タブロイド紙が映したドリアン・グレイのレビュー・感想・評価
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30点ぐらい。
ウルリケ・オッティンガー監督のベルリン3部作の3作目。
小説『ドリアン・グレイの肖像』や、映画『ドクトル・マブゼ』を、モチーフに独自の世界観を描き出す。
だそうです。
3部作を順番に観たけど、右肩下がりで悪くなりますね…
ヒドイ出来です(笑)
2作目『フリーク・オルランド』では、コメディ要素が入ったけど、シュールでオシャレな感じに収まってた。
今作はシュールでオシャレな感じに収まらない、悪ふざけしすぎ感(笑)
ヘンテコ東洋も出てきて、
日本の着物っぽい服を着た芸者もどきオペラ歌手?
チベットの民族衣裳っぽい服を着た韓国語を話す、お婆さん
キョンシーみたいな服を着て中国人っぽいんだけど英語を話す召使い、演じているのは日系人トーヨー・タナカって方(笑)
もう超カオス(笑)
まー、ヒドイです(笑)
動物の扱いも結構ヒドイ!
こんな映画を観るくらいなら、他の優れた映画を観た方がいいと思います。
この3部作だったら、1作目『アル中女の肖像』を、ぜひ観てほしいです。
この3部作は繋がってないので、どの順番から観ても大丈夫です。
実験的映像
夕刊フジの担当なる者も出演している。
マスコミのスクープネタ作りのためにドリアン・グレイを利用して発行部数を上げようという、あまり面白くないストーリー。
それでも男装の麗人ドリアンの美しさ、男とも女ともとれない妖しさから目が離せなかった。
ハイコンテキストすぎるインテリ映画
食わず嫌いの分野もたまにはチャレンジしてみようと見たが、玉砕した。もともと二つの原作を組み合わせ、夢か現か定かでない、何が本編やら劇中劇やらの展開、画面だけは色彩豊富だが、下品野卑も混じる、主人公の男を女性のスーパーモデルが演じ、世界各国の文化も混じる。原作や監督の作風になじんだ映画好きインテリには何か響くものがあるのだろうが、私には情報過多、工夫しすぎで意図を測りかね、見ていて疲れる。考えるより感じよというなら、フェリーニを見る方がまし。
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