首のレビュー・感想・評価
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今年出た集大成的なやつはほぼほぼスカだったな。 エヴァとかジブリの...
今年出た集大成的なやつはほぼほぼスカだったな。
エヴァとかジブリの人のやつとかインディ・ジョーンズとか。
やっぱ系譜をわかってて要素に気づけてメタで見れないと楽しめないか。
にしてもキム兄浮いてたなあ。
抜け忍?ボッテボテで、
半蔵の桐谷さんとの対比でさらに顕著に浮き彫り。
加瀬亮さん演技デカって思ったけどそれっぽく見えるようになるから凄い!
勝村さん殺陣かっこよかったな!
エンケンごみみたいに捨てられとって後引くくらい笑った。
いやしかし
「戦乱の世に木村祐一タイムリープ物」
ぐらい浮いてたわあ
加瀬亮の織田信長好き
宣伝の仕方がうまい。
そのひとことに限る気がします。
予告がすべてで、正統派の時代劇を観たい方には
予告以上のものを本編では期待しない方がいいのかも…。
30年もの構想を経てと言われたら
とんでもない作品が生み出されたか!!と
期待爆上がりでしたけど、ビートたけしのコントを
長尺で見せられた。それに尽きるかな。
あと、邦画あるある「せりふが聞き取れん」問題が
本作にも多々あって「あ゛っ?!」って何度もなった👂
あれ、どうにかなりませんかね🤣
北野武作品ならではの、武闘派作品を
時代劇でみれると思っていたので(アウトレイジ時代劇版)
ここまでコント臭が強いとなると
キム兄の「みんなアホか」がそのままの感想になります。
まぁそれを狙っているのでしょう、ただ単に自分が
北野ワールドにハマれなかっただけですね。
豪華キャストには震えるし、個人的には加瀬亮の
織田信長は最高に狂っていて大好きです。たまりません(笑)
めっちゃファンになります🧡
尾張弁に大変苦労されたようですが、立ち振る舞い
悪魔の所業、蘭丸との絡みや明智光秀との想いやらは
わたしの萌えポイントです🤤
ビートたけし(羽柴秀吉)大森南朋(羽柴秀長)
浅野忠信(黒田官兵衛)3人のシーンは
きっとアドリブが多かったんだろうなぁと笑えました。
ビートたけしの壮大なコントかつ、男色感が強いです。
それらが苦手な人にはますます合わない思いますが
個人的には女性が出ていないのはめちゃくちゃ好印象です(笑)
汚い戦国時代劇
北野たけしさんが想像した『本能寺の変』の解釈
壮大なる中途半端。これが集大成か?
期待しすぎたか。。。
信長役の加瀬亮の狂気の演技、秀吉・秀長・官兵衛のアドリブ込みのやり取り、荒川良々の自害時の間の抜けた演技(清水宗治のこれまでのイメージが。。。)とか、は良かったんだけどねぇ。
タイトルの『首』を獲るという戦国時代当時の一番の武功の価値観を皮肉めいて描いたんだろうけど、当時にはそういう価値観があったのをこの時代から皮肉ってもなぁという感じでしょうか。もしくは、現在も残る日本の価値観への皮肉なのか。
期待して初日に観に行きましたが、期待しすぎたか肩透かしを食らった感じです。
まさに戦国アウトレイジ
ここまで生理的嫌悪感と狂気と利己主義感、それでいながらカリスマ的魅力を感じさせる信長を描けるのは北野武以外は多分不可能
家族愛だとか男女愛だとかそういった要素を一切廃して(男色は一生分が一度に摂取できます)徹底的なバイオレンスと死の呆気なさ、綺麗でカッコよく描かれる戦国武将が多い昨今の流行とは完全に対極、登場人物皆自分のことしか考えてなく「色々気持ち悪い」と思える混沌とした世界観はまさに戦国アウトレイジ
氏のかつての戦国物の作品である「座頭市」が万人受け?を目指したエンタメチャンバラとして描いた後だからこそ、この作品を世に出せたのだと思います
本作品は決して万人受けはありえないですが北野作品戦国版を楽しめる怪作です
首の価値観
俗説が多い本能寺の変周りの歴史を北野武監督のエッセンスで煮詰めてごった煮にした作品だと感じました。予告の時点ではバイオレンスで頭のネジが外れている戦国時代の武将達の探りあいや関係性を重厚に描いてくれるのかとワクワクしたのですが変にコメディリリーフな部分があり個人的に肩透かしを食らってしまったのがマイナスな点です。武士、農民、南蛮人、商人、それぞれのもつ首級に関する価値観の違いは見ていてなるほどなと感じました。それでいて最後のあれですから物語として完成度は高いと感じました。映画の中で印象的なセリフとして予告でも使われていた「人生はそれこそ座興」といった旨のセリフです。あれには首という本題とは別に北野武監督の思いが乗っているような印象を受けました。前述したコメディリリーフ的な部分がもう少し薄ければ評価として☆4〜5でもいいような作品です。殺陣や戦はやはり大画面大音響に限りますので見るのであればぜひ劇場で。
北野武は黒澤明の域に達した
北野武作品が基本的に好きであるが、「アウトレイジ」シリーズなど暴力シーンはあまりいただけない。
本作も、R-15指定も当然の暴力、殺害、血みどろの残酷シーンが多い。
その手のものが苦手な人は受け付けないかもしれないが、それを遥かに超える中身の濃さ、熱さのある一本だ。見ないと損する。
このところ-前妻との離婚、オフィス北野崩壊など-、映画作家としてもタレントとしてもネガティブなことを書かれることが多いたけし。本作も公開前から、制作元のKADOKAWAとうまく行っていないなどの話がよく週刊誌に書かれていた。
その意味で、たけちゃんも色ボケで終わった人か…と作品については半信半疑だったが、そんなことはまったくなかった。世界のキタノは健在だった。
企画から脚本、演出、そして個々の役者の熱演も満足ゆく内容。
このところ、「ゴジラー1.0」「正欲」と自分でも高評価をつける作品が続いているが、同時期にこれだけの映画が公開されるというのは映画ファンとしてもうれしい限りだ。
自分ではどちらかというと、時代物とくに戦国時代は興味が持てないのだが、たけしらしい切り口はやはり斬新。時代背景、人物関係などあまり気にせずとも、合戦シーンその他に目を見張り、欲望渦巻く武将たちのぶつかり合い、信長の狂気に満ちた不条理な行動への怒りと反発で、登場人物にも感情移入できる。
ストーリー展開、映像美…いろいろな意味で、黒沢の域に達した、と評価しても言い過ぎではない、と思う。
鑑賞後、980円のパンフレットも購入。これまでのレビューでしばしば書いてきたが、1000円近くも出してペラペラで中身のないパンフが多く、損したと感じることがほとんどの中にあっては、「首」のパンフは分厚く、内容も充実している。映画鑑賞の記念に買うことをすすめたい。
【”新解釈、男色本能寺の変。そして、どうする秀吉。”戦国武将たちの愚かしき裏切り、騙し合う姿をシニカルな笑いを絡めて描いた作品。狂気の織田信長を演じた加瀬亮が凄かった作品でもある。】
ー 前半の、狂気を帯びた信長の前にひれ伏す家臣団、羽柴秀吉(ビートたけし)、明智光秀(西島秀俊)、荒木村重(遠藤憲一)、徳川家康(小林薫)・・。
信長の”功を上げた者に跡目相続をする”という言葉に、色めき立つ中、信長に侮辱された荒木村重は、信長に謀反を超すが、一族郎党を殺され、光秀に匿われる・・。-
◆感想
・前半の、信長を演じた加瀬亮の演技が凄い。尾張弁丸出しで、”俺の為に死ぬ気で働け!”等と言いながら殴る蹴るの暴力を振るう姿。
ー 加瀬亮さんは、役柄としては地味な役が似合うと思っていたが、今作は真逆で凄かった。”皆殺しに決まっとるがや!”-
・ビックリなのは明智光秀と荒木村重が男色関係にあったという設定である。
ー 西島秀俊さん、遠藤憲一さん。さぞや気持ち悪かったであろう・・。
信長が両刀使いだったのは有名だけどね。森蘭丸(寛一郎)を傍に置いて抱いていたのは、事実である。多分・・。-
■信長が、家康を殺そうとして、光秀に家康の好物だった毒入り鯛を、食わせるシーンはナカナカであった。流石、タヌキ親父である。
そして、家康を殺せなかった信長は、光秀に更にキツク当たるようになるが、光秀の信長を想う言葉を聞いて・・。オイオイ・・。
・だが、信長が認めた信忠を跡目に付けるという手紙が、出現。そこには秀吉、光秀を殺せと書いてある。
ー ここら辺が上手く描かれていなかった気がする・・。-
・で、本能寺で、信長は「敦盛」(人生50年ね。)を舞う事もなく、傍に置いていた黒人に首をアッサリと撥ねられるのである。オイオイ。
■秀吉の中国大返しのシーンも可笑しい。毛利勢と戦っていた秀吉は備中高松城で、毛利勢と和解するが、城主清水宗治(荒川良々)に腹を切れと言うシーン。
清水宗治が、水攻めに在っていたために水上で切腹する姿(歴史的には有名なシーン)を、秀吉は遠眼鏡で見ながら”早く死ね!何やってんだ!!”と苛苛しながら叫ぶシーンや、川を渡るときに、輿の上で吐くシーン。
全然、秀吉が格好良く描かれない。可笑しいねえ。
<光秀が、追っ手が迫る中、常々”天下を取る!”と言っていた農民の茂助(中村獅童)に”首ならくれてやる!”と言って自ら首を切り落とし、茂助はそれを狂気乱舞で高く掲げている所に、竹槍で農民に殺される姿。無茶苦茶、シニカルである。
そして、秀吉の前に置かれた茂助と光秀の首を見て、秀吉は”俺は、光秀が死んでいれば良いんだよ!”と言って、光秀の首をサッカーボールの様に蹴り上げるのである。
今作は、愚かしき戦国武将たちが敵の首を得るために、嘘、裏切りを重ねる姿をシニカルな笑いと共に描いた作品なのである。>
本作における「最高傑作」は織田信長
日本映画は織田信長、ひいては本能寺の変が大好きな印象があります。北野監督にしても30年の「構想期間」とういうことですが、観る側からしたら正直「また本能寺の変ですか」感は否めません。
本作、大筋は割と「史実」とされていることに忠実ですが、それにまつわるエピソードと過去作とは比べようもないほど思い切った武将たちのキャラクター設定に北野監督のオリジナリティを感じます。
予告編において俳優、そして役柄の紹介のために切り取られた映像をご覧になればお判りでしょうが、何といっても本作における「最高傑作」は加瀬亮さんが演じる織田信長です。若いころから「うつけ」と呼ばれ、しまいには「第六天魔王」と自称するまでになる信長について、映像を通してこれほどまでの「ヤバい奴」表現は観たことがありません。終始方言一本槍とその狂った振る舞いで、情け容赦ないパワハラ、モラハラ、セクハラ、そして完全に度起こした傷害行為に耐える部下の様子など、遠慮のない演出はさすが北野監督の手腕かと思います。
そしてもう一つの魅力は勿論、可笑しみたっぷりのユーモア。現代的にはあり得ないような言動を自然体の演技でみせたり、また何気ない調子で会話する内容につい吹き出してしまうシーンもここかしこに。また、秀吉(北野武)、秀長(大森南朋)、官兵衛(浅野忠信)の掛け合いは、どこまでが演技でどこからがアドリブなのか判らず、特に、展開に合わせたバランスを取ることに長けている秀長(大森さん)の絶妙な反応に、思わず笑ってしまう北野さん(秀吉)という構図、意図的に役者名と配薬名のカッコ付けを逆にしていますが、まさにこう見えて、そして成立させているところは監督、流石だと思います。
ただ、冒頭で書いたようにいかんせん大筋は史実に忠実です。どうやってこの展開になるかは、史実に残らない人々や裏話を駆使して創造していますが、残念ながらその魅力はキャラクター設定に頼る部分が多く、話としてはあまり面白くはありません。
とは言え、敵味方が判りにくい構造を巧みに利用しつつも、その展開について観客を腑に落させるところ、また、あんに史実を捻じ曲げることを「オリジナリティ」とうそぶくようなことはしない潔さなど、言うまでもなく北野さんはやはり名監督だと思います。まだまだ新しい作品を楽しみにしています。
黄色いクソ野郎!涙が出るほど大笑い
「黄色いクソ野郎」を筆頭に、涙が出るほど何回も笑った映画は久しぶりでした。おそらくNHKの大河ドラマが好きな人は受け付けないかもしれません。ともすれば、コントのような時代劇にとられがちですが、北野武監督のカラーをしっかり押し出せたのではないかと思います。
観る前は、猿の羽柴秀吉役に北野武監督を起用したのはミスキャストじゃないかと思っていました。北野監督は猿顔でもないし、俳優として正直どうなのかなと感じていたからです。
しかし、観終えた後、秀吉が百姓から大名(関白)にまで登りつめたように北野監督も世襲ではなく、自分の能力と努力があったからこそ、今の芸能人の地位を確立できたということを示したかったのではないかと思い、秀吉役にマッチしていると考えが変わりました。
キムタクの信長にはなかった合戦もかなり迫力があり、どの役者も個性的で能力を十分発揮していたと思います。
カンヌ国際映画祭で上映されたので、外国人の専門家がどんな評価を出したか知りたいですね。
色々と今の話題とあう話で。。
英雄色を好むというのか、、戦国時代はこんなにボーイズラブな世界だったのか?とおもったりしたが、戦国時代は男色が今より多かったとの話も聞く。目の付け所、表現などは北野武映画っぽさが出まくっていた。
個人的にそもそも歴史に疎いところもあり、これくらいの評価。
今までで一番納得の「本能寺の変」だった。
北野監督版恋愛映画!?
贅を極めた壮大なコント
全696件中、561~580件目を表示