劇場公開日 2024年11月22日

チネチッタで会いましょうのレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

3.0劇中劇に興味が

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館

難しい

イタリアの映画監督ジャンニは、プロデューサーの妻パオラに支えられながら5年に1本くらいの割合で映画を制作してきた。チネチッタ撮影所での新作映画の撮影が始まったが、これまで順調な人生だと思っていたのはジャンニだけだった。女優は演出に口を出し、恋愛作品じゃないのにラブストーリーだと言い出し、娘に紹介されたボーイフレンドは自分と変わらないくらいの年寄りだし、帰宅して目を覚ますと、40年連れ添った妻パオラから別れようと言われた。さらに撮ってた映画のプロデューサーが詐欺で捕まり資金不足となり撮影が止まってしまった。韓国人プロデューサーとの資金こうしょうを行い・・・さてどうなる、という話。

妻の言うことをちゃんと聞いてないと、40年連れ添っても別れようと言われる、典型的な独善夫を笑う作品なのかも。
主人公を自分に置き換え、よく考えた言動をしないといけない、との反面教師になった。
娘が自分くらいの彼を連れてきたら、父親としてはやはりショックだろうと思う。ま、ここは作品の中ではあまり重要じゃないとは思うが。
劇中劇で1956年のハンガリー動乱の時にソ連がT34戦車で介入してきた方に興味を持った。
最後に邦題について、何で「Il sol dell'avvenire」(明るい太陽)もしくは英語題「A Brighter Tomorrow」が「チネチッタで会いましょうに」になる?

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りあの

3.5終始笑える映画監督の映画

2024年12月28日
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ひでちゃぴん

2.081/2を撮りたい?

2024年12月19日
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鑑賞方法:映画館

ナンニ・モレッティ監督作品は、生真面目そうな印象で食指が伸びずにこれまで未見だったが、今作は映画づくりを題材にしたコメディということで、初めて観てみた。
監督自身が主人公の映画監督を演じるということで、自分の姿と重ね合わせて描いていくのだろうと思って観始めるが、とにかく傲慢で独りよがり、裸の王様のような監督像を演じていて、はたしてこれは戯画化を狙っているのか、それとも本当に自らを卑下しているのかと、戸惑いながら観続けることとなった。
サーカスが大きくフィーチャーされていることもあり、どうしても昔観たフェリーニの81/2を思い出す。あの時は、わけがわからないながらも、溢れ出るイマジネーションの視覚化に呆気にとられた記憶が残っている。
モレッティ監督も、老齢になって、もっと81/2のような自由な映画を撮りたい、と考えたのか?それにしては理屈っぽいし、弾けてない。
自分の好きな映画や音楽をふんだんに取り入れて、撮ってみたかったミュージカルシーンも撮ってみました、という感じで、残念ながら、作品全体に主人公と同様の独りよがりな感じを受けてしまった。

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山の手ロック

2.0面白くはない

2024年12月16日
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鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

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だむ

3.0よくわからなかった。

Mさん
2024年12月9日
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が、後で少しわかってきた。
劇中の監督と、この作品の監督が重なってしまった。きっとわがままな人なんだろうなあと思った。でも、映画監督という仕事は、わがままでなければつとまらない面もあるのかもしれない、とも思った。

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M

3.0190カ国で配信されます

2024年12月8日
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ジョヴァンニの内面をもう少し描いて欲しかったかな?

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Mr. Planty

0.5後に何も残らないドタバタ劇

2024年12月4日
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長年観てきた映画の中でもワースト3に入る、論評するに値しない不朽の駄作。

ナンニ・モレッティは何を伝えたかったのか?
やる事・なす事全てが思い通りに行かない老人男性の悲哀。
1956年のハンガリー動乱を契機としてソビエト共産党と決別したイタリア共産党への賛歌。
それならもう少し描き方があるだろうに。
感動もヤマ場も無く、モレッティの個人的なエンディングノートだと思えばこんな物かと。

劇中プロデューサーが韓国人クルーに替わったのは「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞作品賞を受賞したから敬意を込めて登場させた?

タイトルの「チネチッタ」の文字に釣られて観に行った自分がバカだった。

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Golgo14

4.0監督が自ら演技。面白すぎる!

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

ナンニ・モレッティ監督が自ら監督、主演、脚本をこなしている。
よくあるストーリーだが、ジャンニのユーモアはこの作品の魅力。監督自ら演技するとは。
以外と楽しめた作品。時間も◎。
イタリア映画やハリウッド作品の引用も満載だが、全く気にしない。
予告編と違って面食らったが楽しかった。

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ナベウーロンティー

2.5理解できない自分が悪いんですけど・・・

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

笑える

寝られる

率直に、あまり・・・zzz・・・ってな感じの映画でした。構成や内容そのものは理解できるのですが、イタリアの現代史が色濃く絡んでくる内容なので、そこら辺が理解できていないと難しいのかも─。それと、非常に遠回しのような皮肉などもかなり分かりづらい・・・まぁ素直に笑っちゃうところもあるとはいえ、ムズいなぁ、眠いなぁ、と至らぬ自分・・・
そういえば、あの名作の誉れ高い「8 1/2」なんてのも自分には全くだめだったからなー、なんて思ったり─。
なんか異様につらかったから難しかったのかと思いつつ改めて思い起こして作品の内容を振り返ってみると、全く飛んじゃっているわけではなく、むしろムズいと思った割には結構記憶にあったりして、それを辿るとなかなか面白い内容・展開だったのかもーとなってきてはいるのですが、最後とは全く分からなかったし、誰?誰?っていう感じで、やっぱ正直に楽しめなかったという次第です。

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SH

3.5Corner

2024年11月28日
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ブレミン

3.5日本なら「太秦で会いましょう」か

2024年11月28日
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妻との言葉のやり取りが必ずしも対話になっていないので真意が伝わらないのが、制作現場で自分の美学を貫いて時流への迎合を拒む姿勢とオーバーラップする。
それでも妻も映画も猛烈に愛してる不器用な監督の自虐的作品。
イタリア映画には「救いのなさ」という伝統があるそうだけど、ラストの字幕はひょっとしてその伝統の屈折した引用か?

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ひろちゃんのカレシ

2.5「未来の太陽」が原題です

2024年11月28日
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今は配信鑑賞がメインで、話題作しか映画館の集客力が無いですが、Netflix他の配信会社がスポンサーがつかないと、映画が製作・公開出来ない辛い時代を描いた考え深い作品で、年寄りの私には見やすかったですけど、この作品自体のヒットは難しいですね。

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aki007

3.0様々な回顧や引用の果てにみえて来るもの

2024年11月28日
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イタリアを代表する映画作家であるモランディが、映画監督ジョヴァンニに扮する自伝的で、私小説とでもいうべき映画。

ジョヴァンニは、十分な資金もないまま、1956年ハンガリー動乱の最中、イタリア共産党の招きで興行していたハンガリーのサーカス一座を擁護したことをきっかけに、イタリア共産党の人びとが、ソ連の共産党から独立してゆく姿を描こうとする。モランディもまた、共産党員であったに違いなく、しかも、その本音と思しき言葉が映画の最後に出てくる。

モランディのジョヴァンニとしての演技は的確、フランシス・フォード・コッポラを引用した暴力に関する議論などは面白かったが、出演する俳優の演技はともかくとして、撮影所に通ってくる時の履物にまで口を挟もうとし、周囲のひんしゅくを買う。彼は、常に演説口調で、教条的。何よりも、40年間、彼に寄り添い、プロデューサーとして歩んできた妻、パオラも別れを考え、カウンセラーの許に通っている。ジョヴァンニは、パオラから思ってもいなかった別れを切り出されて動揺を隠せず、若い頃から抗うつ剤や眠剤のお世話になっていたことを告白する。映画「息子の部屋」の神経質な父親が想い出される。

途中でフランス人製作者の本体がばれて退場し、お隣の国の資本が入って(これが現実)撮影は再開され、カウリスマキを思わせる音楽が流れてくる。モランディは労働者階級の出身ではなく、フランスのフォーレを除けば、イタリアの音楽と言うよりは、ハンガリーのサーカス音楽隊やトルコを思わせる音楽が中心で、出てくる必然性も、音楽と接する喜びも弱い。

大団円に出てくるパレードも、黒澤の「夢」を考えたのかもしれないが、土着性もなく、ましてや笠智衆のような名優の存在も望むべくもない。インド映画の幕切れを思い出すが、場面の切り替えも弱く、踊り、音楽共に精彩を欠く。結局、中途半端なまま作者の暗澹たる衰えを感じさせて終わった。しかし、モランディ自身も含め誰一人として、この幕切れには満足していないだろう。その絶望があるからこそ、ただ一つの可能性が感じられる。皮肉なことだが。

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詠み人知らず

3.0映画に対する考え方

2024年11月27日
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いろいろありますね。

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完

3.0映画における暴力表現の先にあるのものが、もしもの世界なのだろうか

2024年11月26日
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笑える

知的

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Dr.Hawk

3.0ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ア・チネチッタ

2024年11月24日
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楽しい

知的

幸せ

5年に1本のペースで映画を撮る映画監督の映画感と家族の話。

1956年のハンガリー事件に繋がる作品を撮影するジャンニと、他の作品を手掛けている最中のプロデューサーの妻を軸にみせていく。

イタリア共産党員を描いた作品なのに時代背景だったり政治色をまるで理解せず、ニヤけた演技で監督のディレクションに一々意見するアホな女優とか、時代背景に削ぐわないモノを見逃す助監督とか、基本ドタバタした流れではあるけれど、笑いの方はドタバタというよりも憫笑的な感じ。
他人の作品に8時間は笑えないし、そりゃあ愛想をつかされる切っ掛けになるだろうけどとか。

正直、観賞する人にその拘りは無意味じゃね?なんて思うほどの偏屈さをみせていたジャンニが、そんな変化する?というユニークだし平和的なぶっ壊しのラストで、なかなか面白かったけど、ちょっと劇中劇のみせ方が断片的過ぎた感じ。

ということで、この劇中劇が観たくなった。

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Bacchus

4.5それでも映画をつくることについて

2024年11月24日
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2023年。ナンニ・モレッティ監督。高名な映画監督は独りよがりで周囲から煙たがられている。長年連れ添ってともに映画をつくっているプロデューサーの妻は、一緒にいることが苦痛で別れたがっているが一歩を踏み出せずにいる。新作は1956年のハンガリー動乱を題材にしたものだが、俳優の自己主張とかみ合わず、資金も底をついて難航、そもそも動乱では若者たちが破れていった現実に鬱々としている。かたや、妻がプロデュースする作品現場に行って見れば、暴力とエンタメに偏った許せない作品が撮られていて気が滅入る。しまいには自殺願望にも似た絶望感にとりつかれて、という話。
それでも映画作りには喜びがあることが歌とダンスで表現されている。売れる映画ではなく面白い映画をつくりたいという出資者もいないわけではないし、陰鬱な歴史は映画のなかでは明るい未来へと改ざんすることができるのだ。
映画つくり、そこでつくられる映画作品、現実のハンガリー動乱、自身の青春期など幾層にも重なった現実のレベルが主人公の映画監督のキャラクターを描いていく。

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文字読み

1.5予想以上に雰囲気系の作品でした 反面、予想外に赤い洗礼を受けました

2024年11月24日
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Sugar

2.0タイトルの

2024年11月24日
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チネチッタで観ましたが、おじいちゃん監督の悲哀が描かれているだけで、感動らしいものも無く、終わってしまいました。

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ごっとん

3.0ラストシーンの終わりかた。

2024年11月23日
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楽しい

難しい

幸せ

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SAKURAI