メイ・ディセンバー ゆれる真実のレビュー・感想・評価
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不親切でちょっと分かりづらくて、イライラも・・・
何と分かりづらい作品・・・見終わっての率直な感想です。劇的な演出、大女優の華麗な競演、風変わりな絵つなぎ、激しい絡み、確かに見どころはたくさんありますが、とにかく、相関関係が全然つかめなくて、最後にグレイシーが言ったセリフに劇的な音楽が付けられた意味なんか全然分からなくて、終始ちょっとしたイライラを感じながら見ていたのですけど最後に来てそれが分かんねぇんだよ!という怒りさえ覚えてしまいました、理解できない自分の責任もあるのでしょうけど、にしても・・・
家族構成とかきょうだいの構成とか、ちんぷんかんぷんでしたごめんなさい。後半の屋根のシーンでようやくやっぱあの二人は親子だったんだと確信できたし(でもあのシーンは非常に良かった─)、もう一人は誰?と最後まで分からなかったし、あの無礼な役柄で無礼にエリザベスに絡んでくるむかつくヤツは一体何なんだ!なんのためにあの役はあるのか、作品、役者、メリットなんて皆無のような気がするのですが・・・単にインパクトといった印象づけだとしたら、最悪です。
ビッグネームを過信しすぎました。
実話の映画化をしようとしている女優の映画
思わぬ方向で楽しさある映画
いやはや、36歳が13歳は、犯罪だし、性的虐待ですよ。
男女逆でも。
年齢の割に精神年齢が少女のまんまな36歳と結婚してしまったからか、でかい子供がいるのに、何とも頼りない36歳に育ってしまったジョーが可哀想である。
高校生で大学生と付き合って結婚したグレイシーはグルーミングされて、真実の愛に目覚めたかと思いきや、今度はグルーミングを施す側に。
精神年齢が低いとか、性格が破綻しているというより、思考回路がいわゆるボーダーなのではなかろうかと思いながらみていた。
音楽は言わずともがな。
何度か吹き出しそうになるのを我慢しておった。笑うよ、笑っちゃうよ。
終盤、
激しかったネ!で、ズコーッ!!!となったのは私だけではなかったと思いたいし、
お腹出過ぎだろうよ、ジョー!と思ったのも、私だけではなかったと思いたい。
その辺りも精神的な幼さを反映したものなのだろう。
ジョーは不倫しようとしてたし、自分も捨てた夫と同じ様に捨てられてしまうのか。
因果応報〜。
いやはやしかし、妻は手作りケーキを知り合いに売るだけ、殆ど家で休んでいる様に見えるが放射線技師やってる夫だけの稼ぎで、あんな立派な家に住むことができ、子供達の学費にも困ってなさそうというのが、非常に気になった。
なにか、グレイシーとジョーの純愛を信じる支援団体とかがいるのだろうか。
ミイラ取りがミイラに
考察が止まらない映画
考察を語りたい映画
実話を元にしたセンシティブなストーリー。
巧みなカメラワークと演出。火曜サスペンス並みの効果音に笑いそうになった。 含みのある台詞といい、鏡の前で2人がメイクする印象的なシーンといい、オスカー女優の圧倒的な演技力に脱帽。複雑なプロセス、沼にはまる憑依、調査といいながら他人の日常に入り込みすぎな女優、不穏さを感じつつも必死に取り繕い生きている当事者たち。
不本意ながらも他人に語ることで表面化する本心が切ない。
興味本位であろうとなかろうと、当事者たちの過去を掘り起こして調査する危険性は大きい。終盤に向かうにつれ懐疑心がふくらみ、心をざわつかせる作品。お互いの考察を語り合いたくなる映画。
ざわつく
現在から過去へ向き合う覚悟
巧みで手堅い、でも凡作
家庭をもつ中年女性が、パート先で出会った少年と恋に落ちる。未成年者と関係をもったことが発覚して逮捕・収監されるが、なんと女は少年の子供を妊娠していることが分かり、収容先で出産する。全米をさわがせる大スキャンダル。しかし女は出所後に少年と正式に結婚し、幸せな家庭を築いていた。これを映画化する企画がもちあがり、主演女優が二人の家を訪ねてくる…。
中年女性がジュリアン・ムーア、女優役がナタリー・ポートマン。二人とも、アクターズスクール的な観点からは演技者としてほとんど完璧に近い。トッド・ヘインズのカメラもさすがに手堅くて、随所にへえっと感心するような巧みなショットが織り込まれる。夫婦の食卓、不倫現場の跡をたどって性的高揚を想像しようとする女優、鏡を何枚もつかった衣装店での洋服選び、どれも立派。
でもなあ、秀作になっているかというと、ちょっと遠いんじゃないですかね。根本的には脚本の問題だと思うんだけど。
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