ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
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ユーモア有り、ホラー慣れてなくても大丈夫
鑑賞動機:クロウならメリケンサックでもして、拳で祓ってくれそう10割
そんなことはなかったのはちょっと残念。でも強面だけどお茶目とか、強さも弱さも併せ持つキャラは魅力的で、一部で盛り上がるのもわかる。
ミステリ的な趣向は中盤まではよく効いていたけど、終盤もう一押し欲しかったかな。
実話かどうかはどうでもいいけど、バチカンこそが魔窟、という気はする。
真摯で熱いエクソシスト映画
予想を遥かに超えて真摯で熱いエクソシスト映画でした!
実在した人物をもとに作られた作品なので、エクソシストの在り方が結構現実的に語られていて面白かったです。実際には悪魔付きのほとんどが精神疾患であることや、教皇庁のきな臭さがリアルに描かれています。キリスト教における黒歴史をひとつまみ、そこから壮大な世界観が作り上げられていて見事です。
そしてまさかのバディものでもあり、完全に三下役だと思っていたトマース神父が終盤には根性を見せて主人公の相棒枠に収まったりと、かなり熱い展開がありました。
全体を通してA級からB級の間くらいという印象ですが、期待を大きく超えて面白かったので大満足です!
エクソシストバディ!
びっくりするくらいストレートなエクソシスト
めちゃくちゃ面白いじゃん
心臓バクバクになるオカルト要素もバディ映画の胸アツ要素もあった
ヴァーーー面白かったーーー
めっちゃつかれたーーー
音響とか視覚でビビらせてくるので、久々に映画館でホラー・オカルト映画を観た私は心臓バクバクだった🤣
地下にこんな空間が!みたいなベタな展開も多かったけど、気づけば「なんだなんだ!?」と前のめり視聴してた!
異端審問とか拷問が「これも悪魔の仕業だったのか…!」となるのは、え!?って感じではあったけど、悪の仕業というのはまぁ間違いではないか?
後半はもう2枚目弟子と最強師匠コンビみたいになってて、メン・イン・ブラックとか、キングスマン観とかバディ映画みてる気持ちになった笑
エンドのあの感じも好き。
お姉ちゃんの方に取り憑いて、クモみたいに四足歩行でヴァ〜ってやってるシーン可笑しくて笑った笑
スクーターとサングラスで現れて、小気味いいセリフを発する主人公にクスッと笑ったりもした。
映画館で観れて良かった!
エクソシスト+コンスタンティン
ガタイの良いお茶目な神父がスクーターに乗って来て悪魔祓いをする。
最高じゃあないですか……。
オカルトなんですけど、怖くなくどちらかと言えばバトルものなんですよね。
それも厨二心をくすぐられる。
悪魔と対話しつつ、その正体を探る過程とか、もう最高に厨二心を動かされました。
けれど悪魔祓いの方法は超能力なんかは使わず、あくまで祈りと各種聖水などの小道具。
あぁ良いバランス!
悪魔は冗談が嫌い、罪を告白するのは悪魔に付け込まれないため、等凝った設定(キリスト教的には当たり前?)をきちんと説明してくれるのもありがたい。
バディものとしても優秀な作品でした。
途中までは、「こいつ必要か?」と思ってましたが、終わってみれば無くてはならない存在となってました。
続編は如何様にでもできそうな終わり方でしたし、楽しみにしてます!
必ず観に行きます!!
エンタメ!
東京日比谷のTOHOのシアター3。日曜22:05のせいか100席ほどの小箱が半分埋まった程度。
このテーマで面白くないなんて無いのに、ラッセル・クロウ主演で"エクソシスト"なら間違いない。アクション多め、ホラー少なめ、ミステリー少々、苦笑あり。展開の強引さも相まってお腹いっぱいだ。
話はスペインのレコンキスタ以降にユダヤ教徒やイスラム教徒、キリスト教徒に対して異端審問でとんでも無いことをした教会の過去がー!みたいな凄惨な話を下敷きにしている。ただ、キリスト教徒ではない日本人が観た感想としては笑ってしまう演出も山盛りだ。
悪魔討伐の儀式は基本的に「祈り」のみ。十字架やなんやら小道具はあるが、あまり関係ない。「祈り」こそ最大にして唯一の攻撃手段。このへんは教義もあるだろうから仕方なし。
悪魔のプリンスが相手だから、さぞや激しい戦闘や被害が、、、と思ったが特に無い。。ベッドの上で「ガオーガオー!」と言ってるだけで実質被害は耳食われたくらいか。悪魔はキモいだけで人に乗り移って多少悪さしてるだけ。悪魔たいして悪く無いなと。
一歩引いてみるとキリスト教の「異物」に対するビビリかたが尋常ではない。獅子身中の虫とはよく言ったもので、そのわりに悪魔は200体いるからあと199体とか、歴代のエクソシストとか異端審問官は今までの何してたのよ?
見る人によっては勧善懲悪のご都合エンタメ。見る人によってはドタバタコメディ。ここまで言ってナンですが面白かった。お腹いっぱいです。
自伝を出したらこう言おう「名著である」
ラッセル・クロウとホラーの組み合わせ、という目新しさで鑑賞。
信仰の力と経験を織り交ぜながら人を救うアモルト神父の手腕は現代的。他の聖職者たちも人間的に描かれていて、オカルトや奇跡一辺倒の作風ではない。「エクソシスト」という役割を扱った映画作品の中ではややミステリーやサスペンス寄りの立ち位置で、日本で言うところの「心霊探偵」的な印象だった。
バディとなる地元の神父共々、内に抱え続ける罪悪感が物語のキーになる。過ちは告解しても終わりにはならない、という現実的な視点がドラマに厚みを与えていた。
メタ的に「ラッセル・クロウなら負けない」とわかっているので、ホラー作品としての観方も変わってきて自然と「ホラーあるある」探しをしてしまった。
ラッセル・クロウのコスチューム歴にまた一品が加わった。
それは、本当に悪魔のせい?
先ず、エクソシストものとしては極々普通の映画だった
ただ、この映画で色々気になるのは、
1.最初の悪魔は答えられないエクソシストの名前に罪
2.アスモデウスは余裕で答えて幻術に嵌めてくる(即落ち2コマかよ)
3.エクソシスト、幻術に弱すぎぃ!
という展開ぎ大半なのがやや気になる
だが、それだけならB級ホラーとして割り切って楽しんで3.5は付けるのだが
許せなかったのは異端審問が悪魔の手引きとしたことである
史実を元に、を銘打たれている中でこれはちょっと許しがたい
要は、オウム真理教のポアは、麻原彰晃に悪魔が取り憑いてやらせたことで、オウム真理教は悪くないんだと遠回しに言ってるようなものである
それ、認められるわけないだろ、である
そこは異端審問に触れず、協会に悪魔の手引きがあるとか、政治の世界からエクソシストを排除しようと働き掛けている、みたいなファンタジーにしてくれた方が余程良かった
過去を清算するような行いよりはずっと、である
その点が個人的に評価を下げた点ですね
それさえ無ければ、と悔やまれます
お前の罪は……
予告篇の映像の雰囲気と、ラッセル・クロウのインタビューを聞いた限りでは、悪魔祓いと言うフツウは信じ難い行為を何十年にもわたって続けた宗教家が本当にいて、これは真実だからと主張して、割と地味な終わり方するのかも知れないと、予測していました。悪魔祓いの儀式も結構、しんみりした人間的なものだったりするのか?
しかし、さすがラッセル・クロウだし、アモルト神父も凄い人だったのか、とにかく「退屈しない」に振り切ったオカルトアクションものになっていた。息子は白眼と黒眼が繋がって、娘は節足動物のような動きをするし、アモルト神父は肥満体をもっと膨らませて喀血する。腰が引けていたトマース神父もいつの間にか、バディとして著しい成長を見せてくれた。
一方、舞台になった古い修道院と、更に古いカタコンベ。そこに居ないから耐えられるレベルの恐ろしさ。
先日観たドラマで、神の存在を信じるのも否定するのも、どちらも「信仰である」と言っていた。この「神」は「悪魔」に置き換えられるとして、やはり心の深奥部と、世界の半分ずつを神と悪魔が占めているような気になってきました。どちらも深い闇であり、時に遠い光でもあると思えました。確かに、神も悪魔も甚だ身勝手で厳しく、絶対に尻尾は掴ませない。
そんな風に思ううちに、修道院もカタコンベも身震いするぐらい物語的に見えてきた。
それにしても悪魔が囁く「お前の罪は、お前を見つける」(でいいのでしたよね)は、絶望的であるのに、逆に人を縛り付ける蠱惑的なフレーズ。「逃げられない」自己否定感が強いのに、真摯な世界に浸っている感覚。
後悔や勝手に思い込んでいる傷跡は、神や悪魔に取り込まれる前に、呑み込むしかない。
あまり馴染みがないもので…
過去、ホラーやエクソシストといった分野の作品をあまり観て来なかったので、「よく分からない」といった感覚が強い。
冒頭の「三枚のお札」みたいなアレもそうだけど、何をどうしたら「祓った」ことになるのか。
宗教的な善や悪、カソリック教会という組織や習慣など、いつも作品内で描かれていても見過している行為が、何の意味を持つのか知らないことも多い。
「悪魔憑きの98%は精神的または心理的な影響によるもの」って断言してくれたのは気持ち良いけど。
悪魔はあの手この手で派手に攻撃してくるのに、結局エクソシスト側は十字架やら紋章を握りしめて「祈る」「詠唱する」くらいしかないみたいだし。
くっきー!みたいな神父がスクーターで走るシーンは可愛いし、今後もシリーズとして続いていくんだろうな。
悪魔のせいにすんな
実在の人物の手記(?)を基にした映画ということで、何かしらのリアリティを期待してしまったが、うーん…。どのへんが実話の部分なんだろうか?と悩むほど最初から最後までリアルを感じることができなかった。
映画で脚色されたエクソシストのふるまいをまんまやってる感じ。
強いて言えば、「悪魔つきのほとんどは悪魔とは関係ない」という世界観で、主人公がうまく立ち回っている感じにリアルさを感じてほしい、という意図を感じた。
「これ言っちゃったら絶対ダメでしょ」と思ったのが、中世ヨーロッパの異端審問(?)で罪なき人を大勢殺したことを悪魔のせいにしちゃったこと。これは本来ならカトリックのあやまちとして強く反省しなきゃいけないことだと思う。
人間は正義の名のもとであればどんな残酷なことでもできてしまう危うい存在で、特に宗教はその恐ろしさをもっている、ということへの非常に強い反省の上に、現代の倫理観や政治体制や法律が構築されているはず。
そういったことを踏まえてのストーリーだったら、もっと納得感があったと思う。
圧倒的スピード感
わー…怖い…じわじわ怖い…もうくるなら来て…まだ来ないんかい…神父はよ呼べ…
みたいな時間が0.1秒くらいしかない(当社比)
この手の映画って、登場人物に感情移入しつつも、
何でこうしないんだ!
あそこ怪しいんだから早く調べろよ!
この謎なんなんだよ!
って時間が続いて、
こうしなかったから死んだ
調べても解読するのに切れ切れに怖いシーンが挟まる
謎の解明は最後
になるのが多いと思うんですが、もうそんな時間ない。
怪しい場所も謎もない訳じゃなく、けっこうある。
でもこうなのかな?こうしたらどうかな?と観客が考える暇なく、神父さんがスクーターでどーん死体まさぐってばーんってどんどんやってくれるんでちゃきちゃき進みます。
個人的にはそれが好きでした。
じわじわタイム嫌いなので…。
決して完璧超人ではなく、悪魔に隙を見せちゃう人間的な面もありながら、神父無双を見せつけてくれたヴァチエク、癖になりますよ。
皆にキメてほしい!
オカルト作品
★5かなあ?4かなあ、やっぱ
5にしておこう。
出だしから、本当に怖さ満載で、正統派エクソシスト物、という感じだった。
思えば名作「エクソシスト」はエクソシストよりも憑依された少女とその母に焦点を当ててたよなあ。でも、この作品を含め、最近は悪に立ち向かうエクソシストに「正義的パワー」が付与されて、「勝つ」んだろうなあ、と安易に思わされちゃうんだよね。
本作も最初は「強いエクソシスト」だったのが「弱さ」をさらけ出し、あやうくなっていく、そういう部分が面白かった。
ラッセルクロウは好きな俳優なので、今回も「ビシッ」とハマっててよかった!
でも、いくつか、言いたいことも、ある。
まず、冒頭何かと80年代風の音楽が使われる。主に少年少女が聴く音楽、として。ここが合ってない。「平和」チックな感じを出したいのかもたけど、エクソシストに80年代ポップは、本当に合わない。
それと、最後の方、お姉ちゃんが憑依されるけど、その時の「カクカク」CGが、合わない。明らかに「作り物」じゃん!ここはカメラワークを駆使したり、リアルを追求する自然なCGじゃなきゃ、興醒めするって。
さらに、最終バトルが、長い。二転三転を狙ったのかもだけど、あそこがちょっと「フェイク」感を出しちゃってたね。
でも憑依された少年、ものすごくいいし、全体的にはよかった。本当は最終バトルの長さから★5から4にするつもりだったんだけど、エンドロールでの実在の神父のおどけた顔写真みて、ラッセルクロウの再現度に感嘆して、やっぱり、5にしよう!って思ったね(結構迷ったけど笑)
音楽とカクカクCGと最終バトルがねぇ、惜しかった。パーフェクトな5じゃないけど、近年を代表する「エクソシスト物」でいいと、思います!
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