アステロイド・シティのレビュー・感想・評価
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難しいことは分からなくとも
安定に、アートでシュールな独特の世界観。
好きな人は好き、ハマらない人にはとことんハマらないんだろんなと思います。
カラフルでドリーミーな劇中劇の世界はただただ目の保養。
所々に散りばめられたクスッと笑えるシュールさやダークなユーモア。
他のWA作品にも共通するかもしれませんが、子供達の無垢な純粋さに触れて、こちらまでほんの少しピュアな心を取り戻した気分になる。
うまく説明できませんが、観終わった後はなんだか温かい気持ちになりました。
ただ劇中劇の設定にはだいぶ混乱させられますね。
特にミッジ(スカーレット ヨハンソン)は劇中劇の登場人物の1人ですが、彼女の職業は女優で劇中劇の中でセリフの練習をしてたりするので、設定を理解するまでは頭フル回転で観てました。笑
揶揄されているものなど難しいことは分かりませんが、WAの世界をたっぷり楽しめたのでそれだけでとりあえずは十分!
それと個人的に、「アステロイド・シティ」は映画館で観て良かったなと思える作品でした。
何より大好きなWA作品の世界に浸れるし、あと、私だけですかね?作中でアステロイドシティの人たちが「・・・」を見ようと空を見上げている時にUFOが現れるシーン。映画館の観客みんなで次に何が起こるのかドキドキしながら見守ってる感じ、そして宇宙人のあのシーンで小さめの笑いが起こる感じに、“映画館で映画を観る"ことの良さを改めて感じました。
知らない人同士だけど、1つのスクリーンで1つの作品を一緒に楽しんでいる一体感のような。
なんか嬉しかったのでレビューを書いてみました。
素敵な時間をありがとうWes Anderson、な作品でした。
どこまでいくの?
グランド・ブダペストホテルまでは、
ストーリーも含めて楽しめた。
今作は、楽しめなかった。
下記、
フレンチ・ディスパッチ、、、
の感想。
いつもの通り、
ピタゴラスイッチのような、
ドミノ倒し(本編中にあった)のような、
おとぎの部屋や、
ハロウィン・タウンのような、
ウェスの左手の法則のような、
数学的定義に落とし込むべく、
公式を反復させるような、
ギミック、世界観で、
カメラは、
世界地図の図法でいうと、
メルカトル図法のような、
正面が大事!
ビルの屋上から斜めのカットがひとつあったが、
基本は2D風正面!
モルワイデ図法的な正しい面積、方位は不要!
で楽しませてくれるのは今回も同じ。
たが!
いつもは、比較的小さな世界観なので、おもしろいギミックを追いかけていると、ストーリーも自然と腑に落ちていく仕掛けだったのだが、
今回は、
レア・セドゥの巻、
シャラメの巻、
誘拐の巻、
それぞれ世界観がデカイので、
仕掛けを楽しんでいるだけ(ウェス作品は本当はそれだけで構わない。)ではストーリーは腑に落ちてこない。
字幕を読んでストーリーを追うのか、ただただビジュアルを楽しむのか、二者択一を迫られた人も少なくないはず。
そういう人の為に、
後半、エンタメバリバリのシークェンスもやっておきます、と、
プロデューサーでもあるウェス。
作品のジャンルは?
と聞かれると、
ウェス・アンダーソンというジャンル、と答えるしかない。
ノーラン、パク・チャヌク、
タランティーノ、、、その人の存在が、スタイルが、作品が、そのままジャンルだと言える絶滅危惧種監督。
製作基準点、いわゆるK点(建設基準点)超えの高過ぎる絶品度は相変わらず。
摩訶不思議
「目覚めたければ眠れ」だよね
奇天烈な舞台劇の上演シーンを映画化し、その芝居の制作過程をテレビ番組にするという一連の展開を映画化した作品。なんのこちゃ?
アステロイド・シティの空は青い!まるで絵に描いたような一様な青空と、黄色い砂漠の中に、まるでミニチュア模型のように可愛らしい建物が立っているのです。中にいる人々もまたフィギュアのように美しく洗練されてパステルカラーなんです。いつものように、ウェス・アンダーソン監督が作りあげるのはすべてが美的に統一された箱庭世界です。その中では原爆実験のキノコ雲さえもが美しく可愛らしいのです。
そんな色彩豊かな、唯一無二の世界を見せてくれるアンダーソン監督の最新作は、キャラクターとセリフの多さによる混乱の度合いは、過去作と比べてもかなり高くなっています。宇宙人の登場を含め、その不可思議さを楽しんだもの勝ちの作品と言えそうですが、わたしは全く楽しめませんでした(:_;)
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、「ジュニア宇宙科学賞」の受賞式が開催されることになりました。受賞に輝いた子ども5人と家族が招かれた催しには、主人公のオーギー(ジェイソン・シュワルツマン)が、受賞者の長男と幼い3人の娘を連れてやってきます。しかし街に着いた途端、車が故障。妻の父スタンリー(トム・ハンクス)に電話し、迎えに来てほしいと頼みます、義父はオーギーを好いていないようでした。
子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー。それぞれが複雑な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けますが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?
この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人出現の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てるのです。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は…!?
…という物語は実は、それは天才劇作家とエキセントリックな演出家により演じられる舞台の上の新作劇の設定で、映画は観客がその舞台を見ているという形で進むのです。
映画にはさらにもう一段階上の仕掛けがあり、実はこのすべては芝居の制作過程を追いかけるモノクロのテレビ番組で放映されているという設定なのだ。テレビの中の芝居として演じられた映画。アンダーソンはこれまで以上に人工性を強調します。
前作「フレンチ・ディスパッチ」に続く多重構造は、この映画の主題の一つである俳優たち、そして人生への賛美につながっているように思えました。
それが集約されているのは最終盤、宇宙人が到来し、街が混乱を極めた末に出てくる二つのセリフです。「何があろうと、生き続けていればきっと何かを見いだせる。」そんなメッセージを感じとりました。映像美を堪能し、この世界に浸るだけでも、価値がある異色作であることは間違ありません。
でもねぇ、アステロイド・シティで起きるのはすべてこしらえごとであり、そこにいる人々は架空の存在。その物語に、人は果たして感動できるのでしょうか?1950年代の米国を描くという口実でもって、核戦争や共産主義の恐怖、ブロードウェーとハリウッドのスター。それら全ての要素がつなかって、ごった煮されている映像を理解できる観客はいるものでしょうか?
それでも敢えて解説するとしたら、仕掛けが複雑な展開も、狙いはそのキャラクターを生き生きと描き出すことにあったのでしょう。そして観客をこの作品の世界に引きずり込むことにあったものと思います。
アンダーソン監督の言い分はというと、映画の中で舞台俳優たちがそろって唱えるセリフ「目覚めるには眠らなければ」を引いて、「何か意味を見つけたければ作り手に身を委ねて催眠術にかかったようになればいい。そういうことなんじゃないかな」と言い切るのです。
劇場で催眠術にかかってしまう観客がいたら、しあわせですね。
雰囲気に騙されるな!ただのバカ映画だ!
どコメディです。
もう無茶苦茶オシャレですしね。唯一無二な個性、作家性とか感じさせますんで、なんか高尚なことやってんだろな、とか思っちゃいますけど、こりゃコントですよ。
深読みしたらなんか出てくるんすかね。分かりませんが、薄っぺらい馬鹿話(馬鹿劇中劇かしら)でいいと思います。腕組みして見たら負けです。
テンポとか間とか、ほんと日本的というか、日本人向け。日本のお笑いに近い文法を感じました。結構気持ちいい映像なんで眠くなるかなぁとも思いましたが、しっかり面白くてしっかり笑ってました。
個人的には大好きな沖田修一みをすごく感じまして。「モリのいる場所」の混沌シュールな感じを思い出しました。
沖田修一監督はウェスアンダーソンを知っているでしょうけど、ウェスアンダーソンは沖田修一監督を知っているんですかね。もし知らないようならば、是非とも教えてあげて差し上げたい。きっととても合うと思います。
なんかそれっぽい雰囲気に騙されて深読みするような、そんな大層な作品ではないと。ウェスアンダーソン、前作もそうでしたが、ほんと脚本がしょうもなくて良いですね。くだらなくて上手い。素晴らしいですわ。
魅力はある。
よくわからん笑
何もない日常(ん?)
いきなり始まっても良い
オーギーの撮った写真♪
さぁ、又また試される時が来ました。
ウェス・アンダーソン監督の最新作
「アステロイド・シティ」
はい。やっぱりね。
。。さっぱりわかんねぇ。。
ウェス節炸裂!!
3重構造で進むストーリーの意図も、
メッセージも全く受け取れず。。
( ̄∇ ̄)
会話も早口なので理解する前に進んでいく。
いや、ゆっくりだとしても理解し難い。
肝心の会話の中身も意味があるのかないのか、それすら分からない。
ネイティブでもないので、字幕の壁もあるし、あの年代のアメリカの背景から読み取れる微妙なミュアンスも分からない。
ブラックユーモアの理解も出来ずの自分が悲しい。。
だからやっぱり!
何も考えず、映像美と豪華俳優陣を楽しめばいいんだって!と、思う自分と、
でもさ、
核実験、キノコ雲、宇宙人到来、封鎖された街と人々。。
私でも受け取れるメッセージが何かあるかもよ!と「理解」したい自分との
板挟みで疲れた(°▽°)
登場人物がみな無感情だが、その中にも可笑しみや可愛らしさを感じたし、カメラ目線の宇宙人!!
あの描き方が許されるのはウェスだけだなw
パステルカラーの色彩で描かれた街並みや建物、人々は、どこか現実離れした感覚になる。
あんなにカラフルな砂漠見た事ない!
ファッションや音楽も好みだった。
どのシーンを切り取ってもウェス作品だとひとめでわかる唯一無二な作品だ。
グランドブダペストホテル
犬ケ島、フレンチディスパッチ
頑張って追っては来ている
ウェス・アンダーソン監督。
中々交わえず今に至っております。。
頼む。このままだと、オシャレ映像美の自己満監督というイメージになってしまう。
アジアのおばさんでも分かる何かを入れてくれないか。
もうそろそろ手打ちにしないか。
せめてグランド・ブダペスト・ホテル
位まで降りてきてくれないか。
ウェス作品は本作も同様で、
又わからん_:(´ཀ`)と落胆し、少々イラっともさせられるのだが、新作の度に鑑賞してしまう。どMなのか。
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