「木漏れ日から射し込む光は幸せへと導く人生の道標なのか」PERFECT DAYS リオウリオウさんの映画レビュー(感想・評価)
木漏れ日から射し込む光は幸せへと導く人生の道標なのか
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主人公、とにかく寡黙です。
朝、ご近所さんの掃き掃除の音で目を覚まし、植木鉢に水をやり、出勤の車内で缶コーヒーを飲みながらオールディーズのカセットを楽しみ、淡々と且つ丁寧にトイレ清掃員としての仕事をこなし、お昼にサンドウィッチと牛乳を飲み、開店直後の銭湯で口まで湯に浸かり、行きつけの居酒屋で野球を眺めながら焼酎を飲み、眠くなるまで小説を読む。
単調な毎日ですが、ささやかな出来事に幸せを感じるのか、この主人公、時々笑います。
途中、説明し過ぎない程度にほんのちょっとだけ、トイレの清掃員になった理由が分かります。
そしてラストシーン、主人公のいつもの笑顔の意味が少し分かったような気がしました。
気付いたら、見てる自分も泣き笑いしていました。
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