「我々、人間という生物の姿。」関心領域 はりねずみ。さんの映画レビュー(感想・評価)
我々、人間という生物の姿。
すぐ横の傍らでどんな悲劇が起こっていようとも、渦中にいない人間は自分達の日常を続けるだけ。
たとえその悲劇が後年、歴史的な間違いであったとされても、当事者の人間達はそんなものなのだろう。
悪意があるわけでも残虐性があるわけでもない。自分達のやるべきことをやり、与えられた仕事をこなしていくだけの社会的な活動を送っているだけなのだ。
それを強烈な皮肉として表現しているのは、重低音の効いた不気味な音だろう。
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