ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
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準ドキュメンタリー映画として見るかどうか…。
今年245本目(合計896本目/今月(2023年7月度)31本目)。 (参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。 さて、こちらの作品です。 特集や公式サイト等にある通り、実在する人物をモチーフに描かれているため、あることないこと入れられません。したがって、ドキュメンタリー映画ではないものの、趣旨的にドキュメンタリー的な要素もかなりあります。 良いところとしては、tohoシネマズさんで放映される映画の中では時間が適切で飽きさせる展開などがなかったところでしょう。ここは良い点として挙げることができます。 難点として、字幕がイタリア語、ラテン語(出ます)まで出るため、その英語訳まで出るところ、そこが怪しかったり(文法ミス)、そもそも論で字幕の解釈をするにも、キリスト教に関する一般的な知識(プロテスタントかカトリックかは問わない)がないと、何が何なのかよくわからない点もあります。 ただ、日本は俗に「無宗教」とは言われるものの、ごく一般的な範囲であり、常識扱いしても良いのではないか、と思えます(実際に相当知識がある方からすれば突っ込みどころもあるんでしょうが…)。 映画の特性上、ワンストーリーにならざるを得ない、どうしても特定のマニアックな語彙が出てくることは想定していなければならない、などには注意が必要です。 これらまで加味して、以下のように採点しています。 ------------------------------------------------------------ (減点0.3/一部の英文法が奇妙) ・ God blesses you! などという字幕があたっているところは、厳密には間違いで(ただ、一応、字幕上も日本語字幕からも、一通りの解釈しかできない)、こうした英文法の無頓着さが気になりました。 なお、映画の趣旨上、宗教に関する語彙「だけ」でいえば英検1級どころでは足りない超マニアな単語が飛び出すので注意です。 ------------------------------------------------------------ (減点なし/参考/直説法と接続法(仮定法)の違いについて) God bless you! (神に加護あれ!)は、暗黙の省略である "I order that" God bless you! が隠れています。このように、相手に対して勧告などを表す動詞(ここでは、 order)をその用法で使う場合、その動詞を勧告動詞といい、そのthat節の中は接続法(学校文法では、仮定法現在)になります。 つまり、通常省略していう I order that (私は~を命ずる、案じる)という部分は通常省略されるのですが、省略された場合でも、that節の中は接続法になるところ、接続法では「英語の場合」すべて活用がないため(英語の話。フランス語やスペイン語ほかでは事情が違います)、God bless you は実は「正しい」英文法なのです(接続法)。 しかし、God bless[es] you ということはありえず(神への祈願なので、「私は~を念じる」という構文を取らざるを得ない)、したがってそこが英文法的におかしいということになります。この辺、英検持ちの視聴者をごまかすことはできないので…。 ※ やっかいなことに、この that は省略することもできます(フランス語、スペイン語などでの該当する que/qui とは異なり、このthatは省略が可能)。したがって、省略してしまうと「何が」接続法なのかというのがよくわからなくなるので、高校学校までの英語では、便宜上これを「仮定法」というカテゴリに入れているのですが、より多言語から見た場合、この表現は「接続法」というものです。 ※ ただし、接続法と取った場合でも、先に触れたように、時制の概念や動詞の活用といった概念が「英語には」存在しないため(英語では、三人称単数の-sや過去形の-edルール以外ほとんど存在しない)、「接続法の活用を覚える」という概念が「観念できない」(仮に観念するなら「すべて活用しないというように暗記する」という扱い)という、英語独自の事情によります。
アモルト神父のキャラが良い
悪魔モノとしては良く言えば王道、悪く言えば平凡。 正直言って新鮮味はあまりなかったです。 ただ、ウイスキーを煽り、軽口を忘れず、何かと俗物的に見えるアモルト神父のキャラは良かったです。 地位も高いだろうに、安そうなスクーターで駆けつけるのもなんか良い味出してます。 まぁ、見どころはそこくらいでしたかねぇ… 良くも悪くもラッセル・クロウで成り立ってる感じでした。
怖くはないけど定石踏んでて面白い
ラッセル・クロウの肉弾エクソシスト。 取りつかれる少年が熱演。その姉のちょっとやさぐれた不良娘っぷりとか、100%善人のママとか、知識の浅いちょいイケメン若い司祭とか、うさんくさいバチカンの偉い人たちとか、キャラの配置といい、ストレートな展開といい、特にひねりがない、定石通りの(逆にいうと勘所を押さえた)オカルトホラー。 その分、爆発だの悪霊だのが派手派手。 あー、面白かった
憑かれた人々
悪魔祓いの職にあった実在の神父の回顧録がベースとはいえ、古典的ホラー・エクソシストもののフォーマットで見せるvs悪魔戦は、昭和プロレス的な安定感ともいえるが、ちょっぴりギャグっぽかった。 悪魔に乗っ取られた神父がスペイン宗教(異端)裁判をやったとか、一部の聖職者が性的虐待をしたせいで命を絶った信徒の少女がいたとか、さりげなくヴァチカンやキリスト教の罪まで暴く内容に、これ「怒られないのかな?」という妙な不安を抱いたりして。 まぁ、ヴァチカンというよりバカちん。 2人の神父のバディ感とか、スクーター「ランブレッタGP」で移動する姿とかが、けっこうキャラが立っていて受けそうな気もしますが。 ラッセル・クロウが主演なら、聖なる拳や銃で、悪魔に憑かれた人間を片っ端からぶっこ◯しまくるような映画に仕立てればよかったのに、と無意識のうちに、太ったニコラス・ケイジ扱いをしている自分に気付きました。 私も、B級映画好きという悪魔に憑かれているのかもしれませんw あ、上映中ずっとスマホでSNS実況し、時々スクリーンを撮っていたガキは、後ろから「眩しいぞクソ野郎、呪うぞ」と言ったら、エンドロール前に逃げていきました。 悪魔祓いに成功したようです。
続編希望!!!
いい意味で、とても現実的で、 なんでも霊や悪魔でなく、精神疾患が殆どと言っていたのが誠実で信頼あるエクソシスト映画でした。 また、悪魔に関しても凄く宗教感や神話に基づいて詳しくストーリー背景が描かれているのも良かったです。 また、屈強な見た目で尚且つ献身的なラッセル・クロウと 若き青年のバディものでもあり、未熟だった青年の成長物語でもあったので大変面白かったです。 続編作って欲しい!!
怖い系なのに常にうっすらと面白い
ホラーというよりバトルに近かった ・・・の割には下地はしっかりと悪魔祓い(?)に沿っている 絶対大丈夫だという確信イメージで ラッセル・クロウ演ずるアモルト神父を目当てに観に行った (不謹慎にもアモルトパンチ!とか思っていた) 以外に飄々としているしあの身体で小さめのスクーター (ベスパではなさそう)を操るところも良い 怖いというよりは”異端教審問”が胸に刺さる この辺りもう少し掘ってほしかった 後に(?)相棒となる若神父も良い ふっ飛ばされてガラスぶち破る辺りで「死に確定」とか思っていた そんな彼が良いスパイスになってアモルト神父の胆力等(身体以外)もわかる 「ラテン語を使え」とか「天使祝福を唱えろ」とかふざけてないのに 何故かずっと薄っすら面白い 2作目狙えそうだと思うのだが・・・ リピート確定です
オカルト映画として久しぶりの重厚作品
正直、この手の作品がこの時期に公開される程嬉しく思うことはないね。ネットの普及でどんどんこの手の作品の公開がめちゃめちゃになっているもんな・・・ で、本作品、単刀直入言ってしまえば、「面白い」ジェームズ・ワン監督モノにそろそろ飽き飽きしていたので、このタイミングで本作品のような作品の制作と公開嬉しいね。 本来のエクソシストのようなオカルト作品の雰囲気がむんむんで、今時の雰囲気をしっかり織り込んでいて、本作品実話と実際の人物をモチーフにしてあるので、今時のヴァチカンの内情も含めてお話が進む所など本当にリアルに作られている。 また、見直したのは、ラッセル・クロウだよ、アカデミー賞受賞俳優と言うことを思い出したよ、最近はB級感たっぷりのどうでもいいようなアクション映画ばかり出ているので、忘れていたけどラッセル・クロウの演技にも惚れ惚れしてしまうよ。 音だけとか意味のない部分だけで脅かしたり、気持ち悪さを全面に出したりしなくても、こういった作りのオカルト映画は見応えがあっていいね。丁度、ウイリアム・フリードキン監督作品「エクソシスト」を久しぶりに見たばかりだったので、いい流れで本作品を見れました。 しかし、私自身、心霊とか信じる方なので、本作品色々と勉強になりました。 ガブリエーレ・アモルト神父作品として別のお話も見てみたいな・・・弟子も出来たんだから・・・シリーズ化して欲しいかな・・・ しかし、古典的なオカルト映画ではありますが、人が死なない、気持ち悪くない、驚かなくても、満足度は高い作品だったな。 強いて言えば、ラッセル・クロウのスクーターに乗るシーンには笑えた・・・
迫力のエンターテイメント
ラッセル・クロウが2016年迄ご存命だった実在の悪魔祓いを演じる、って凄いエンタメ要素高い!実際の司祭の著書を基に脚色されたそうだが、サタンと対峙するにはやはり、信仰の基礎、自分の罪を告白し、主の赦しを得る、イエスの血によって救われていることを確信する。信仰と御言葉によって歩み、常に神と繋がっていること。日々の生活も、こんな恐怖の戦いの場でも、神の武具の使い方はやはり同じであることが確認出来て、とても有意義だった。取り憑かれた様子や、地獄の入口のような壮絶な戦いのシーンは怖い〜!迫力のホラーでありました。 サタンは冗談が嫌いってセリフがあったが、最後に舌を出した司祭の写真を見て、逆に説得力が増した気がした。怖かったが、おもしろかったー。
カタコンベ部分はそのままインディの方で使えそう
回顧録? ということは、この神父さまの体験としては、精神疾患では説明できないことが本当にあったということなのですね。 悪魔が潜む残りの199箇所はその後、どうなったのだろう。 もしかして、ロシア正教会にもワープして、ラスプーチンからプーチンまでずっと操ってる? あのカタコンベのセットは、インディ・ハリソン・フォードがいても違和感なかったです。
本格ですぞ
久しぶりの直球、エクソシスト映画です。本当にあったかもしれないと思うと、ゾクってしますね。(映画用に誇張、脚色されてると思うが)演出も死霊館シリーズに負けず劣らずの、不気味さ。悪魔の思惑なんて怖すぎるよ。なんというか、人間の心の闇というか、弱さというか、浮き彫りにされるのは、怖い演出。子役の子も迫真ですごい怖い! 余談だが、悪魔に取り憑かれたら四つん這いで天井登るのが、テンプレなのね。
多分間違った反応なんだと思うけど、 終盤で色々大変な中で祈りを続け...
多分間違った反応なんだと思うけど、 終盤で色々大変な中で祈りを続けるところで、 なんだか感動して泣いてしまった アモルトさん、チャーミング過ぎてファンになった 色々調べたり本を読んだりしそう エスキベルさんは、 Tommy Pageに似過ぎてて驚いた
カトリック協会がスポンサー??
ラッセルクロウ出演作の安定の面白さ。 良いキャラしてる。軽口叩いて、悪魔を素手でぶん殴るんじゃないかってくらいの勢い。 続編希望。 あの負の歴史を悪魔のせいにするのは、カトリック協会がスポンサーなの??
あの作品と比較してしまう。
そう、ジェームス・ワンの名作「死霊館〜エンフィールド事件」。シチュエーションが似ているものだから、どうしても比較してしまう。 その上で感想を述べるなら、今回目新しいものは特に無く、どんでん返しも無い。悪魔は名前を知られるのを嫌がるとか、スペクタクル展開になるラストなども死霊館と似ていて、「うーん」となってしまった。 ラッセル・クロウのちょっと余裕な感じとかはいいキャラ出てるので、続編出たら見ると思うけど、エクソシストはまあまあのレッドオーシャンなので監督の手腕が問われると思います。
某ジャンプ漫画の中二病キャラも同じような事言ってたような
冒頭、まず少年を見て、綺麗な顔をしているけれど悪魔に取りつかれ顔だなあと思った。 少年時代のダニエル・ラドクリフ君がポッター顔なら、この子は悪魔に取りつかれ顔・・ (この子が取りつかれると分かってたからかもしれないが) すみません。 迫真の演技は凄かった。怖かった。 特に眉間に皺を寄せた時の表情・言動は、中二病と紙一重と思いつつも怖った。 ホラーシーン来いと思いながら、来たら来たらで、「こええよ!」と思いながら約2時間。 ホラー好きの人には、かなりソフトなホラーだったようだけど。 かつてワクワクしながら見たミステリー/サスペンス映画の謎解きが、「悪魔」で片付けられてしまい、何の理論性も無くてガッカリした経験から、聖書に由来する悪魔ものはそこまで好きでは無いのだけれども(なんで見た?)、中々面白く最後まで飽きずに見れました。 神父のキャラが良かったねえ。 実在したエクソシストっていうのが凄いね。 エンディング最後の写真を見るに、実際に中々ユーモアのある方だったようだ・・
悪くはない
昔からヴァチカンの色々な黒い噂を耳にするので、まぁ色々あるんやろ、逆に悪魔に魅入られるほど、ヴァチカンが黒いって事では?とも思いますが、実際のお話をもとにしているので、キリスト教信仰の国では、やはり恐ろしい人間のゴウのような物も渦巻き、あり得る事なんだろうなぁ、そして、そこで働く神父さん達も真剣なんだろうなぁと、様々な意味で面白かったです。 しかし後半の悪魔の強さに、あんな感じで倒せたの??と疑問に思ったり、母親がもう少し活躍してする場面が欲しかったり(怯えてばかり)、不満は多々残ります。
アモルト神父の体験記?
1987年7月、アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼された。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、トマース神父とともに調査を始め、かつてカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録や、修道院の地下で邪悪な魂にたどり着いた。さてどうなる、という話。 アモルト神父の回顧録らしいが、怖くもなく、これがホラー?って思った。 ラッセルクロウは素晴らしかったが、それだけ。
深く考えるといろいろ問題ありますが、普通にみれば面白いです。
異端審問という悲惨な歴史をxxのせいにするのはいかがなものかと思います。あと、法王が有能すぎますね。どこから情報得たのかな。まあ、深く考えればいろいろ問題ありますが、難しく考えず普通にみれば面白い作品です。 主演のラッセルクロウ、やはり上手いですね。 あと、大きな音で観客ビビらす仕掛けがなかったのは良かった(あれ、大嫌い)。
そこ、もう少し!
悪くないけど、もう少しストーリーに捻りが欲しい。あのファミリーを狙う必然性も?そしてバディ感がもっとあれば更に良くなったと感じました。あの黒人の人とラッセルのバディの方が面白くなりそうな気がしたりして。 演出が大仰になればなるほど冷め気味になってしまったのですが、悪魔に憑依されたらそうなっちゃうんでしょうか?ある程度事実に基づいてるから、ですかね。 若干意見はあるものの、ラッセル•クロウの存在感で飽きずに見れました。 続編ができたら面白いと思いますが、エンタメに振るのか、リアルに振るのかハッキリ決めた方が良いと感じました。
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