劇場公開日 2023年11月23日

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「狂気から生まれる笑い」首 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5狂気から生まれる笑い

2023年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 狂気の魔王信長、とことんまで人間くさい秀吉。2人ともビートたけしの分身であることは、長年、ビートたけしのファンである自分にはよくわかる。
 狂気を秘めているからこそ、笑いに凄みが出るし、笑いの中にも狂気がある。

 登場人物は思いっきりカリカチュアされている。戦国時代が大好きで、武将の性格や背景を知っている自分にとっては、まあ面白い。
 『天下布武』を掲げる冷徹な戦略家としての信長を切り捨て、第六天魔王の属性だけで信長を再現すると、おそらくああなるだろう。
 荒木村重だけは、真実に近い。一族郎党を殺されても茶人として生き延びた情けない武人である村重。遠藤憲一が見せる命乞いの表情は、まさにこうありなん。喜劇として見ないとつらすぎる。

 道という漢字は、首を魔除けとして歩いたからだと言われているが、その首がとんでもなくゴロゴロしている作品でございました。

bion
かばこさんのコメント
2023年12月3日

こんにちは

荒木村重は、あんな感じのヒトだったのですね。
黒田官兵衛を背が立たない狭いところに長期幽閉して足をダメにしたのも彼ですよね
エンケンさんは好演したんですね。

かばこ
ゆきさんのコメント
2023年11月25日

おはようございます。
おお!そうでした。道という漢字の由来。。教えて頂いて改めて考えると、より味わい深い作品になりました!

ゆき
ノブ様さんのコメント
2023年11月24日

おはようございます!
有難う御座います!
特長を強調ですね。
理解しました(笑)

ノブ様