「人間とは … かくも恐ろしきものなり」関心領域 こころさんの映画レビュー(感想・評価)
人間とは … かくも恐ろしきものなり
クリックして本文を読む
冒頭から流れる微妙に音程をずらした楽曲に限界を感じ始めた頃、実写映像となった。
アウシュヴィッツ収容所所長ルドルフ・ヘスをクリスティアン・フリーデルが、妻ヘートヴィヒをザンドラ・ヒュラーが好演。
邸宅の隣で起きている事に家族が皆気付かないふりをし、平静を装い生活を続ける。
ヘスと同じ立場に置かれた時、自身はどう行動するのだろう。逃げ出す事は出来るかも知れないが、果たして反逆者となる事が出来るだろうか。
ヘスが絞首刑となる1947年4月16日の2ヶ月程前に、ヘス自身が拘置所で執筆した手記が、「 アウシュビッツ収容所 」という本になっている事を知り、早速図書館に予約しました。
彼が、私達に何を遺し何を伝えたかったのか、少しでも知りたい、そう思っています。
映画館での鑑賞
コメントする
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2024年6月12日
コメント返信ありがとうございます。
ルドルフ・ヘスのことや、所長の家が収容所の隣とか、私も全く知りませんでした。
鑑賞後、とにかく知りたいことがたくさんできてしまい、しばらく検索してましたね。
観客が知ろうと行動することを、監督は意図してたと思うので、見事術中にはまりました。
talismanさんのコメント
2024年6月12日
こころさん、私は今、とても眠いです。でも眠いにも関わらず働かされてた人がいたっていう理解でいいのでしょうか?睡眠が大事な私、いや人間全部にとって睡眠を禁じられることはどんなに辛いかと思います
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2024年6月11日
こんばんは。
コメントありがとうございます。
いやー、重かったですねー。
そして、テレビで放送されにくいですよね。
冒頭なんて、放送事故かと思われる…。
塀の向こうの音が伝わらないと、映画のコンセプトがわからないですし。
でも、たくさんの人に観て欲しい!