ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
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如何にも悪魔祓いらしい映像がたくさん
悪魔祓いって、そうそうこうよね、みたいなシーンが多かった。
ラッセルクロウ主演だけあって、
結構力技が多い、ドアとか壁とか、、
心の闇を描きはしてるけど深掘りはなく、
やはり本家のエクソシストの方が面白い。
重要な異端審問の説明が台詞ばかりなのは残念だった。
過去パートで映像で少しでも見たかったなあ。
おぞましさが増しそうです。
ラストの本物のアモルト神父の写真見れて良かった。
アインシュタインみたいなお茶目な姿でした。
単純な疑問だけど、
悪魔憑きに出て来る悪魔って、これは相当ヤバい!
といってもアスモデウスとかベルゼバブ位。
キリスト圏的には、ルシファーは出さないのでしょうか?
人間に取り憑くなんて、一番エラい悪魔はしないのか、、
けっこうよかった
悪魔が、たいていの場合女の子に意地悪をするだけのしょぼい存在なのだけど、高位のエクソシストに乗り移ってヴァチカンの本尊を狙っており、なかなかスケールの大きな悪魔で倒し甲斐がある。パートナーの若手の牧師がだんだん前のめりになっていく感じが頼もしい。やはり縁起の悪い物件には近づかないに限る。
次回作も期待!
うーん、まぁ普通
単なる驚かしのホラー娯楽作に留まらない、見どころの多い仕上がり
【ネタバレ注意】最終的にはネタバレ回避しています。結末は劇場でご確認ください。あしからず(^^ゞ
ローマ教皇直属のチーフ・エクソシストとして実在した、ガブリエーレ・アモルト神父(1925~2016年)の手記に基づく作品。
劇中でなされる悪魔祓いの模様は、SFXによる超常表現や怪異表象をふんだんにとり込む純エンターテイメント志向ながら、名優ラッセル・クロウによる豪放磊落な役作りは神父への敬意と機知に富み、ヴァチカンが舞台となる場面では教皇庁も積極的に協力するなど、単なる驚かしのホラー娯楽作に留まらない、見どころの多い仕上がりとなっていました。
●帰天する直前になって、自身の体験の映画化を認めたわけとは?
ガブリエーレ・アモルト神父が数万回行ったとされる悪魔祓いの体験を記述した回顧録『エクソシストは語る』『続・エクソシストは語る』は邦訳を含め大ベストセラーとなっています。このため映画化のオファーは過去にもありましたが、誰も神父を説得できなかったのです。
本作企画が2016年の神父の没前に映画化権を獲得できたのは、プロデューサーの信仰心ゆえだったそうです。こうした経緯に発する、事実言及をないがしろにはしない本作の製作姿勢は、とりわけ作品前半におけるアモルト神父の人物造形へよく表れていました。通常のキリスト教布教映画とひけをとらないほどに、悪魔との闘いの基本が、超能力ではなくて、誰の心にも宿っている信仰心にあることが強調されている作品でした。
●アモルト神父にも弱点があった!
そして悪魔からの攻撃ポイントとして、信仰心とは真逆の過去に犯した過ちだったり、後悔だったり、希望を失っている部分をピンポイントでつつかれるのです。
アモルト神父とて例外ではありませんでした。
ヴァチカンにおいて36年にもわたりエクソシストの職責をまっとうしたアモルト神父は、十代後半に第二次大戦で徴兵されるとまもなくパルチザンへと転じるなど理想主義者の側面がある一方で、悪魔祓いの相談に乗った相手の98%に対しては精神科医など医療機関へ紹介するなど現実主義的な顔も持ち合わせていたのです。映画でもラッセル・クロウ演じるアモルト神父は、悪魔に憑依されている少女を見破られず、精神科医に紹介してしまい、自殺に追いやってしまったことを深く後悔していて、その心の傷が悪魔に攻撃される神父の弱点として描かれたのです。
●物語の軸となるスペインの修道院での強大な悪魔との対決
さて、本作において中盤以降の主舞台となるのは、スペインの丘上に建つ古い修道院です。
1987年7月。サン・セバスチャン修道院。アモルト神父(ラッセル・クロウ)はローマ教皇(ダニエル・ゾヴァット)から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かいます。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父(ダニエル・ゾヴァット)とともに中世ゴシック様式の教会堂の地下に眠る、より前代に遡る古代遺構へ目指して、教会の庭にあった古い井戸から潜り込みます。
そこには、かつて異端審問の時代に為された儀式や悪魔封じの痕跡が残されいていたのです。その痕跡とは、今日のローマ・カトリック教会そのものの礎を揺るがしかねない秘史が隠されていました。それは中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判が、実は悪魔の指導によるものだったという衝撃の秘密の告発でした。しかもその悪魔というのが、もとはアモルト神父と同じチーフ・エクソシストが降魔に失敗。逆に悪魔になってしまったというから、余計にショックを感じました。バチカン全面支援の本作の中で、宗教裁判というキリスト教最大の暗黒史の原因について、ここまで踏み込んだ作品はありませんでした。そういう点で画期的だと思います。
この地下最深部でのクライマックス・シーンでカトリックにおける「ゆるしの秘跡」(司祭のもとで、自分の犯した罪を告白し、罪のゆるしを願うことにより、神からの罪のゆるしが与えられる)が、悪魔との対決において、いかに悪魔との対決において信仰心が大切なのか印象づけるものとなりました。その点がエクソシストが登場する他の娯楽映画にはまず見られない点です。
この構成的な緻密さは他の面でも、たとえばゴシック修道院の建築内装や美術衣装、井戸底からカタコンベ(地下墓所)を経て古代教会の遺構へ潜りゆく地底探検への展開などがよく造り込まれていることからもうかがえます。
●登場する悪魔が、アモルト神父を事実上「指名」した意味
劇中、悪魔は司祭を呼べと何度も語りかけてきます。しかし、司祭だったら誰でもいいというものではありませんでした。実際にトマース神父が対峙したときおまえではないと拒絶されてしまいます。アモルト神父が修道院の地下の調査を進めるなかで、この地下に巣くう強大な悪魔は、歴代のチーフ・エクソシストの魂を食いものにしてきたことが判明したのです。だから、アモルト神父も引きよせたのでした。
それだけにこの悪魔との最終対決は、一筋ならではいけません。SFXを駆使した大迫力の対決シーンとなりました。そしてアモルト神父もこれまでのチーフ・エクソシスト同様に悪魔に魂を奪われてしまいます。
残ったのは、経験の浅いトマース神父だけという心細い体験。果たしてこの絶体絶命のピンチがどうなるのか、劇場でご確認ください。
●アモルト神父の名誉回復を狙った作品
なお、この悪魔祓いの場面とほぼ同じ構成ながら、ブタではなく蛙へ憑依させ直す映画作品に『ザ・ライト エクソシストの真実』(2011年)があります。こちらでアンソニー・ホプキンスが演じる主人公の主なモデルもまたアモルト神父なのです。ラッセル・クロウの演技は、アンソニー・ホプキンス版を更新する意図が端々に感じられました。演技巧者の熱演を比較するのも楽しいことでしょう。
●教皇役も秀逸!
教会内から嫉妬まじりの激烈な批判に晒されるアモルト神父を直に信頼するローマ教皇役へ、マカロニ・ウエスタンを象徴するイタリアの名優フランコ・ネロを配する点も秀逸です。
●バチカン内部にも唯物論が忍び寄っていた!
アモルト神父に対する批判の中でも、バチカン幹部の枢機卿が、悪魔なと実在しないと唯物論の立場で批判する輩がいたのです。
近現代の合理主義では割り切れない事象が引き起こす困難を引き受けることができないなら、いったい今日の教会に何の意味があるのでしょうか。
俗世的な不祥事の絶えない昨今のキリスト教会組織に対し、アモルト神父の突きつける悪魔との闘いの現実。合理主義に陥り、アモルト神父の報告も嘲笑する枢機卿をリストラしてしまうローマ教皇の決断には喝采を送りたくなりました。
●悪魔退治には、まず悪魔の名前を知ること
本作で明かされる悪魔退治の秘訣とは、対象なる悪魔の固有名称を判明すること。相手の名前を知ることで、相手を特定し、神の光をピンスポットで打ち込むことができます。だから本作に登場する悪魔は、執拗に自分の名前を明かさず、はぐらかすばかりでした。 だとしたら、逆に神仏の名前を連呼することも有効です。
普段信仰とは無縁の無宗教の人でも、金縛りや、強い嫉妬心や怒りで自分を見失って、心が統御できない状態に陥ることもあることでしょう。ほっとくと自殺や無差別殺人に発展しかねません。そういうときは、必ず悪魔や悪霊に支配されているのです。
そんなピンチのときはアモルト神父やトマース神父が行ったように、ひたすら帰依する対象の名前を唱え続けることが有効な打開策となるのです。
これはキリスト教だけではありません。仏教でも、神道でも有効です。たとえ無宗教でなにも信じていなくても、神仏の御名を唱え続けることで悪魔や悪霊を退散させることができるのです。
特に念仏というと、仏教界でも小馬鹿にされてきたキライがあります。でも法然上人のように、阿弥陀仏のお名前を真剣に専修して何度も呼び続けると、本当に阿弥陀仏と一体となって悪魔や悪霊を退散させることができます。
●最後に
エンドロールで登場するのが、実際のアモルト神父の写真。何と舌をペロリと出したお茶目な姿ではありませんか。ラッセル・クロウか演じると大物感が漂うイメージになりますが、実際のアモルト神父は、子供がそのまま大人になったような天真爛漫な人だったのでしょう。こんな人がチーフ・エクソシストだったなんて、イメージが違いすぎました。
公開日 :2023年7月14日
上映時間:103分
★映画『ヴァチカンのエクソシスト』予告
検索してください。
《参考》
★映画『ザ・ライト -エクソシストの真実-』予告編(2011年)
検索してください。
★シチリアの現役エクソシスト・カタルド神父へ密着取材したドキュメンタリー『悪魔祓い、聖なる儀式』(2016年)
検索してください。
ヴァチクソ
すげー略し方だなと思いながら、ラッセル・クロウ×エクソシストものというどんな化学反応を起こすんだろうかとワクワクしながら鑑賞。
ラッセル・クロウ萌え映画としては満点!内容も直球のエクソシストもの、悪魔vsエクソシストの構図ひとつで引っ張ってくれて、退屈することなく楽しめました。
実在した神父の著書をベースに物語が展開されますが、現実でもこんな感じに悪魔って存在するんだな〜とタメになりながら作品を観ていました。
悪魔vsエクソシストというシンプルな構図に、過去の過ちを交えて進めていくハイブリッド型エクソシスト映画でした。冒頭サラッと悪魔との対峙をして勝って、教会に呼び出されて説教されそうになったから上手いこと逃げて、そうしたら悪魔に憑依された少年を見てほしいという依頼が来て、そして向かってというのをササっとやってくれるのでとてもテンポが良いです。
悪魔が中々傲慢なやつで、しかも超強いというおまけ付きなので、強いであろうカブリエーレですら苦戦するバトルが濃くて見応えがありました。神父2人で共闘するシーン、ガブリエーレが助けられなかった女性、トマースが過去に犯した娼婦、ある女性にしてしまったそれまでの罪を懺悔して前に進むという胸熱な展開を片手に、絶叫響き渡る悪魔封じが繰り広げられて面白かったです。
ラッセル・クロウがカブに乗って街を駆け抜ける姿、これを見れただけで満足度はとても高いんですが、カブに乗るイカつい神父の頻度が多いので、その度に需要が満たされていきます。他作品ではその表情から滲み出るおぞましさや、暴力的な役が目立っていますが、今作ではとっても優しい表情やお茶目なところを見せつつ、かっこよく決めるシーンは決めてくれるので良かったです。
子役の表情がメイクの力はあれど、凄まじい悪魔憑依顔をしていてゾクゾクしました。マジで取り憑かれたんじゃないのかと思えるくらい鋭い目つきに悪い口元をしていて、この子は将来相当な大物になるなと思いました。お姉ちゃんも美人なのに、四つん這いで走らされたり、お口をあんぐりさせられるなど、中々の無茶をさせられてますが、真正面からその演技をしてくれたことに敬意を表したいです。
ホラーとして今作を観ると物足りないと思いますが、エンタメで観ると脳汁がドバッと出る楽しい作品になっていました。悪魔的流血という訳の分からない映倫からのコメントが何故か納得できる不思議な作品です。
鑑賞日 7/19
鑑賞時間 11:20〜13:15
座席 F-3
94点 期待以上の作品でした!
これまでにないエクソシスト映画が誕生
ガタイのいいラッセルクロウをエクソシストにすえ、冒頭いきなり豚を撃ち殺すあたりから
なんか、今まで観たエクソシストと違う😳
そもそも、いつものオカルト映画パターンなら、悪魔憑きと教会に認定され、エクソシストを呼び出すまでが一苦労なのに、
今作は最初からヴァチカン総本山の主任エクソシスト御大が登場✨✨
歴史ある修道院に現れた悪魔が、主任エクソシストであるアモルトを呼び寄せる。
アモルトに付き添うのは、地元の善良なトマース神父。エクソシストの知識はなく、初めて目の当たりにする悪魔に怯え慄く。
ヴァチカン史上、最も強大な悪魔の正体は?目的とは?
そして聖書の起源でもある恐ろしい秘密が明らかになるー。
ゾクゾクするような怖さではなく、悪魔vsエクソシストのバトル感がすごい😂
そしてずっとビビりまくってた、ヘタレ神父の活躍に胸熱✨✨
公開終了間近と知り、慌てて観に行きました。ホラー映画なのに、まさかの満席✨✨いやー面白かった❤️続編作ってほしい!
実在したエクソシストの著作を元にした映画。教会の見解を聞いてみたい。
なんといっても
エクソシスト映画はあまり観てないが、演出そのものは驚くような内容はない(そんな感じかな、ってところ)ものの、ちゃんと面白い。いわゆる映画的な演出がしっかりしてる。
しかしなんといっても驚いたのは、「異端尋問は悪魔のせいだった」って設定!いやいやなにコレ!?バチカンのプロパガンダ映画!?
それが一番面白かったです…
ラッセル クロウ 久々に見ました。
もう少し意外性ほしいかな
期待通りのエンタメ悪魔祓い物
怖いと恐いは意味は同じでも客観的心情からは恐いであって欲しかったかな
「グラディエーター」「レ・ミゼラブル」のラッセル・クロウが悪魔祓いを務めるとあって注目していた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…う〜ん、まあまあw
まあまあだけど、個人的には火薬使い過ぎで派手感一杯で…改めて1973年「エクソシスト」の偉大さを感じてしまう。
実在の祓魔師(エクソシスト)のガブリエーレ・アモルト神父の著書を映画化し、その主演がラッセル・クロウならそりゃあ注目はするでしょう。ましてや夏にホラー映画は定番だしw
悪魔祓いは映画や小説、漫画などでよく知られる存在であってもそれは創作物の中が大多数であり、実際にあってそれがどれ程の物かは正直分からない部分も多い。
20世紀から21世紀にかけて形骸化していた祓魔師は教会制度の見直しにあたって廃止されたとも聞く。
ただ完全に無くなった訳ではないらしく、それを求める人も一定数居て、それで救われた人もいるとの事。日本でもお祓いなどは普通にあるし、イタコや狐払い、霊能力などオカルティックな物は普通に存在する。
眉唾物と言えばそうなのかも知れないが文化が違えば、信じるものも違う訳でそれが精神的支柱であっても良いと思う。
少なくとも悪魔祓いが嘘でしたと完全に否定されると夢もロマンも無いと考える訳です。
で、実在の神父の著書を映画化したとあって、怖い怖いホラー映画を堪能出来ると思ったらちょっと違った。
もう爆発バンバン。火柱ドカドカ。悪魔の力、広範囲過ぎ。何よりも舞台となる修道院に呪われ過ぎる原因てんこ盛り。
ちょっと派手過ぎて予想と違い過ぎて、「ん?コンスタンティンか?」と思ってしまった。
監督のジュリアス・エイバリーは過去に「オーヴァロード」でもドッカンドッカンやっているのでそういう気配は感じていたけど、ちとやりすぎ感はあるかな。
また、ラッセル・クロウ演じるアモルト神父がなかなかファンキーでお茶目な感じ。実力派のアウトロー感が良い味を出してはいるけど、その分相棒のトマース神父が影が薄く感じる。また風貌や言動行動から「アオラレ」を思い出すんですよね。見た目はブラックサンタっぽいけど。
実在の人物をモチーフにしているのであれば、もっとじわりじわりとヒタヒタするような怖さの方が良かったかなと。
そうする事で物語の本質の原因にもっと深く掘り下げられたし、エクソシストの本質も垣間見えたかなと。
特殊効果の影響が強過ぎてそこがブレた感じがするんですよね。
そう思うとやっぱり「エクソシスト」は偉大だな〜と感じてしまう。
数多の悪魔祓い映画があるけど、個人的にはあれを超えるものは無いと思うし出会ってもいない。
また作中でも「エクソシスト」のオマージュ的な描写はある。
もう半世紀近く前の映画にいまだに捉われていると言うのも因果な話。
もう少しじんわりと緊迫感が漂い、琴線を触れるような恐さを期待していたので個人的にはちょっと残念。
「こわい」と言う漢字は「怖い」と「恐い」があるが、どちらも意味は同じで使い分けにも特に意味を成さない。
だが怖いよりも恐いの方が意味は同じでも客観的心情からはより「恐い」の方が強調されている感じはする。
そう思うとこの作品はより「恐い」であって欲しかったかなと感じます。
まあ個人的な感想ではあるのですが。
観る側のジャンルの枠を取り外して、この作品をホラーアクション映画として考えると…あ、やっぱりそれは「コンスタンティン」になるのかw
あなたはゼウス
ん〜、なんだかな。ゴア描写・ホラー描写に優れてそうで、とんでもないものを見せてくれそうだった予告とは裏腹に、ストーリーも含めてどれも平凡な感じ。ありがちで新鮮味がなく、結構ガッカリ。ぶちかましてくれると思ってたんだけどな。
ラッセル・クロウの神父姿は完璧で、存在感も立ち振る舞いも言うことなし。せっかくいいキャラなんだから、もっと掘り下げて欲しかったんだけど、なんか中途半端。バイクを乗り回すラッセル神父はめちゃくちゃイカしてたし、悪魔に強気に立ち向かうのも最高だったから、こんなアモルト神父・ラッセル・クロウの面白さが発揮される演出を盛り込んで欲しかった。素材の味を引き出せていません。
ホラーとしても、サスペンスとしても、バディものや家族愛を描いた物語としても、かなり微妙。どれかに長けていてくれよ。しかも物語も冗長で、終始暗い。絵変わりしないからすっごく退屈しちゃうし、せっかくのバトルシーン(?)もあっさりしていて眠たくなる。アモルト神父含め、どのキャラクターも面白味があって魅力的だったから、絶対に良作になったはずなんだけどね。何にせよ、エピソードが薄い。
前半パートの奇妙な雰囲気はとても良くて、星4間違いなしと思っていたんだけど、後半からの失速感が半端じゃなくて、関心が一気に薄れてしまった。真面目に専門用語を多用する割には、結構粗い作りだし、ストーリーも紆余曲折しない。ずーっと同じテンション。予告のテンポの良さはどこへ。
絶対面白いと確信していたからこそ、悔しすぎる。それも、ダメダメな映画でもなく、上手く引き出せていない微妙な映画だからより。ラッセル・クロウは素晴らしかったですが、、、勿体ない。続編作って、リベンジしてほしいです。
2%
1987年7月スペインの修道院で悪魔に取り憑かれた少年の悪魔祓いををするヴァチカンの首席エクソシストの話。
1年前にダンナを亡くしたアメリカ人女性が、修道院を修復して売却する為に娘と息子を連れてサン・セバスチャン修道院にやってきて巻き起こって行くストーリー。
冒頭字幕で悪魔を信じない人はなんちゃらかんちゃらとアモルト神父の言葉が紹介されていたけれど、あーそーですかーw(個人的見解です)
タイトルから通りのエクソシストを題材にしたありがちオカルトホラーだろうなー…とハードルが低い状態で臨んだら、まさにそうだったけれど、サン・セバスチャン修道院とヴァチカンの秘密や過去の出来事を巡る、シミュレーションゲームかロールプレイングゲームの様な謎解きサスペンス的な要素もあってなかなか面白かった。
まただ、題材が題材だけに振り幅は狭くてまあこんなものだよねという印象も。
ホラーエンターテイメント
聖域無き闘い❗
決して悪魔払い師がヒーローっと言う描き方で無く、キリスト教教会組織しかも、総本山とも言えるバチカン市国のスキャンダルにも触れつつ、舞台はかつての修道院跡、更にバチカンに乗り込もうと企てる「悪魔」
これはもう、悪魔との闘いに聖域など無いものと言えるのでは無いだろうか⁉️
世界でさも多い信者を持つキリスト教、彼等にとっては見方、感じ方、考えるところ強さは相当の事と思う。
「悪魔」に対する、最大の力
は「強い信仰心」との事・・・私を含め「無神論者」が多い日本 サァどうなる、どうする⁉️
ラストの怒号のぶつかり合い・・こりゃ又凄い❗
「光が強いほど、影は濃くなる。」
「影の存在で、光が際立つと言える。」
っと言う事聞いたことあったナ。
2014年作品の「NY心霊捜査官」も、あわせて鑑賞されると、これ又面白い、こちらも“実話”の映画化
劇中のラップ音等、怪音のサウンドデザインが良く出来ていますので、是非劇場で怖がって欲しい‼️
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