「まさに戦国アウトレイジ」首 おいすたーさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに戦国アウトレイジ
ここまで生理的嫌悪感と狂気と利己主義感、それでいながらカリスマ的魅力を感じさせる信長を描けるのは北野武以外は多分不可能
家族愛だとか男女愛だとかそういった要素を一切廃して(男色は一生分が一度に摂取できます)徹底的なバイオレンスと死の呆気なさ、綺麗でカッコよく描かれる戦国武将が多い昨今の流行とは完全に対極、登場人物皆自分のことしか考えてなく「色々気持ち悪い」と思える混沌とした世界観はまさに戦国アウトレイジ
氏のかつての戦国物の作品である「座頭市」が万人受け?を目指したエンタメチャンバラとして描いた後だからこそ、この作品を世に出せたのだと思います
本作品は決して万人受けはありえないですが北野作品戦国版を楽しめる怪作です
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