「いつも耳に心地よいイタリア語を満喫」チネチッタで会いましょう ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
いつも耳に心地よいイタリア語を満喫
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基本的に明るく楽しい映画なのだけれど、それなりに難解な映画だと思います。
映画を製作中のイタリア人の映画監督が主人公。
映画の物語の進行と、劇中劇の撮影がシンクロする上に、主人公の夢や妄想らしきものが説明なくカットインしてくる。
資本主義国で最大の230万人の党員がいたというイタリア共産党への(そしてフランス共産党への)鎮魂歌に思える映画ですね。
共産主義とはなんだったのか。何処へいったのか。
伝統的共産主義政党が自壊したイタリアだからこそ、それを自問するようなこうした映画が製作されるのかな、と思いました。
いつも耳に心地よいイタリア語を満喫しました。
もう一度観たいと思える映画。
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