劇場公開日 2023年11月23日

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「戦国に渦巻く野望を元に展開するブラックユーモア」首 由良さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0戦国に渦巻く野望を元に展開するブラックユーモア

2023年12月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

始めのシーンから首切り死体の傷口からサワガニが出てきたり、人が次々に切られたりと、なかなかグロい映画ではあったけど、秀吉、秀長、官兵衛の間抜けなやり取りや、家康の影武者が何度も襲われても、次々に出てくる展開には、笑わせてもらった。
戦国だからこそ策略渦巻く人間模様も、恐ろしいものがあったけど、その中で展開される笑える人間模様は、まさにブラックユーモアそのものだった。
その中でも気に入ったシーンは、農民上がりの足軽が光秀の首を取ったら、また別の兵士たちにやられた時、自分が殺した友人がいたこと。
そして、最後の光秀と農民上がりの足軽の首が秀吉の前に出され、光秀の首が捨てられそうになった時、秀吉が「俺は光秀が死んだことが分かれば、首なんかどうでもいいんだよ」と言って蹴り飛ばすシーン。
あの流れこそ、まさにブラックユーモアだ❗

由良