ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
全206件中、141~160件目を表示
ヴァチクソ
すげー略し方だなと思いながら、ラッセル・クロウ×エクソシストものというどんな化学反応を起こすんだろうかとワクワクしながら鑑賞。
ラッセル・クロウ萌え映画としては満点!内容も直球のエクソシストもの、悪魔vsエクソシストの構図ひとつで引っ張ってくれて、退屈することなく楽しめました。
実在した神父の著書をベースに物語が展開されますが、現実でもこんな感じに悪魔って存在するんだな〜とタメになりながら作品を観ていました。
悪魔vsエクソシストというシンプルな構図に、過去の過ちを交えて進めていくハイブリッド型エクソシスト映画でした。冒頭サラッと悪魔との対峙をして勝って、教会に呼び出されて説教されそうになったから上手いこと逃げて、そうしたら悪魔に憑依された少年を見てほしいという依頼が来て、そして向かってというのをササっとやってくれるのでとてもテンポが良いです。
悪魔が中々傲慢なやつで、しかも超強いというおまけ付きなので、強いであろうカブリエーレですら苦戦するバトルが濃くて見応えがありました。神父2人で共闘するシーン、ガブリエーレが助けられなかった女性、トマースが過去に犯した娼婦、ある女性にしてしまったそれまでの罪を懺悔して前に進むという胸熱な展開を片手に、絶叫響き渡る悪魔封じが繰り広げられて面白かったです。
ラッセル・クロウがカブに乗って街を駆け抜ける姿、これを見れただけで満足度はとても高いんですが、カブに乗るイカつい神父の頻度が多いので、その度に需要が満たされていきます。他作品ではその表情から滲み出るおぞましさや、暴力的な役が目立っていますが、今作ではとっても優しい表情やお茶目なところを見せつつ、かっこよく決めるシーンは決めてくれるので良かったです。
子役の表情がメイクの力はあれど、凄まじい悪魔憑依顔をしていてゾクゾクしました。マジで取り憑かれたんじゃないのかと思えるくらい鋭い目つきに悪い口元をしていて、この子は将来相当な大物になるなと思いました。お姉ちゃんも美人なのに、四つん這いで走らされたり、お口をあんぐりさせられるなど、中々の無茶をさせられてますが、真正面からその演技をしてくれたことに敬意を表したいです。
ホラーとして今作を観ると物足りないと思いますが、エンタメで観ると脳汁がドバッと出る楽しい作品になっていました。悪魔的流血という訳の分からない映倫からのコメントが何故か納得できる不思議な作品です。
鑑賞日 7/19
鑑賞時間 11:20〜13:15
座席 F-3
94点 期待以上の作品でした!
これまでにないエクソシスト映画が誕生
ガタイのいいラッセルクロウをエクソシストにすえ、冒頭いきなり豚を撃ち殺すあたりから
なんか、今まで観たエクソシストと違う😳
そもそも、いつものオカルト映画パターンなら、悪魔憑きと教会に認定され、エクソシストを呼び出すまでが一苦労なのに、
今作は最初からヴァチカン総本山の主任エクソシスト御大が登場✨✨
歴史ある修道院に現れた悪魔が、主任エクソシストであるアモルトを呼び寄せる。
アモルトに付き添うのは、地元の善良なトマース神父。エクソシストの知識はなく、初めて目の当たりにする悪魔に怯え慄く。
ヴァチカン史上、最も強大な悪魔の正体は?目的とは?
そして聖書の起源でもある恐ろしい秘密が明らかになるー。
ゾクゾクするような怖さではなく、悪魔vsエクソシストのバトル感がすごい😂
そしてずっとビビりまくってた、ヘタレ神父の活躍に胸熱✨✨
公開終了間近と知り、慌てて観に行きました。ホラー映画なのに、まさかの満席✨✨いやー面白かった❤️続編作ってほしい!
実在したエクソシストの著作を元にした映画。教会の見解を聞いてみたい。
なんといっても
エクソシスト映画はあまり観てないが、演出そのものは驚くような内容はない(そんな感じかな、ってところ)ものの、ちゃんと面白い。いわゆる映画的な演出がしっかりしてる。
しかしなんといっても驚いたのは、「異端尋問は悪魔のせいだった」って設定!いやいやなにコレ!?バチカンのプロパガンダ映画!?
それが一番面白かったです…
ラッセル クロウ 久々に見ました。
もう少し意外性ほしいかな
期待通りのエンタメ悪魔祓い物
怖いと恐いは意味は同じでも客観的心情からは恐いであって欲しかったかな
「グラディエーター」「レ・ミゼラブル」のラッセル・クロウが悪魔祓いを務めるとあって注目していた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…う〜ん、まあまあw
まあまあだけど、個人的には火薬使い過ぎで派手感一杯で…改めて1973年「エクソシスト」の偉大さを感じてしまう。
実在の祓魔師(エクソシスト)のガブリエーレ・アモルト神父の著書を映画化し、その主演がラッセル・クロウならそりゃあ注目はするでしょう。ましてや夏にホラー映画は定番だしw
悪魔祓いは映画や小説、漫画などでよく知られる存在であってもそれは創作物の中が大多数であり、実際にあってそれがどれ程の物かは正直分からない部分も多い。
20世紀から21世紀にかけて形骸化していた祓魔師は教会制度の見直しにあたって廃止されたとも聞く。
ただ完全に無くなった訳ではないらしく、それを求める人も一定数居て、それで救われた人もいるとの事。日本でもお祓いなどは普通にあるし、イタコや狐払い、霊能力などオカルティックな物は普通に存在する。
眉唾物と言えばそうなのかも知れないが文化が違えば、信じるものも違う訳でそれが精神的支柱であっても良いと思う。
少なくとも悪魔祓いが嘘でしたと完全に否定されると夢もロマンも無いと考える訳です。
で、実在の神父の著書を映画化したとあって、怖い怖いホラー映画を堪能出来ると思ったらちょっと違った。
もう爆発バンバン。火柱ドカドカ。悪魔の力、広範囲過ぎ。何よりも舞台となる修道院に呪われ過ぎる原因てんこ盛り。
ちょっと派手過ぎて予想と違い過ぎて、「ん?コンスタンティンか?」と思ってしまった。
監督のジュリアス・エイバリーは過去に「オーヴァロード」でもドッカンドッカンやっているのでそういう気配は感じていたけど、ちとやりすぎ感はあるかな。
また、ラッセル・クロウ演じるアモルト神父がなかなかファンキーでお茶目な感じ。実力派のアウトロー感が良い味を出してはいるけど、その分相棒のトマース神父が影が薄く感じる。また風貌や言動行動から「アオラレ」を思い出すんですよね。見た目はブラックサンタっぽいけど。
実在の人物をモチーフにしているのであれば、もっとじわりじわりとヒタヒタするような怖さの方が良かったかなと。
そうする事で物語の本質の原因にもっと深く掘り下げられたし、エクソシストの本質も垣間見えたかなと。
特殊効果の影響が強過ぎてそこがブレた感じがするんですよね。
そう思うとやっぱり「エクソシスト」は偉大だな〜と感じてしまう。
数多の悪魔祓い映画があるけど、個人的にはあれを超えるものは無いと思うし出会ってもいない。
また作中でも「エクソシスト」のオマージュ的な描写はある。
もう半世紀近く前の映画にいまだに捉われていると言うのも因果な話。
もう少しじんわりと緊迫感が漂い、琴線を触れるような恐さを期待していたので個人的にはちょっと残念。
「こわい」と言う漢字は「怖い」と「恐い」があるが、どちらも意味は同じで使い分けにも特に意味を成さない。
だが怖いよりも恐いの方が意味は同じでも客観的心情からはより「恐い」の方が強調されている感じはする。
そう思うとこの作品はより「恐い」であって欲しかったかなと感じます。
まあ個人的な感想ではあるのですが。
観る側のジャンルの枠を取り外して、この作品をホラーアクション映画として考えると…あ、やっぱりそれは「コンスタンティン」になるのかw
あなたはゼウス
ん〜、なんだかな。ゴア描写・ホラー描写に優れてそうで、とんでもないものを見せてくれそうだった予告とは裏腹に、ストーリーも含めてどれも平凡な感じ。ありがちで新鮮味がなく、結構ガッカリ。ぶちかましてくれると思ってたんだけどな。
ラッセル・クロウの神父姿は完璧で、存在感も立ち振る舞いも言うことなし。せっかくいいキャラなんだから、もっと掘り下げて欲しかったんだけど、なんか中途半端。バイクを乗り回すラッセル神父はめちゃくちゃイカしてたし、悪魔に強気に立ち向かうのも最高だったから、こんなアモルト神父・ラッセル・クロウの面白さが発揮される演出を盛り込んで欲しかった。素材の味を引き出せていません。
ホラーとしても、サスペンスとしても、バディものや家族愛を描いた物語としても、かなり微妙。どれかに長けていてくれよ。しかも物語も冗長で、終始暗い。絵変わりしないからすっごく退屈しちゃうし、せっかくのバトルシーン(?)もあっさりしていて眠たくなる。アモルト神父含め、どのキャラクターも面白味があって魅力的だったから、絶対に良作になったはずなんだけどね。何にせよ、エピソードが薄い。
前半パートの奇妙な雰囲気はとても良くて、星4間違いなしと思っていたんだけど、後半からの失速感が半端じゃなくて、関心が一気に薄れてしまった。真面目に専門用語を多用する割には、結構粗い作りだし、ストーリーも紆余曲折しない。ずーっと同じテンション。予告のテンポの良さはどこへ。
絶対面白いと確信していたからこそ、悔しすぎる。それも、ダメダメな映画でもなく、上手く引き出せていない微妙な映画だからより。ラッセル・クロウは素晴らしかったですが、、、勿体ない。続編作って、リベンジしてほしいです。
2%
1987年7月スペインの修道院で悪魔に取り憑かれた少年の悪魔祓いををするヴァチカンの首席エクソシストの話。
1年前にダンナを亡くしたアメリカ人女性が、修道院を修復して売却する為に娘と息子を連れてサン・セバスチャン修道院にやってきて巻き起こって行くストーリー。
冒頭字幕で悪魔を信じない人はなんちゃらかんちゃらとアモルト神父の言葉が紹介されていたけれど、あーそーですかーw(個人的見解です)
タイトルから通りのエクソシストを題材にしたありがちオカルトホラーだろうなー…とハードルが低い状態で臨んだら、まさにそうだったけれど、サン・セバスチャン修道院とヴァチカンの秘密や過去の出来事を巡る、シミュレーションゲームかロールプレイングゲームの様な謎解きサスペンス的な要素もあってなかなか面白かった。
まただ、題材が題材だけに振り幅は狭くてまあこんなものだよねという印象も。
ホラーエンターテイメント
聖域無き闘い❗
決して悪魔払い師がヒーローっと言う描き方で無く、キリスト教教会組織しかも、総本山とも言えるバチカン市国のスキャンダルにも触れつつ、舞台はかつての修道院跡、更にバチカンに乗り込もうと企てる「悪魔」
これはもう、悪魔との闘いに聖域など無いものと言えるのでは無いだろうか⁉️
世界でさも多い信者を持つキリスト教、彼等にとっては見方、感じ方、考えるところ強さは相当の事と思う。
「悪魔」に対する、最大の力
は「強い信仰心」との事・・・私を含め「無神論者」が多い日本 サァどうなる、どうする⁉️
ラストの怒号のぶつかり合い・・こりゃ又凄い❗
「光が強いほど、影は濃くなる。」
「影の存在で、光が際立つと言える。」
っと言う事聞いたことあったナ。
2014年作品の「NY心霊捜査官」も、あわせて鑑賞されると、これ又面白い、こちらも“実話”の映画化
劇中のラップ音等、怪音のサウンドデザインが良く出来ていますので、是非劇場で怖がって欲しい‼️
けっこう好き✨
準ドキュメンタリー映画として見るかどうか…。
今年245本目(合計896本目/今月(2023年7月度)31本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
さて、こちらの作品です。
特集や公式サイト等にある通り、実在する人物をモチーフに描かれているため、あることないこと入れられません。したがって、ドキュメンタリー映画ではないものの、趣旨的にドキュメンタリー的な要素もかなりあります。
良いところとしては、tohoシネマズさんで放映される映画の中では時間が適切で飽きさせる展開などがなかったところでしょう。ここは良い点として挙げることができます。
難点として、字幕がイタリア語、ラテン語(出ます)まで出るため、その英語訳まで出るところ、そこが怪しかったり(文法ミス)、そもそも論で字幕の解釈をするにも、キリスト教に関する一般的な知識(プロテスタントかカトリックかは問わない)がないと、何が何なのかよくわからない点もあります。
ただ、日本は俗に「無宗教」とは言われるものの、ごく一般的な範囲であり、常識扱いしても良いのではないか、と思えます(実際に相当知識がある方からすれば突っ込みどころもあるんでしょうが…)。
映画の特性上、ワンストーリーにならざるを得ない、どうしても特定のマニアックな語彙が出てくることは想定していなければならない、などには注意が必要です。
これらまで加味して、以下のように採点しています。
------------------------------------------------------------
(減点0.3/一部の英文法が奇妙)
・ God blesses you! などという字幕があたっているところは、厳密には間違いで(ただ、一応、字幕上も日本語字幕からも、一通りの解釈しかできない)、こうした英文法の無頓着さが気になりました。
なお、映画の趣旨上、宗教に関する語彙「だけ」でいえば英検1級どころでは足りない超マニアな単語が飛び出すので注意です。
------------------------------------------------------------
(減点なし/参考/直説法と接続法(仮定法)の違いについて)
God bless you! (神に加護あれ!)は、暗黙の省略である "I order that" God bless you! が隠れています。このように、相手に対して勧告などを表す動詞(ここでは、 order)をその用法で使う場合、その動詞を勧告動詞といい、そのthat節の中は接続法(学校文法では、仮定法現在)になります。
つまり、通常省略していう I order that (私は~を命ずる、案じる)という部分は通常省略されるのですが、省略された場合でも、that節の中は接続法になるところ、接続法では「英語の場合」すべて活用がないため(英語の話。フランス語やスペイン語ほかでは事情が違います)、God bless you は実は「正しい」英文法なのです(接続法)。
しかし、God bless[es] you ということはありえず(神への祈願なので、「私は~を念じる」という構文を取らざるを得ない)、したがってそこが英文法的におかしいということになります。この辺、英検持ちの視聴者をごまかすことはできないので…。
※ やっかいなことに、この that は省略することもできます(フランス語、スペイン語などでの該当する que/qui とは異なり、このthatは省略が可能)。したがって、省略してしまうと「何が」接続法なのかというのがよくわからなくなるので、高校学校までの英語では、便宜上これを「仮定法」というカテゴリに入れているのですが、より多言語から見た場合、この表現は「接続法」というものです。
※ ただし、接続法と取った場合でも、先に触れたように、時制の概念や動詞の活用といった概念が「英語には」存在しないため(英語では、三人称単数の-sや過去形の-edルール以外ほとんど存在しない)、「接続法の活用を覚える」という概念が「観念できない」(仮に観念するなら「すべて活用しないというように暗記する」という扱い)という、英語独自の事情によります。
アモルト神父のキャラが良い
怖くはないけど定石踏んでて面白い
憑かれた人々
悪魔祓いの職にあった実在の神父の回顧録がベースとはいえ、古典的ホラー・エクソシストもののフォーマットで見せるvs悪魔戦は、昭和プロレス的な安定感ともいえるが、ちょっぴりギャグっぽかった。
悪魔に乗っ取られた神父がスペイン宗教(異端)裁判をやったとか、一部の聖職者が性的虐待をしたせいで命を絶った信徒の少女がいたとか、さりげなくヴァチカンやキリスト教の罪まで暴く内容に、これ「怒られないのかな?」という妙な不安を抱いたりして。
まぁ、ヴァチカンというよりバカちん。
2人の神父のバディ感とか、スクーター「ランブレッタGP」で移動する姿とかが、けっこうキャラが立っていて受けそうな気もしますが。
ラッセル・クロウが主演なら、聖なる拳や銃で、悪魔に憑かれた人間を片っ端からぶっこ◯しまくるような映画に仕立てればよかったのに、と無意識のうちに、太ったニコラス・ケイジ扱いをしている自分に気付きました。
私も、B級映画好きという悪魔に憑かれているのかもしれませんw
あ、上映中ずっとスマホでSNS実況し、時々スクリーンを撮っていたガキは、後ろから「眩しいぞクソ野郎、呪うぞ」と言ったら、エンドロール前に逃げていきました。
悪魔祓いに成功したようです。
全206件中、141~160件目を表示