「世の中そのもの」関心領域 ぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
世の中そのもの
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SNSなどで簡単に生々しいニュースを目にする日々では、自分の心を守るために無意識のうちに自分は関心領域を作っていたんだなと思った。
この家族と自分を置き換えすぎて辛くなった。
こんな虐殺の様子をBGMにしながら生活していて、この人達だってきっと極限状態だったと思いたい、、と思っていたら、子供は問題行動を起こすし、祖母は急にいなくなるし、やっぱり皆ちょっとずつ狂っていって却って安心した。
映画の中で、寝る前に家中の灯りを几帳面に消していくヘスの姿は、ホロコーストという自分に与えられた仕事を淡々とこなす真面目な人間性をとても表してるなと思った。
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