劇場公開日 2023年11月23日

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「目新しい解釈なし」首 なもしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5目新しい解釈なし

2023年12月5日
iPhoneアプリから投稿

北野作品は一度も劇場で見たことがなかったが、
加瀬信長のインパクトと北野流歴史解釈に期待して
見に行って見た。

結果、特に新しいまたは斬新な歴史解釈は無かった。
(衆道については、世の流行りに乗っただけに見える)
史実通りに展開し、意外なものは何も無い。

オリジナルキャラがわちゃわちゃし、たけしが
「バカやろう」を言いたいだけの映画だった。
コメディか、グロいのかどっちつかずで
誰向けなのかもわからない。

唯一、家康の影武者のくだりは笑ったが、
残念ながら、家康はストーリー的に超脇役で
全カットでも良かった。

また、予算は大分かけたと見えて、合戦シーンは
昨今の大河よりよっぽど良かった。

エンドロールを見ている時、
この映画を引っ提げてカンヌに乗り込んでいたのを思い出し
ちょっと恥ずかしくなった。

なもし