劇場公開日 2023年11月10日

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「ピンク映画業界への挽歌。」花腐し いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ピンク映画業界への挽歌。

2023年11月19日
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鑑賞方法:映画館

 今でも細々と製作されているであろうピンク映画への挽歌である。近い内に消滅するのは目に見えている。山口百恵の「さよならの向こう側」が二重の意味を持つ。他の男と心中した恋人とピンク映画への鎮魂歌として。

 私の好みの映画ではないが、観る価値はある。すでに遠く過ぎ去った昭和の香りがする映画で懐しかった。ラストの脚本を書き換える場面及び恋人が再び現れる場面は、映画らしくて私は好きだ。

いなかびと