「無関心な人たちに、こちらの感情を煽られている気分」関心領域 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
無関心な人たちに、こちらの感情を煽られている気分
ダン、ダン、ダン♪
ダン、ダン、ダン♪♪
劇場出なしな、エンディング、口ずさんじゃってたよ…
劇中曲もそうだけど、良くもまぁ、こんなに不気味な音を作れるものですな。
とにかく、テンションだだ下がりですわ…。
でも、だからといって、まったくイヤなわけじゃなくて…
アウシュビッツ収容所内のことは、ほぼ描いておらず、
流れてくる人の声や、ピストルの音や、煙や、川に流れてくる灰や…
視覚、聴覚でこちらに想像させる…。
プールなめの流れる煙、現代?の展示の画、川面の色の変化などなど
想像する側は、如何様にも関心領域を膨らませられる。
巧いな。
しかし、無関心って、幸せなんだねぇ…。
まぁ、あの奧さんには、若干イラッとしたけどね。
後日談で、あの奥さんって、落下の解剖学の奥さんと一緒ね。
いやー、あの奥さんにも、少しイラっとしたから、
この奥さん役のサンドラ・ヒュラーさんって、イラっとさせる演技の天才なのか、
それとも、自然とそういうオーラが出ているのか...。
違う作品で、三度目の正直を試してみたい...。
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