首のレビュー・感想・評価
全657件中、461~480件目を表示
「さすが」って言わせてと求めてしまう
役者たけしの滑舌と加瀬亮のだだくさなガナリが
聞き取りづらい(悪いとは違う)のはさておき、
西島秀俊がちょっと煮え切らない感じで、
エンケンとのあいだにある
もっとねっとりしたものが垣間見えれば、
もっと行動原理に共感できたのか。
ともかく全編衆道が大きな動機のわりには
誰も彼もエロスが足りない。
色気を出してくれそうな浅野忠信は
相変わらず一歩引いたズルい役どころ。
ほか寺島進やツダカン、六平直政など、北野組大集合。
たけしは大森南朋が好きなのか。
サリーはもはや妖怪。
ともあれ汚いおっさんたちが居並ぶのは最高のひと言で、
なかでもエンケンが西島秀俊をねぶるシーンは
オレは何を観せられてんだ感にシビれた。
同じ東宝の『ゴジラ-1.0』は、
吉岡秀隆とかでなく、もうちょっと目のイった滝藤賢一を
汚して出すなど見倣って欲しかった。
白眉は中村獅童。
頭の悪い役どころをカッチリ演じ、いちばん観入った。
『怪物の木こり』にも出るとのことで愉しみだ。
桐谷健太もよかった。
『ビヨンド』みたいに新井浩文にも傍にいて欲しかった。
2時間11分とのことだが、体感的には2時間半越え。
だからといってつまらないわけではないのだけど、
終盤に至るまで気持ちの置きどころが定まらず、
「あ、獅童でよかったのか。
というかこれたけしが天下取るまでやられたらヤバいな」
と思った矢先にストンと終わってひと安心。
なんというかエピソードの積み重ねの裏というか奥や
それを敢えて外してサプライズさせる部分を
歴史知識にある程度委ねているため、
表層的なシーンの羅列になっているのが
いまひとつ「最高!」と叫べない原因なのかもしれない。
淡々とした死の積み重ねの果てに
見えるはずの寂寥感が見えてこないのだ。
まあ首が飛び交い、血飛沫の舞う娯楽作品に何言ってんだ
という感じだが、
殿にはどうしても「さすが」って言わせてくれと求めてしまうんですよ。
あとホーキング青山の白塗りはよかった!
最高と物足りなさ
グロバイオレンス。いやぁたのしかった。
時代劇の常識を覆しながら、バイオレンスしている。
ただ物足りなさがあった。
秀吉パートのコメディ感がちょっと引っ張りすぎか。
キレ味があることを期待していたので、ちょっと蛇足さがあった。
ただトータル、エンタメ感がありながらの時代劇。
たけしっぽさとエンタメさがつまった作品。
・戦国の実態
残酷でなんでもあり。茂助(中村獅童)が襲われたときに敵の首をとったと、兄貴分的な農民が言ったところを、グサッと刺す。襲われたら凄惨になることを見せてくれる。
秀吉の中国大返しもたいへんさが伝わる。歩き続けるのはしんどいよね。秀吉は吐き続けている。
・影武者ネタ
家康の影武者ネタ好きだなぁ。1人死んだら次だと、どんどん入れ替わる。4、5人目くらいまで影武者出てくるけど、まったく似てなくなる…。
・信長
尾張言葉でなに言っているかギリギリなところ。ちょっと頭おかしいくらいぶっ飛んでる。はじめは怖さあったけど、テンションが同じだから、途中から怖さ半減。
本能寺で能を見ながら、全員殺して自分も死ねばスッキリするというのはこれが本音なのか。目に涙を浮かべている。このあたりもっと早めに出してもよかったかもしれない。
・男色
信長と森蘭丸、弥助。はげしく絡み合う場面が見れたのは、本作ならではか。
光秀と荒木村重は、どちらもイケメンでもよかった?エンケンだとおじさんすぎて…。もっと惚れている感じがあってもよかったけど、そこまで伝わらなかった。
そして信長は光秀に感情があったのではないか?という展開はおもしろい。愛憎というのはいい。
・暴力シーン
信長が荒木村重へ刀を刺したまんじゅうを食べさせる。グリグリねぐりこんで、村重の口のなかが血だらけになる。トラウマ描写出ましたね。
・人種感覚
弥助が虐げられていてちょっと馬鹿にされている。そして信長に止めを刺すのは、弥助。弥助が黄色人種として信長を差別的に見ていたことがわかる。首をもっていった弥助。
・切腹シーン
清水宗治(荒木良々)が切腹する。かなり長い。それを突っ込む。まだやってるの?
・キム兄
カッコよかった。新左衛門という役。信長を撃ったといわれる息子。なにが得意か?というと、噺家。おもしろい噺をするというのもいい。サバイバル力があるのもいい。影の主人公。
利休のもとの大竹まことと、差し違いも見せずに、相打ち。
まあR15ということで暴力的なシーンやグロいシーンがある反面よくそ...
まあR15ということで暴力的なシーンやグロいシーンがある反面よくそこを日本映画のレベルで上手く映像処理して表現してるなと感心したり
ただ一部史実の部分はあっても男色表現はここ数年のドラマや映画で食傷気味なのでいらないと思った
作品的には鬼気迫る戦国時代の話だけど北野武じゃなくビートたけしらしいコメディというかコント的なとこもあって飽きさせなかった
最後に救われる
ネタバレしている人もいて、ラストが残念という口コミも読んでから見に行ったけど、私にとってはラスト、終わり方がよかった。あれがなかったら、見てよかったと思わなかったかも知れない。秀吉のお伽衆が出てくるが、落語の始まりと言われるように、この映画も落語のようで、ずぶの素人が落語を演じて、途中聞くに耐えないような下手であったとしても、下げを言うことで、観客は必ずすっきりし、「なるほどね」と溜飲するのと同じ構造になっている。
それにしても、あんなに汚れるとは、よほど皆で取り合ったということなんだろうか。
加瀬亮が好きで織田信長をやるというので、映画館まで見に行ったが、特別に感心するというレベルまでは行かないものの、逆に全然好きじゃない中村獅童の農民の得体の知れなさが良かった。得体の知れない男なのに、結局思った通りの結果になってしまうのが残念で、うんと出世したなら、もっと良かったろうに。
なお、くすぐろうとする箇所があるけど、特にキム兄の小噺は本当に何を言っているのかすらわからなかった。フランス人はいったい何を笑うのだろうか?
(๑>◡<๑) 首チョンパ全開
信長の首を探し出せず滅んだ光秀と死んだことがわかれば首なんていらないと言って天下を取った秀吉を対比的にシニカルに描いているんでしょうかね?
戦国武将って男色全開の人物が多く信長もそうそうだったのでしょうが、武将同士があんな関係だなんてぶっ飛び説全開ですね。狂気の信長を演じる加瀬亮さんは一見の価値ありでしょう。特に能を見学する信長は名演でした。何かメッセージ性があるのかといえば?どうなんでしょうかねぇ?ギャグ映画が20%入っているので中途半端だったかなぁ?
名優を贅沢に配置した割には?今ひとつだったか?もっと真面目に撮って欲しかったか?
酷すぎる。駄作の一言では片付けられない。
本当に気持ち悪いし不愉快極まりない。何一つ良い要素がないどころか、未だに怒りが収まりません。
歴史上の人物が、実際どのような人であったのかは誰にも判るものではないとはいえ、私たちはその先達の築いた礎の上に生きているわけですから、その先達に対して、あまりにも不敬不遜。創作だからと言って許されるものではありません。
監督はもちろん、出演のオファーを受けた全ての役者が嫌いになってしまいました。
北野武にしか撮れない
一言で言うと「こんなげーむにまじになっちゃってどうするの」という挑戦状のような作品。
評価は分かれるだろうが、「人生なんてこんなもんだよ」と監督がニヤニヤしながら言ってそう。
それくらいラストは笑えた。
作品もこれまでの監督のいろんな作品を思い出させる演出があちこちに。
単純な500年前のアウトレイジではありません。
首取りたけし城(笑)
これはコメディです。
斬首シーンのオンパレードですが、そんなにグロくはないです。
戦国時代はやたらと首取りな時代なのかは定かではないですが、そこに拘るのは裏切りと死が当たり前の世界だったのでしょう。
首を持って来れば死がハッキリするので裏切られることはない。
作中で信長が 世の中の人間皆殺して自分の首を最後に刃ねたらスッキリすると。生きてる世界は地獄なんですね。
やるかやられるかの世の中に生きるのは凄いストレスでしょうね。
残念なところは主役はビートたけしなんですけど、違う方か茂助にした方が良かったかも。
たけし年取り過ぎてるから秀吉に見えないんだよね(笑)
でも出て来る役者さんは皆良い演技してました。
特に荒川良々さんが良かった(笑)
ゴジラと日本アカデミー賞を争うのでは?
あっ まだ埼玉があるな。
信長の狂人っぷり
日本史に明るくないため登場人物の把握に一生懸命だった。とにかく首が飛ぶ飛ぶ、、、バイオレントな描写は北野監督らしいけど、実際あの時代はあんな風に多くの血が流れたのだろう。
信長ってもっとカリスマ性ある人物だったと思ってたけどアレじゃただの狂人、、誰もついていかんわ、、でも加瀬亮くんが頑張って演じていたのでよしとしよう。
残念ながら登場人物の誰にも感情移入できなかったせいか盛り上がりにかけた印象で終わってしまった。観終わった後に特に感情に残るものがなかったのが残念。でもキャストは豪華。
北野流の人間模様の解釈に満足
感想
日本ではテレビを含めて
本能寺の変前後の信長を
扱っている戦国時代作品
は多く制作されており、今回は
北野監督が戦国物を監督した、
という事で余り期待せずに鑑賞。
映像としては作品名のまま、
歴史的事実そのものの
論功行賞の証明としての首実検の慣習、
切腹、衆道など当時の行動そのものを、
素晴らしい俳優陣の演技、
また優れた視覚効果技術により表現しており、
えげつないほどのそのありのままの映像が、
逆にこの作品全編に流れている戦国期の
人の業(ごう)、念、残酷さ、恐怖、焦燥感を
増幅させている。◎
俳優陣はお馴染みの演技巧者ばかりだが、
今回特に、加瀬亮さん、中村獅童さんは
最高の演技だった。◎
脚本は思わず唸るほど素晴らしい出来映え。◎
北野監督の人間観察表現の集大成と感じた。
登場人物として元噺家で忍の曽呂利新左衛門
を時代の変わり目の狂言回しとしたところが
秀逸であり、新左衛門の目線が北野監督
そのもので時代を、人を、俯瞰していると
思われてならない。
新左衛門が秀吉、官兵衛から光秀の動静
を調べるように依頼された時、
秀吉から新左衛門に「おまえ、死ぬけどな。」
と言い放つシーンが忘れられない。
当時の諸行無常の世俗がありのまま
表現されており、権謀術数の数々、
人間臭さ、武士以外の茂助に代表される
市井の人々の姿。行き場のない
ストレスや、抑圧されたエネルギー発散の、
良い意味で荒削りの、味のある構成で、
往年の若き日の大胆で、ギラギラとした、
黒澤の時代劇作品を彷彿させるものがあった。
秀吉、秀長、官兵衛の会話など
アドリブなのかと感じさせる部分もあり、
その時の、思わず笑ってしまう、
人間らしい反応に期待をかける演出も
リアルさを増したと思う。
全て監督の経験値と緻密な計算により
生み出された作品だとという事を察し、
日本映画史上に残る傑作がまた出来上がった
事を心より称賛し拍手をおくりたい。
IMAX鑑賞。
戦国を茶化すキタノ節
通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
コメディー要素が多めで驚きました。コントと云う評も頷ける。しかしシリアスとのバランスが絶妙で面白かったです。
バイオレンスもいい感じ。戦国版「アウトレイジ」なキャストの怪演合戦が見物で、MVPは問答無用で加瀬亮でした。
戦国の弱肉強食の世界観は俯瞰して見るとかなり滑稽なのかも。そこを茶化しまくるキタノ節が素晴らしかったです。
※修正(2024/06/22)
東宝の本能寺の変。北野武最新作にして最高傑作の誕生
初日、私が見た劇場では、観客がたった四人しかおりませんでした。こんなに面白いのに。
二子玉川とか渋谷、川崎あたりならもっときてたのかな
原作、脚本、主演、監督、編集がたけし。カドカワ製作、カドカワ・東宝の配給。
羽柴秀吉 北野武
羽柴秀長 大森南朋
黒田官兵衛 浅野忠信
荒木村重 遠藤憲一
明智光秀 西島秀俊
織田信長 加瀬亮
徳川家康 小林薫
千利休 岸辺一徳
木村祐一
中村獅童
副島淳
寛一郎
大竹まこと
寺島進
荒川良々
六平直政
仁科貴
津田寛治
桐谷健太
勝村政信
首になるキャラクターと首にはならないキャラクターがいるのだった。
信長、明智光秀は、首になってしまう。
秀吉や、秀長、官兵衛、家康はならない。
VFXの進歩により、本当に首が落ちているように見える。もちろん本当にこんなふうにスパッと切り落とせるのかよく知らないけれど。
とにかく、首が落ちる場面が多い。
これは、好きと嫌いが明確に分かれるだろう。
私は好きだ。昔は、こうだったのだ。
戦国時代は、大河ドラマや、テレビの時代劇のように、血が出ないということはなく、あのくらい血生臭い時代だったと思う、
ただ、あまりにそういう場面ばかりあるので、ギャグのように見えてしまうところが、もったいない。あと、女性が登場する場面が少ないので、万人受けは難しいとも思う。
でも男色をかなり前面にだしたことで、主従関係に緊張感がでた。森蘭丸とか、弥助とか。木村拓哉が織田信長をやれば、もっと面白くなった気もする。いや、冗談です。
一般の農民などは、風呂になど入らず、真っ黒けであったとか、史実に忠実すぎる。
黒人や、宣教師、茶人、芸人、忍びなどのキャラクターもさもありなんと思えてくる。
素晴らしい。もう一度観たい。
演じている俳優がたぶん史実の登場人物よりだいぶ歳くっているのだが、あまり気にならなかった。
西島秀俊は、わりと史実に近いのかも。
木村祐一(「ニセ札」「チコちゃんに叱られる」)がうまかった。
あと、多羅尾光源坊という甲賀の盲目のキリシタンは、ホーキング青山という芸人さんらしい。強烈な存在感があった。
サディスティックなコメディ
戦国好きな僕は当然戦国武将のほとんどがゲイだということは知っていた。あの有名な蘭丸が信長の愛人だということも、武田信玄が少年に愛しているという手紙を送ったことも、宣教師が坊主同士の恋愛に拒否反応を示して寺から追い出されたことも元々知っていた。それが、とうとう映像化されたことは、戦国好きとして、なんだか爽快だった。
各々が現代では巧みに隠している汚い部分まで、出し尽くさないと生き延びられない凄い世の中はこの映画では“笑い"に昇華されてた。何度も声に出して笑ってしまうくらい色々酷かった。
映画館で観た映画の中で一番笑った映画かもしれない。
戦記物としてみれば正直期待してたほどではなかった。映像は普通だった。黒澤明がいかに優れた映像作家か理解できた。映像に関しては黒澤に対して勝ち目は全くない。でも、それでも凄く笑えたから良かった。そもそも、自分で傍流と言ってる人なのでなんか納得した。それにしても、こんなにサディスティックなコメディ映画は観たことがない。凄いファニーだった。命が軽すぎる。
初めて観た北野武の映画だが、正直期待してたほどではなかったので、他の作品を観てみる。
唯、OPの黒澤映画的な演出は最高にカッコよかった。間違いなくあそこは黒澤を超えてる。
ん〜
衝撃的なしーんが多くあった、
たけしさん独特のブラックと乗ってるギャグ、
無慈悲で残酷な、それが普通の時代の表現とストーリー、それで星2。
で、最悪なのはキャラクターの設定。
ノリノリはいいけど、時代劇をなめてる。
北野さんの真骨頂はいいけど、とことんギャグかアウトレイジ風の無惨系なら良かった。
確かに、表現は独創的だけど、悪いほうに流れていた。
それが評価されるかどうか解らないけど、
筋書きが画期的なのは解るけど、
時代劇として鑑賞するなら、
個人的にはとても残念でした。
これはブラックコメディ?
迫力ある合戦シーン、豪華な俳優陣の画力、いつ誰が死んでもおかしくない緊張感。
天下取りを目論む猛者たちの腹の探り合い首の取り合いは、見応えのあるものでした。
が、楽しめなかった…なんだか物凄い長く感じてしまった…。
シリアスな政に差し込まれるギャグがノイズに感じ、同性愛はとってつけた感。
残虐な描写やグロさも上手く機能しておらず、信長のサイコパスぶりなどは役者の技量に因るものだと思う…。
もっと直球の戦国バトルが観たかったなー。
良かったところ 贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワク...
良かったところ
贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワクワクしました!
グロさが逆にリアルで、戦国時代の人はこんな残酷な殺し合いをしたんだと想像出来ました。
ちょいちょい挟んでくる笑いネタがホッとできるし、皮肉っぽさのある笑いがたけしさんらしくて面白い!
残念だったところ
テンポが良すぎて話しについて行くのが大変だった。
登場人物多くて誰のこと?となる事がある、
(歴史に疎い私なので、頭の良い方はそんな事無いと思います!)
タイトルでもある首、もう少し重さがあった方が…。
軽そうでしたよね?作り物感が妙に出て気になってしまった。
残念なところはあくまでも個人的意見ですので。
中村獅童さん最高でした♪
あれを期待してたんよ
今なぜ本能寺の変をやるの?ある程度ストーリ読める状態で視聴することになると思っていたが、30年の構想ということで、時代に応じたびっくりがきっとある!と期待していたのになにもなく。
個人的に見たかったのは裏切り、駆け引き、騙し合いなんよ!
はい、監督の映画をアウトレイジでしか知らないにわかファンです笑
今作はもちろん関係ない、むしろ進化するのを前提として、、でも話の構造はそうかなと期待してた!
たけしに秀吉は合わないというレビューもあるけど、番宣ではあれ大友に近い秀吉でしょ笑
私利私欲の裏切り、緊張感ある駆け引き、想定外の騙し合いは皆無でハラハラドキドキはありませんでした!
なんなら展開があっけなさすぎて重要シーンの信長、光秀の最期に感情移入もできず。
まあ俳優陣は素晴らしい!
加瀬さんの怪演スタオベですが、松潤家康と同じくビート秀吉に違和感しかない!
金曜レイトショー『首』
どうする家康の物足りないダークな部分が、存分に映像化されており見応えはありましたが・・・
題名通りに斬首シーンが多いので、血が苦手な人はパスした方がいいレベルです。
内容的には、戦国版アウトレイジって感じやね。
もうそろそろ自ら主役じゃなく監督だけに専念した方がいいと思います。
どうするの松潤も家康と同じくらい殿の秀吉はミスキャストで、脳裏に埋め込まれてるイメージとあまりにも違いすぎるのよね。
脇を固める役者さん達は、戦国武将のイメージをスキルで凌駕してるだけに残念。。。。
秀吉の弟を演じた大森南朋さんは、役は違えど大河ドラマと同じような立ち位置だったのが、個人的にはツボで、笑えるシーンも南朋さん絡みが多かったです。
で、加瀬さんの信長・・・・
歌舞伎者を通り越した鬼畜ぶりは、過去信長を演じた役者さんの中ではダントツの怪演!!!
この映画最高の見せ場で、最優秀助演男優賞最有力☆☆☆!
それと北野作品の特徴なのか・・・
今回も女性の活躍や妖艶な描写も無しで、見たくもないオッサン同士の武将愛を見せられる^^;;;
全657件中、461~480件目を表示