「ちょっと苦手」キリエのうた junmyさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと苦手
クリックして本文を読む
内容よりも何よりも過去と現在が行ったり来たりの流れが見辛かった。
それと、これはあくまで個人的な好みの問題なので一般的な評価には関係ないことだが女性ヴォーカルの声が苦手な私には主人公の歌声に共感出来ず、それも辛かった。
3時間という長さですが、正直、これ要らないんじゃない?と思うシーンもあり、少々中だるみしました。
気になったのは無許可で開催したフェスを中止させるために介入した警察官の描き方。
許可申請をせずに開催した方が絶対悪いのに中止をさせるために介入した警察官側が悪いかのように見えた。
ルールを守らず周囲への騒音等の迷惑も考えず強行突破で開催した側を正義としたことが許せないレベルで嫌だった。
だって、まず許可申請ありき、なのにそれをしなかった、それが肯定されるのはおかしいと思うし、警察官が悪とされるのは可哀相過ぎる。
震災という現実の悲劇を扱っているのに登場人物にも話にもリアリティが感じられないことがあり胸に迫るものが少なかった。
映像は美しかったけれど、今回はこれがリアリティの無さの原因のひとつなのかもという気がした。
コメントする