたからで、そんな人物のドキュメンタリーを真正面に捉えても拙くなる可能性も。これはパロディという煙に包まれたドキュメンタリーと思えば腹も立たずに済む。
表現する事を生業とする者は、あらゆる手段で表現する。それは絵だったり漫画だったり映画だったりとさまざま。世間や時事ネタを笑いにすると叩かれる昨今においても、パロディで気を吐き続けるアマノ。そのフォロワーはフェイクでもパロディでもない。
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