劇場公開日 2023年12月22日

「淡々と生きることが最高の幸せである!」PERFECT DAYS 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5淡々と生きることが最高の幸せである!

2023年12月25日
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この映画の極論は、人生は100%完璧で幸福だということでしょうか。つまり今が不幸せだから足りないものを求めて希望や夢だと言って足掻くことなどに意味がなく、今生きていることの幸せを享受し淡々と生きていくのが美しくてパーフェクトな人生なのだということなのでしょう。設定ではトイレ掃除といいう職業です。職業に貴賎はありませんが、行う人にとってはある意味プライドを捨てた職業かもしれません。それをまるで宝の時間のように役所広司は淡々とやり抜いていくのです。もちろん悲しいことや辛いことがあって泣いたり苦しんだりしますが、その全てが満面の笑みに変わっていくのです。生きることの幸せは日常にしかないと高らかに歌っているようです。人生はあるがままが一番幸せなのだとつくづく思いました。劇中いろいろな金言が囁かれます。「変わっていくのが人生であり、変わらなければならない」「今と今度は違う」「木漏れ日は刹那である。一度しかないものである」。役所が木にすごい執着を持ちますが、きっと生命の不可思議を感じているのでしょうか。私は、毎日の日常の繰り返しに眠ってしまうかもしれないと危惧していましたが、最初から最後まで人間の日常を深く描く魅力に取り憑かれたようになって、あっという間に観終わった気がします。ありふれた姪との別れでさえ涙が滲んでくるのです。この作品は間違いなく多くの人の心を打つと思います。それは私たちの日常の美しさを隅々まで描いているような気がするからです。
追記 江東区、墨田区、台東区、そして隅田川の背景が心に沁みます。仕事などで何度も足を運んだ故郷のような場所です。

三輪
kazzさんのコメント
2024年3月3日

木漏れ日に対する考察には私も感じ入りました。人生観に示唆を与えるような、まさに金言でしたね。

kazz
三輪さんのコメント
2024年2月5日

ありがとうございます。

本当にしあわせをくれます。

感謝🥲

三輪
humさんのコメント
2024年2月5日

何度も足を運んだ故郷のような場所…作品でふたたび訪れるのは嬉しいですね。味わいのある眺めにふらりとその界隈を歩いてみたい気分になりました。
その居場所ごとに幸せを噛み締められる人と人生はやっぱり幸せだろうと思います。

hum
三輪さんのコメント
2024年1月7日

ちはやさまもありがとうございます^_^

三輪
三輪さんのコメント
2024年1月7日

ありがとうございます😊

三輪
momokichiさんのコメント
2024年1月7日

>「変わっていくのが人生であり、変わらなければならない」
>「今と今度は違う」
>「木漏れ日は刹那である。一度しかないものである」

確かに!共通していますね。なるほど。。

momokichi
ちはやさんのコメント
2024年1月7日

木漏れ日の解説は良かったです。

ちはや
三輪さんのコメント
2024年1月4日

嬉しいです^_^

三輪
CBさんのコメント
2024年1月4日

お仕事、向こうの方だったんですね。それではひとしおでしょうね。羨ましい。
俺にとっても、素敵な映画でした。観て、よかった

CB
三輪さんのコメント
2023年12月31日

とんでもないです^_^

ありがとうございます😊

三輪
かばこさんのコメント
2023年12月31日

こんにちは
共感をありがとうございました。

かばこ
三輪さんのコメント
2023年12月26日

想像ですが、おそらく小林正観の思想が世界的になったのかもしれません。しかも彼の言うトイレ掃除が主題ですから多分そうです笑笑

三輪
三輪さんのコメント
2023年12月26日

人生を評価、評論しないで淡々と生きることが幸せなのでしょう。

三輪
femme fatalさんのコメント
2023年12月26日

共感ありがとうございます。早く足るを知る、境地に辿り着きたいです。

femme fatal
三輪さんのコメント
2023年12月25日

本当ですね。

ありがとうございました♪

三輪
トミーさんのコメント
2023年12月25日

共感ありがとうございます。
「こんどは今度、今はいまー」変な歌、普通なら聴いてられないんですが、ニコの雰囲気、役所さんの照れながらの唱和が何か良かったです。

トミー
talismanさんのコメント
2023年12月25日

隅田川、よかったです

talisman