アステロイド・シティのレビュー・感想・評価
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「目覚めたければ眠れ」だよね
兎に角、最初から最後まで
心地よくて気分のよいものしか登場しないね
それもそのはず、古き良き時代?1955年のウェス・アンダースンの頭の中の砂漠の中の乾いて清潔な妄想シティーで起こる出来事の光景。
宇宙人の飛来と小さな恋のお話が同レベルで語られて、感傷的な追想もちょっぴり流れては消える儚さ切なさ
まるで彼の夢の中にいるような少し居心地が悪くなりそうになると小さな魔女っ子たちが現れて救い出してくれる
別に言いたいことなんか無くていいよって感じがした
なんか、幸せな気分になって劇場を後にします サンキュー ウェス🫶
帰ったら昼寝しよ💤😴
奇天烈な舞台劇の上演シーンを映画化し、その芝居の制作過程をテレビ番組にするという一連の展開を映画化した作品。なんのこちゃ?
アステロイド・シティの空は青い!まるで絵に描いたような一様な青空と、黄色い砂漠の中に、まるでミニチュア模型のように可愛らしい建物が立っているのです。中にいる人々もまたフィギュアのように美しく洗練されてパステルカラーなんです。いつものように、ウェス・アンダーソン監督が作りあげるのはすべてが美的に統一された箱庭世界です。その中では原爆実験のキノコ雲さえもが美しく可愛らしいのです。
そんな色彩豊かな、唯一無二の世界を見せてくれるアンダーソン監督の最新作は、キャラクターとセリフの多さによる混乱の度合いは、過去作と比べてもかなり高くなっています。宇宙人の登場を含め、その不可思議さを楽しんだもの勝ちの作品と言えそうですが、わたしは全く楽しめませんでした(:_;)
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、「ジュニア宇宙科学賞」の受賞式が開催されることになりました。受賞に輝いた子ども5人と家族が招かれた催しには、主人公のオーギー(ジェイソン・シュワルツマン)が、受賞者の長男と幼い3人の娘を連れてやってきます。しかし街に着いた途端、車が故障。妻の父スタンリー(トム・ハンクス)に電話し、迎えに来てほしいと頼みます、義父はオーギーを好いていないようでした。
子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー。それぞれが複雑な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けますが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?
この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人出現の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てるのです。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は…!?
…という物語は実は、それは天才劇作家とエキセントリックな演出家により演じられる舞台の上の新作劇の設定で、映画は観客がその舞台を見ているという形で進むのです。
映画にはさらにもう一段階上の仕掛けがあり、実はこのすべては芝居の制作過程を追いかけるモノクロのテレビ番組で放映されているという設定なのだ。テレビの中の芝居として演じられた映画。アンダーソンはこれまで以上に人工性を強調します。
前作「フレンチ・ディスパッチ」に続く多重構造は、この映画の主題の一つである俳優たち、そして人生への賛美につながっているように思えました。
それが集約されているのは最終盤、宇宙人が到来し、街が混乱を極めた末に出てくる二つのセリフです。「何があろうと、生き続けていればきっと何かを見いだせる。」そんなメッセージを感じとりました。映像美を堪能し、この世界に浸るだけでも、価値がある異色作であることは間違ありません。
でもねぇ、アステロイド・シティで起きるのはすべてこしらえごとであり、そこにいる人々は架空の存在。その物語に、人は果たして感動できるのでしょうか?1950年代の米国を描くという口実でもって、核戦争や共産主義の恐怖、ブロードウェーとハリウッドのスター。それら全ての要素がつなかって、ごった煮されている映像を理解できる観客はいるものでしょうか?
それでも敢えて解説するとしたら、仕掛けが複雑な展開も、狙いはそのキャラクターを生き生きと描き出すことにあったのでしょう。そして観客をこの作品の世界に引きずり込むことにあったものと思います。
アンダーソン監督の言い分はというと、映画の中で舞台俳優たちがそろって唱えるセリフ「目覚めるには眠らなければ」を引いて、「何か意味を見つけたければ作り手に身を委ねて催眠術にかかったようになればいい。そういうことなんじゃないかな」と言い切るのです。
劇場で催眠術にかかってしまう観客がいたら、しあわせですね。
雰囲気に騙されるな!ただのバカ映画だ!
どコメディです。
もう無茶苦茶オシャレですしね。唯一無二な個性、作家性とか感じさせますんで、なんか高尚なことやってんだろな、とか思っちゃいますけど、こりゃコントですよ。
深読みしたらなんか出てくるんすかね。分かりませんが、薄っぺらい馬鹿話(馬鹿劇中劇かしら)でいいと思います。腕組みして見たら負けです。
テンポとか間とか、ほんと日本的というか、日本人向け。日本のお笑いに近い文法を感じました。結構気持ちいい映像なんで眠くなるかなぁとも思いましたが、しっかり面白くてしっかり笑ってました。
個人的には大好きな沖田修一みをすごく感じまして。「モリのいる場所」の混沌シュールな感じを思い出しました。
沖田修一監督はウェスアンダーソンを知っているでしょうけど、ウェスアンダーソンは沖田修一監督を知っているんですかね。もし知らないようならば、是非とも教えてあげて差し上げたい。きっととても合うと思います。
なんかそれっぽい雰囲気に騙されて深読みするような、そんな大層な作品ではないと。ウェスアンダーソン、前作もそうでしたが、ほんと脚本がしょうもなくて良いですね。くだらなくて上手い。素晴らしいですわ。
魅力はある。
ビジュアルの楽しさは群を抜くセンスを感じるのですが、軸となる話から逸脱する傾向がある監督です。
前回の新聞社の話はとっ散らかりすぎて苦手だったけど今回はきちんと観れた。
俳優や原作者の舞台裏の話も織り交ぜわざと世界観を複雑にする手口です。
ステージは砂漠のダイナーと宿泊施設、書き割の巨大な岩とクレーター。シンプルなのが見やすかった理由かも知れない。
いつものアンダーソン常連ファミリーにマーゴットロビーも参加、有名俳優がワラワラ集まってくる魅力ってなんだろう?
唯一無二の世界観とあんまり人を傷つけない話かなぁ、、、個人的には少し過大評価されてるような気もするんですが、、、、毎回見ちゃうんだよなぁ、、。
よくわからん笑
ウェスアンダーソン作品は、いつもストーリーが理解できないのですが、今回もよく分からなかった。笑
科学コンテスト会場の砂漠に、宇宙人が降りてきて、政府は隠蔽しようとする…
あらすじにある以上のことはほぼ理解できないまま終わりました。。
が。
ビジュアル的な満足度は今回も高く、よく分からないのにトータル、作品への満足度は高いのです。
砂漠に立つモーテル、パステルカラーのファッションのクセ強キャラたち、シンメトリーな構図、オシャレーーー!
特に3人の女の子たちがスーパーキュートでした。
ごめんなさい…
スカーレットヨハンソンが出ているので、興味本位で見ましたが、何が言いたいのか、何を伝えたいのか、全く理解できませんでした。キャストはウィリアムデフォーなど、豪華キャストで大満足でした。
何もない日常(ん?)
この監督の世界観が好きかどーか。ほぼほぼそれが全てな気がしますねー。私は「ムーンライズ・キングダム」でビビッ⚡ときたので、ずっと好きです。シュールな世界で皮肉たっぷりなんだけども終始ほわんとしている居心地の良さ。俳優陣の使い方も洒落が効いていて小気味良し。特にお気に入りはジェフ・ゴールドブラムですかね笑
というかアレ初登場の場面、声出して笑っちゃいましたよ。不審だし可愛いに過ぎる。あと、何だかわからない鳥ね。アレなに?笑笑笑
色んな映画を思い出したりしながらボンヤリとした贅沢な時間を過ごせました。「フレンチ〜」よりも好きかな。
いきなり始まっても良い
素っ頓狂で仰々しくてセリフっぽくて奇想天外な内容でも、いきなり始めてしまうと観客を置いてけぼりにしかねないので、あえてまわりくどい入れ子構造をやるようになったのかな、と推察しています。
私はどちらかと言えばそのような作品が説明もなくいきなり始まっても愛せるし楽しめると思うのですが、どうやって鑑賞すべきかの前置きが必要なあたりが、時代の流れでしょうか。
ほとんどの作品で最初に説明を挟んでいても、ここまでではなかったと思うので、また本監督のいきなり始まる素っ頓狂で奇想天外な作品を、観てみたいなと思います。
愛おしくて可愛らしい宇宙人に100点満点を。
オーギーの撮った写真♪
さぁ、又また試される時が来ました。
ウェス・アンダーソン監督の最新作
「アステロイド・シティ」
はい。やっぱりね。
。。さっぱりわかんねぇ。。
ウェス節炸裂!!
3重構造で進むストーリーの意図も、
メッセージも全く受け取れず。。
( ̄∇ ̄)
会話も早口なので理解する前に進んでいく。
いや、ゆっくりだとしても理解し難い。
肝心の会話の中身も意味があるのかないのか、それすら分からない。
ネイティブでもないので、字幕の壁もあるし、あの年代のアメリカの背景から読み取れる微妙なミュアンスも分からない。
ブラックユーモアの理解も出来ずの自分が悲しい。。
だからやっぱり!
何も考えず、映像美と豪華俳優陣を楽しめばいいんだって!と、思う自分と、
でもさ、
核実験、キノコ雲、宇宙人到来、封鎖された街と人々。。
私でも受け取れるメッセージが何かあるかもよ!と「理解」したい自分との
板挟みで疲れた(°▽°)
登場人物がみな無感情だが、その中にも可笑しみや可愛らしさを感じたし、カメラ目線の宇宙人!!
あの描き方が許されるのはウェスだけだなw
パステルカラーの色彩で描かれた街並みや建物、人々は、どこか現実離れした感覚になる。
あんなにカラフルな砂漠見た事ない!
ファッションや音楽も好みだった。
どのシーンを切り取ってもウェス作品だとひとめでわかる唯一無二な作品だ。
グランドブダペストホテル
犬ケ島、フレンチディスパッチ
頑張って追っては来ている
ウェス・アンダーソン監督。
中々交わえず今に至っております。。
頼む。このままだと、オシャレ映像美の自己満監督というイメージになってしまう。
アジアのおばさんでも分かる何かを入れてくれないか。
もうそろそろ手打ちにしないか。
せめてグランド・ブダペスト・ホテル
位まで降りてきてくれないか。
ウェス作品は本作も同様で、
又わからん_:(´ཀ`)と落胆し、少々イラっともさせられるのだが、新作の度に鑑賞してしまう。どMなのか。
雰囲気良し。とはいえ〝雰囲気だけ〟映画じゃない。不思議な時間。演劇...
雰囲気良し。とはいえ〝雰囲気だけ〟映画じゃない。不思議な時間。演劇論? そんなんじゃないか。こんな脚本書けるのはすごい。空気感良し。
80点 映像がいちいちおしゃれである。
映画として映像は今年で1番です。パステルカラーで一体どうやったらその映像が作れるのかと思うぐらいおしゃれで1番印象に残りました。また建物やアイテム、見せ方も普段の映画と違うなぁと感じました。
内容としては少しイマイチですが、パンフレットを購入すると少し理解できるのかなと思います。1回では分からない内容です。人に説明しろと言われてもなんて言えばいいのか。。。
レビューを見て行くか行かないか迷った挙句見に行って良かったと思います。
ウェス・アンダーソンの次の作品に期待です。
とても難解
何ともコメントの難しい作品でした笑。
ただ、いろんな意味で「いろいろ考えるな」と教えられた気がします。
いつもながらの綺麗な色彩と、カメラ目線の宇宙人と、「目覚めたければ眠れ」というメッセージが眼に焼き付きました。
目覚めたければ、眠れ。
旧作ほどスピード感はなかったものの、ウェス節は健在。
皮肉と暗喩と風刺に溢れ、絵本のページをめくるように進む物語。
米中ソの宇宙開発戦争や核実験、
アメリカ政府がひた隠す宇宙人情報…
そんなものと並行して続けられるブロードウェイ的なショウビジネス。
人の死も核の危険もまるで別世界の出来事のように、人々はその一日を生きていく。
まるで、舞台を演じるかの如く。
show must go on。
何があっても続けるしかないのだ。
目覚めたければ、眠れ。
そうだと思う。
この作品がまるで夢のように辻褄が合わず、
それでいて現実味があって、
夢のように美しい色合いで…
現実なんてそれこそ、夢かもしれないのだから。
余談だが、これが初ウェス・アンダーソンだったら、きっと、ウェス好きにならなかったかも笑
シン・エヴァンゲリオン以来の玉砕
難解な映画という前評判はありましたが、ここまで難しいとは思いませんでした。個人的には「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」以来の完全な玉砕でした。
劇中劇という構造はたまにあるけれども、本作を難しくしているのはその構造だけではなく、とにかく主題が何なのか掴めないこと。一応宇宙人が出て来るので、SFかと思えばそうでもないし、親子の絆の話かと思えばそうでもない。恋愛話かなと思ったけどそうでもなく、また原爆(水爆?)実験の様子が出て来るので「オッペンハイマー」的な要素があるのかと思えばそうでもない。兎に角話を掴めたかなと思った次の瞬間には逃げられている感じの連続でした。また、セリフ回しがとても早口で、当然翻訳に頼る当方としては、膨大な文字量を追うのに必死で映像に集中できないという問題もありました。
一方で、セットかと思うような青い空の下(実際はスペインで撮影されたそうですが)、徹底的に明るい映像は印象的だったし、それとは対照的に、映画の中の現実世界を描いた部分は白黒かつ暗い映像にしていたのも1950年代の時代感がよく出ていたと思います。また音楽も時代を反映したメロディ満載で、映像と音楽は非常に良かったと思いました。
ただ内容の理解が進まず、総合的には冒頭にも言ったように玉砕でした。そんな訳で評価は大変微妙な★3とします。
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