メイ・ディセンバー ゆれる真実のレビュー・感想・評価
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一度見ただけでは6割程度の理解かも
今年249本目(合計1,341本目/今月(2024年7月度)12本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「サラール」→この作品「メイ・ディセンバー ゆれる真実」→次の作品「密輸 1970」(明日予定))
久しぶりに展開が読みづらい映画にあたったかな…という印象がします。
ここの予告等からでは、13歳の子と行為に及んで逮捕、収監され…というところはわかるしその部分も出るのですが(この「行為」の部分はなぜかうっすらモザイクが…)、その前なのか後なのかが示されず、ストーリーに大半関係しない人の自己紹介シーン等もあって最初にかなり混乱しそうだなといったところです。時間軸も多分3軸か4軸あるんじゃないかな…といったところです。そうしたことをあれこれ考えているとエンディングロールに突入するタイプというところです。
1度見ただけでは6割程度の理解で、多分そういう前提で2回3回見ると理解度がアップするのかなといったところです。ただ、人を不愉快にさせるようなシーン等は一切ないので、ポイント(6回みたら1回無料など)でもう一度チャレンジなどは「ありかも」のレベルです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/英文法ミス(SNSでのやり取り))
「もう結婚していると思ってたわ」の部分です。
SNSでのやり取りは I thought (that) you were married. で(原文にはthatなし。あってもなくても構わない)で、時制の一致を受けている形になりますが、こうすると現在との比較(発言時との比較)で「今は結婚していない」=「離婚している」と解釈されえます(marryという動詞の趣旨的この問題が発生する)。
ここは時制の一致に例外に当たるケースで、 that you [are] married. のほうが文法的には正しいです(なお、この部分は映画そのものの表現で字幕でどうこうできるものではないので、字幕ミスを指摘するものではない)。
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不親切でちょっと分かりづらくて、イライラも・・・
何と分かりづらい作品・・・見終わっての率直な感想です。劇的な演出、大女優の華麗な競演、風変わりな絵つなぎ、激しい絡み、確かに見どころはたくさんありますが、とにかく、相関関係が全然つかめなくて、最後にグレイシーが言ったセリフに劇的な音楽が付けられた意味なんか全然分からなくて、終始ちょっとしたイライラを感じながら見ていたのですけど最後に来てそれが分かんねぇんだよ!という怒りさえ覚えてしまいました、理解できない自分の責任もあるのでしょうけど、にしても・・・
家族構成とかきょうだいの構成とか、ちんぷんかんぷんでしたごめんなさい。後半の屋根のシーンでようやくやっぱあの二人は親子だったんだと確信できたし(でもあのシーンは非常に良かった─)、もう一人は誰?と最後まで分からなかったし、あの無礼な役柄で無礼にエリザベスに絡んでくるむかつくヤツは一体何なんだ!なんのためにあの役はあるのか、作品、役者、メリットなんて皆無のような気がするのですが・・・単にインパクトといった印象づけだとしたら、最悪です。
ビッグネームを過信しすぎました。
実話の映画化をしようとしている女優の映画
ミイラ取りがミイラに
考察が止まらない映画
ざわつく
現在から過去へ向き合う覚悟
巧みで手堅い、でも凡作
家庭をもつ中年女性が、パート先で出会った少年と恋に落ちる。未成年者と関係をもったことが発覚して逮捕・収監されるが、なんと女は少年の子供を妊娠していることが分かり、収容先で出産する。全米をさわがせる大スキャンダル。しかし女は出所後に少年と正式に結婚し、幸せな家庭を築いていた。これを映画化する企画がもちあがり、主演女優が二人の家を訪ねてくる…。
中年女性がジュリアン・ムーア、女優役がナタリー・ポートマン。二人とも、アクターズスクール的な観点からは演技者としてほとんど完璧に近い。トッド・ヘインズのカメラもさすがに手堅くて、随所にへえっと感心するような巧みなショットが織り込まれる。夫婦の食卓、不倫現場の跡をたどって性的高揚を想像しようとする女優、鏡を何枚もつかった衣装店での洋服選び、どれも立派。
でもなあ、秀作になっているかというと、ちょっと遠いんじゃないですかね。根本的には脚本の問題だと思うんだけど。
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