劇場公開日 2024年7月12日

メイ・ディセンバー ゆれる真実のレビュー・感想・評価

全98件中、21~40件目を表示

4.0当人同士にしか解らんね

2024年7月24日
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鑑賞方法:映画館

「もっとリアルにやるから」
映画の撮影中らしい、
エリザベスのラストのこのセリフに集約されている。

リアルってなんやねん、という感情が渦巻いとります。

当人同士にしか解らん。
受取側の倫理観と憶測からでしかないですもん。

といいつつ、
音楽が不穏で猜疑心を煽るし、
ジョーが洗脳されていた感じに、
わたしたちを誘導している風でしたが、
概ね、本当の事件に対しては、
純愛でしょー、とは思えないものなー。

ただ、これが実際の事件じゃなくて、オリジナル作品だったら、
ものすごーく面白いサスペンスだし、
やはり、事実は小説よりも奇なりを地でいってますね。

ジュリアン・ムーアの少女のような不安定さがチラホラと垣間見える、
到底60歳には見えない美しさと可愛らしさの女優の貫禄と、

それに飲み込まれそうになりながら、
役柄同様 「女優よ、わたし」 的に踏ん張る
ナタリー・ポートマンとの競演が素晴らしく、
また、ジョー役のチャールズ・メルトンの雰囲気と声がたいへん魅力的で
この三人がどうなっていくのか、ドキドキしながら、
終始引き込まれてしまっておりました。

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hkr21

1.0駄作の一言

2024年7月23日
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ricky_o

3.0原作は読んだことない。

2024年7月22日
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KP

3.5全てに技あり!

2024年7月22日
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知的

難しい

ドット・ヘインズ監督とジュリアン・ムーア信者です!
なので公開を楽しみにしておりました

実際にあった事件を基に作られた作品
タブロイド紙やワイドショーが飛び付く題材で
ありながらも安っぽいスキャンダルとしてではなく
当事者である2人の過去と現在の感情や本心
ゆがみを周囲の人物を巻きこみ繊細な心理サスペンス的ドラマとして描かれている脚本は
アカデミー賞ノミネートも納得の出来栄えです

重層かつ美しいミシェル・ルグランの旋律も
聞き逃せない!登場人物達の心理状態を場面に応じて表している様だった

内容的に理解や共感は出来ないが
役作りのため当事者達に話を聞く女優エリザベスを演じたナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーア2大女優がぶつかり合う渾身な演技も大いに見応えある117分でした

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ねもちゃん

4.0評価低い?私は面白かったです!

2024年7月22日
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ほりもぐ

4.5トッド

2024年7月21日
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トッド・ヘインズ最新作

「ハンクオーバー」「ジョーカー」の監督⁉

それはトッド・フィリップス

「ウェルカム・ドール・ハウス」「ハピネス」は⁉

トッド・ソロンズ

「Tarター」

トッド・フィールド

「ベルベット・ゴールドマイン」「キャロル」のトッドの方

齢50も過ぎると覚えられない…

トッドといえばラングレンだろう!は、もう少し上の世代(ジュリアン・ムーア アタリ⁉)

気づけばナタリー・ポートマンもオーバー40

光陰矢のごとしである…オワリ

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うんこたれぞう

3.590年代の初めに話題になった「メイ・ディセンバー事件」。 夫も子ど...

2024年7月20日
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りゃんひさ

2.0事件を描いた作品かと思いきや

2024年7月20日
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結局はナタポとジュリアンの闘いを描いていた。
彼氏を寝盗り、ジュリアの全てを理解したと確信したナタポだが、最後にジュリアンにいっぱい喰らわせられてしまった。
ラストのあのシーンを何回も繰り返すのは、ナタポの喘ぎなのだろう。
ただ、映画としたら面白味が無かったが。

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ムーラン

3.0ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー

2024年7月20日
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翔平と一平の映画も、こう言う虚実入り交えたんに成るんやろか・・・

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ホモ・サピエンス

3.0迂回はあるも、雰囲気いいです。

2024年7月20日
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楽しい

知的

ネット配信の映画を観ていると、たわいないストーリーでも実はよく我々の生活を活写しているな、そんな気分になることが度々あります。さて、この本篇のテーマは何か考えましたが、熱中時代や金八先生って理想の教師を描きますよね。こちらは多少問題有気な教師を映画化するお話です。教師は女優にスキャンダルの正当化を働きかける。女優はモデリングを繰返すうちに教師のしたたかな支配欲に気付く。児童性愛とウーマンリブが天秤にかかりますが、映像の先生と現実の先生、生徒にとって有益なのはどちらか、これは議論の余地があるようにも思えました。教育には実績と共感の双方が必要なのかも知れません。

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時示郎

3.0何言ってるかはわかるが、何言いたいかはわからない

2024年7月18日
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それほどつまらなくもないですが、妙にもったいぶってハッキリものを言わない煮え切らない奴みたような作品。
三人そろって何考えてんだか、何したいんだか、何が気に食わないのか、サッパリわからず意味不明。
これをもっとエスカレートさせたのがPTA、と言えばわかり易い?

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越後屋

3.5癖強めの登場人物たちが多く、見ごたえあり。

2024年7月18日
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悲しい

怖い

難しい

終始、みぞおちに力を入れて鑑賞していました。
ドラマティックな内容で、緊迫感あります(音楽のせいもあり?)。
記者でもない女優が、役作りでそこまでするかというほど、時間と身体とエネルギーを使ってます。
どの登場人物にも、感情移入できず、穏やかな毎日の生活に感謝の念を思わず抱きました。

13歳の少年ジョーと36歳グレイシーが恋仲になり、グレイシーは罪を問われ、収監先でジョーとの子を出産。
この時点で、ツッコミどころ満載過ぎ。
しかも実話がベースらしい。
ペタジーニやマクロン大統領の結婚について知った時も、どちらもモテただろうになぜ?と驚いたけれど、女性が年上の年の差婚も希少ながらあるらしい。
でも、これはやっぱりグレイシーのジョーに対する性的虐待だと感じました。
本当にジョーを想うなら、彼が成人するまで待つのが大人の見識。
グレイシーは、私にはとても未成熟に見えました…密かに怖かったです。

俳優陣にも、映像にも、音楽にも、最後まで惹きつけられました。
まるで、自分が傍観者として映画の中にいる気分になりました。
どこまでがフィクションなんだろう。
実在の方々への配慮のなさが少し残念でした。

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のりたまちび

2.0どうだろう?

2024年7月18日
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寝られる

世間では許されない年齢差の結婚(生活)の話しなのか?それを映画化するために近づく女優が焦点なのか?
何となく曖昧な終わりも尻切れトンボみたいで中途半端さだけが、目につく作品でしたね。
もう少しどちらかに寄ったらわかりやすかったかも?
にしてもナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアの無駄遣い感😩

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キチ

3.0星はいつも三つです。

2024年7月18日
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フェルマー

3.0納得できる?

2024年7月17日
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naichin

3.5このような視点で描くのね

2024年7月17日
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怖い

難しい

当時日本でも話題になっていた教師と生徒の事件。ものすごく覚えてます。ジュリア・ムーアの表情は、実際の彼女のそのもの。
それを映画化するという視点で描いたことで、少し客観的な角度からなぞることができま。

エリザベスは入り込みすぎ。入り込みすぎたことによって、彼女と同一化していく部分が恐ろしい感じがする。
ジョーの気持ちは結局どこに?子供たちの卒業式を見て、感無量の顔してたけど、自分の気持ちを妻にわかってもらえていないのが1番気がかりで、映画のラストで教えて欲しかった。

周りの人物の背景が薄くて、もう少し色んな事の理由付けが欲しかった。

途中、私の勝手な推測でグレイシーの夫であるジョーは、グレイシーが子供の頃兄に受けた性暴力によって産み落とされた子供なんじゃないかと思った。けどそこまではひどくなかった。

ナタリー・ポートマンとジュリアンムーアが秀逸。
特にメイクをしてあげる場面では、なぜか涙ぐみそうに。

余談。ナタリー・ポートマンは実際に大変頭が良く、良い大学を出ている。生徒たちにインタビュー受けて答えている場面は、知的な彼女自身の言葉に思えた。

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ハマー

3.5ジョーという存在

2024年7月17日
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さて、アカデミー賞脚本賞ノミネート作品で、ジュリアン・ムーア×ナタリー・ポートマン×トッド・ヘインズなら期待しかないと待ちわびていた本作品。しかし、映画.comの点数は低調(この時点で3.1)な感じです。それにもやや影響を受け劇場鑑賞の順番は後回しになりましたが、やはりこの作品は観ておこうとサービスデイにTOHOシネマズ日本橋へ。午前回は空いています。
と言うことで、今回も前情報を何も入れずに観たわけですが、正直なところあらすじくらい読んでおけば良かったと後悔するほど、話をつかむまでに時間がかかります。エリザベス(ナタリー・ポートマン)が関係者たちから聞き出す内容をもとに、グレイシー(ジュリアン・ムーア)にまつわる過去と関係性が徐々に明らかになっていく展開で、要所要所で流れる特徴的な劇伴はそのシーンを盛り上げるための効果音にも聞こえて、ユニークでありつつもちょっと懐かしい感じがします。そしてメインキャラクターの二人は期待通りの怪演で、特に終盤のエリザベスにグレイシーが憑依していく役作りの様子には役者魂を感じます。ですが、何より私を本作に惹きつけさせたのは、そんな二人の間でこの作品の肝となるジョー(チャールズ・メルトン)という存在。普段から言葉数は少ないのですが、グレイシーとの生活の端々に見える上下関係や、どこかしらに見え隠れする少年性。後半以降はもう彼から目が離せなくなる一つ一つのシーンが印象的です。チャールズ、あっぱれ。
と言うことで、配信が始まったらもう一度観直したい作品確定で、出来ればノベライズが読みたい!まぁ、洋書を探す限りノベライズは出ていないようなので残念ながらそれは無理そう。と言うことで、普段はあまり他人の考察を読むことはしないのですが、正直今回はちょっと気になっています。取り敢えずまずはこの後、町山さんの(ラジオでの)映画紹介でも聴いてみようかな。

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TWDera

4.0虫がダメな人は見るのをやめよう(芋虫・蛹・蝶が頻出します)

2024年7月16日
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難しい

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海渡

3.0言い繕いではないのだろうけど、全員真相(深層)を語らず

2024年7月16日
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最初から最後まで、なんかよくわからないまま進みました。
不安にさせる音楽と唐突に登場する人物たちに「この人って誰よ?」と今までのシーンを振り返り頭をフル回転、でもわからない……
みんな、誰と連絡取り合ってるの?蝶々愛好家?それとも不倫相手?
プロデューサー?兼不倫相手?
「私はトム(前夫)とジョー(現夫)以外は経験がない、ジョーは私の前に二人位とシテる」?「ボク(ジョー)はグレイシーしか知らない」?
エリザベスはなんでジョーといたしちゃったの?しかもジョー、めっちゃ早いじゃん!

結果、蛹から蝶になって飛び立つが如く、何か知らんが時が経ち人はそれぞれの想いを抱き色んな方向へ、ってことなんでしょうか、うーん。
制作にナタリーポートマンが名を連ねているので、彼女が「作りたい」って強く思って作品化されたのでしょうか。自身の脳内では上手く昇華されて完結した作品なのかもしれませんが、凡庸なワタシには理解しきれない作品でした。

それにしても、年齢差はあるのに二人並んだジュリアンムーアとナタリーポートマン、瓜二つなほど似ていて、演者さんてやっぱり凄いなぁと感心しました。

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ニコラス

3.5パンドラの箱を開けたのはだぁれ

2024年7月16日
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悲しい

怖い

難しい

タイトルの「メイ・ディセンバー」は
「親子ほど歳の離れたカップル」を意味する慣用句で
本作は実際に起きた事件に着想を得ていると言う。

36歳の女性教師が夫も子供もありながら、
13歳の生徒と関係を持ち
実刑を受けた獄中で出産。
出所後に二人は結婚し、暮らしている、との。

多くのスキャンダルが渦巻く米国でも、
とりわけセンセーショナルなできごとと思われ、
世間の耳目を相当に集めたことは想像に難くない。

本編では、その事件を基にした映画製作の企画が持ち上がり、
主演予定の人気女優『エリザベス(ナタリー・ポートマン)』が
役や作品を膨らませるため当の家族を訪れ、
インタビューやリサーチを行うという二重構造。

事件のことは社会から早く忘れてもらい、
静かに暮らしたいと願うのが普通の家族の気もするが、
とりわけ妻の『グレイシー(ジュリアン・ムーア)』は、
なぜか率先して彼女に協力する。

そこには、自分たちの正しい姿を知ってもらいたい、との
強い思いがあるよう。

とは言え、家族は一枚岩には非ず。
夫の『ジョー(チャールズ・メルトン)』は妻の意向を尊重するも、
後に生まれた双子を含めた三人の思春期の子供たちの感情は複雑。
映画化の企画すら無くして欲しいと考える者もいる。

『エリザベス』が家族の関係に踏み入る中で、
表面的には幸福そうに見えても、奥底に潜む闇が見えてくる。

暖かく見守っているかのような周辺住民も
実際は困惑の思いがあり、腫れ物を扱うようしている。

近隣に住む離婚した『グレイシー』の嘗ての夫や、その子供たち
(やはり『グレイシー』の実子)も同様。

とりわけ『ジョー』は、基本は婦唱夫随ながら、
抑えていた感情の揺らぎが次第に露わに。

さかのぼること二十数年前、
二人がそのような関係になったそもそもの経緯も含めて
霧の中に溶け込むように模糊とし、
夫婦の間ですら感情のすれ違いが起きてしまう。

やはり「よそ者」が入ることで、
安定して見えていた共同体が揺らぎ始めるとの物語。

とりわけそのかく乱者は、
表向きの優しい物腰や美しい容姿とは裏腹に、
作品や役作りのためであれば、
自身はおろか関係者をも平然と生け贄にできる「トリックスター」。

目の前の役柄に専心し、
残された者たちのことなど歯牙にもかけなくなる。

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ジュン一