アステロイド・シティのレビュー・感想・評価
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ウェス・アンダーソン
夜勤明けで観たせいか、睡魔に襲われ所々記憶がない
出演者一覧を見ると、エドワード・ノートン、マーゴット・ロビー、ウィリアム・デフォー等が出ているではないか!(記憶にないが、宇宙人は覚えている)
ウェス・アンダーソン独特の画角や演出も睡魔の一因だろう
町山さんの解説を聞いたが、シーン自体を覚えていないので…
これは体調がいいときにもう一度観なくてはいけない
イビキをかいて周りに迷惑をかけていないことを祈る⤵️
没入する機会を奪われる感覚
嗜好には刺さるんだが、眠くなるほど心地よいのが難。
『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』『フレンチ・ディスパッチ』と面白おかしく観てきたウェス・アンダーソン監督作品なのですが。
本作の出演者は豪華で見てて楽しく、美術・アートワークは美しく、『フレンチ・ディスパッチ』っぽいパステルカラーに見とれて、といいことづくめで褒めどころ満載なのに……
初めて、この監督作品鑑賞の途中で寝ちゃった。
「舞台演劇」が一つのテーマで、役者が演じてるときはカラー、スタッフや役者が製作してる裏を描くときはモノクロームという視覚効果も悪くないのに。
とにかく、肝心の伝説の舞台劇「アステロイド・シティ」がつまらない。
登場人物の感情表現が薄っぺらで、上っ面のセリフだけ並べた、単調でスローな舞台。
モノクロ(現実の製作舞台裏)に行くと、作中の役者が「演出意図が分からない」っていうんだけど、それは私が言いたかったわ。
宇宙人が下りてくる場面も、コミカルでいいシーンだったのに、その直後に着ぐるみに入っていたスタッフが写されて現実に引き戻され、没入する機会をことごとく奪われたような。
気づくと眠っていた、みたいなことが3~4回。
アンダーソン監督、わざと催眠誘導みたいな構成をやってないかな、これ…?
劇中作家が言うには「目覚めたければ寝る事」だったし。
と疑問を抱いているうちに、終わってしまった。
エンドロールにうっすら入っていた「Wake Up...」の言葉で確信。
コメディなんだろうが全く笑えず
ウェス・アンダーソン煮詰め芸が極まってる
眼福。インターネット配信全盛の今、映画館で観たい映画ってなんだろう。4DXか、爆音上映か、ウェスアンダーソンか。
ほぼ最高です星5ですと言いたいんだけど、パートナーが死んでその悲しみを癒す的なテーマが嫌すぎるのでマイナス1です。個人の感想です。
映画の中に舞台が、舞台の途中で舞台裏が描かれる多重入れ子構造による「俺たちは何を見せられてるんだ」感はグランドブダペストホテルをゆうに超え、フレンチディスパッチもすっ飛ばし、もはや2時間でひとつの物語として意味や教訓を見出そうとするのは無意味だと思った。
スカヨハかわいい。空がきれい。かきわりがかわいい。マーゴットロビーのシーンすごい。あとオマニエルのオープニングのジングルと同じ音が、自動車を修理するシーンで聞こえた。ありがとう。ありがとうウェス。全然意味がわかりませんでした。
オーギーの息子がエイリアンと遭遇した後に言う「世界は一変した」というセリフにハッとさせられた。僕がウェスの映画を見るたびに感じていることかもしれない。
自動販売機までオシャレ
キャラ全員自由人。笑。
どこからみても死角ナシの可愛いセットの中、深刻な状況に反してのんびりとユーモアに溢れる人々がなんとも言えず良い感じ。
とにかく世界観がとても可愛くて好き。自動販売機で萌える日が来るとは思わなかったわ。
そして最後までトム・ハンクスに気づかなかったよ。もうすっかりお爺ちゃんの役が似合う年齢なんだなあ。若い頃よりイケメンになった気する。
孫ズがお爺ちゃんだと思った理由が面白くて吹いた笑。
そして男子の妄想女子スカーレット・ヨハンソン、座ってるだけで絵になるし、居るだけで話題なるし、もうここまでの美女だとどんな服着てるとか、どんな髪型してるとか何一つ気にならんもんだなと気がついた。
政府のお達しだろうがなんだろうが、自分の思った通りに自由に振る舞う彼らがとてもよかった。
なんとも言えない宇宙人の風貌も含めて、とにかく細部までおしゃれだったわ。
好きか嫌いで言えば、とても好きなタイプの映画だった。
最後にみんなで大合唱する名言を胸に刻みながら映画館を後にしました。
面白かった!
唯一無二の作家性
何だこれは・・・
これはなんと言って良いものか・・・
出演者は豪華で
あ、あの人何処かで見た事あるって人が多数出演しています
劇中劇だったり時代が第2次世界対戦中だったり場所がロスアラモスのパロディーだったり色々分かるんだけど・・・
登場人物の感情が希薄なのはワザとなんだろうけど何故そうなのかが分からず
途中で何度も現実に戻されて話に入りきれなかったのが残念
あの現実シーンは必要なんだろうか
映像や設定は好みなのでもうちょっと何とかならなかったものか
唯一宇宙人がカメラにっ向かってポーズを取る場面はクスッときました。
相変わらずキャストはすごい
Rabbit Turn
ウェス・アンダーソン監督最新作ということで、激混みの週末明けに鑑賞。平日の昼間は流石に余裕がありました。
世界観や音楽、背景とかはめっちゃ好きだったんですが、前作の「フレンチ・ディスパッチ」程物語にのめり込むことができず、前作以上に感情表現が無くて集中力がゴリゴリに削がれてしまいました。
舞台の説明っぽい始まりから設定が説明されて、登場人物たちが動き出し、たまに補足や別の場面が映ったりと、不思議な構造で作られていました。アメリカの舞台の知識や、1950年代のアメリカの情勢や時代背景に詳しくないので、その辺りで置いてけぼりにされた感じがありました。もちろんアメリカで制作されている作品なので、日本に分かりやすく作ってほしいなんていう贅沢は言いませんが、そこが大きくハマれなかった要因だと思います。
宇宙からUFOと共にコミカルな真っ黒宇宙人が隕石を取りに来たシーンはとても印象的で、Eテレで登場してそうな目がギョロッとした作り物感が好みでしたし、挙動不審で人間たちとの会話が全くないシュールな時間がとても良かったです。
作りかけの高速道路も何か意味ありげだったのですが、意味ありげなまま終わってしまったのが残念でした。
コメディの部分も苦笑いで終わってしまったところが多く、日本のシュールと本家のシュールの違いがあるんだなと再確認することができました。
役者陣は豪華も豪華なんですが、その人の魅力がビジュアル以外で発揮されていたかと言われると難しいです。喜怒哀楽が削がれまくっているので、この人のここが凄い!なんて場面はほとんど無かった気がします。こんなところにいるのか!という驚きはちょくちょくありました。マーゴット・ロビーは中々に驚かされました。スカジョはやはり美しかったです。
オープニングとエンディング、劇中で流れる音楽はとても聞き心地の良いものばかりでした。砂漠やモノクロの背景にピッタリの緩やかな音楽に身を委ねる時間はとても贅沢でした。サントラも配信されていてとても良いラインナップでした。
予告編からの期待値が高すぎたのもあり、小難しい内容と無感情なキャラクターたちにあまり乗れませんでした。でも世界観はとても好きなので、この路線をずっと続けていって欲しいです。次は主題がもう少しはっきりしてくれたらなと思います。
鑑賞日 9/4
鑑賞時間 11:45〜13:40
座席 J-19
え、すごい良かったんだけど。芸術的でレトロ好きには刺さる。
ちょっと贔屓目に
今作だけは、、、
正直、今作に関しては監督の自己満足の押し付けにも程があるな、と。ガッカリしました。前作までの賛辞と成功が監督の自信と慢心を生み、更にはそれを指摘する人を無くし、見る人のことを完全無視したような駄作を生んだのでしょうか。名監督には必ずある商業を無視した作品ですけど、そういった名監督のものは、それでも角度の違う傑作になるモノです。しかし、ウェスさんに関してはハッキリと違いました。この人の本質は監督でなくて物書きなのではないでしょうか。それがよくわかりました。ただひたすら机に向かって、自己表現だけを考えている作家、脚本家、、という像しか見えませんでした。本当に見ている時間が苦痛で、いたたまれませんでした。
まったく
理解不能
劇中劇という構造
アステロイド・シティという一世を風靡した演劇をテレビ番組で司会者が紹介する…という構成の映画。いわゆる劇中劇で、テレビ番組の世界は白黒、アステロイド・シティの世界はカラーという演出で明確に区別される。
とはいえ、ほとんど全編アステロイド・シティの世界で、テレビ番組の世界は要所要所に数分放り込まれるだけ。しかし正直に言って、この数分が映画としての没入感を薄めてしまったと思う。
話の展開ごとに白黒のテレビ番組の世界が挟まれるため、大部分を占めるアステロイド・シティの世界で何が起こっても、これはフィクションなんだよなと変に分析的に捉えてしまうのだ。だから、本来コメディとしては一番盛り上がるはずだった宇宙人が出てくるところも、そりゃフィクションなんだからこれくらい大げさになってもおかしくないわな、と思えてイマイチ笑えない。
そのぶん、白黒のテレビ番組の側の世界に、何か重要な意味があるのではないかと期待する。喩えるなら、アステロイド・シティの世界で起こることが、漫才でいうところの「フリ」であり、「オチ」は無意識にテレビ番組の世界の方に求めてしまうのだ。しかし、結論を言ってしまうとテレビ番組の部分では笑える部分があまりなく、かといってアステロイド・シティで起きたことの説明として十分に機能するわけでもなく、宙ぶらりんのまま映画が終わってしまった。
もしかすると、映画として観るべきはアステロイド・シティの世界ですよ、ということを強調するためにテレビ番組の部分を白黒にしたのかもしれない。普通に考えたら時系列的にはアステロイド・シティの世界こそ白黒であるべきだし。けれど、そうなのであれば最後のテレビ番組の世界における「出演者が突如として「目覚めたければ眠れ」を連呼するシーン」は不必要だったような気がする。あの意味不明かつ強烈なシーンのせいで、その後アステロイド・シティの世界で起きたことを冷静に観てしまった。
総じて、劇中劇という構造にする意味がいまいち感じられない映画だった。いっそのことアステロイド・シティを現実の世界として描いてしまうか、劇中劇として描くにしても現実の世界を最初の数分だけにしてしまった方が面白く鑑賞できたと思う。
ウェスアンダーソン監督のオハコである「一つ一つのシーンの視覚的な美しさ」は今作でも健在だったため、それを観る目的であればオススメできないこともない。
自販機で土地を売る
トロッコに乗せられ、起伏もないまっすぐな道を進む。
途中には数多くの脇道があり、逐一覗き込むのだが、そこに在る意図が分からない。
意味深なオブジェだったり、古代文明の展示だったり、何もない行き止まりだったり…
個人的には、そういう印象。笑
ただでさえ意味があるのか分からない会話に、品番などの数字の羅列やら小難しい単語やらが頻出。
拾うべきかどうか迷っているうちに字幕を追いきれなくなったり。
感情の乗らない芝居も、内容があれだと、その場で台本渡されてぶっつけで読み合わせしているかのよう。
終盤、主役が「ワケ分かんないよ!」と言い、演出家が「それでいいんだ」と言う。
これがそのまんまこの映画に思えてならない。
独特の色彩と、あえてリアリティの無いのっぺりとしたセット、カメラアングルなんかは面白い。
でも、センスや技術を見に行ってるわけではないので、もう少し物語が欲しい。
外国人の俳優には疎いので、みなさんが書かれている“豪華俳優陣”にもピンと来ず。
序盤は面白そうだったんだけどなぁ…
一体全体これは・・・・・
ちょっと複雑過ぎて・・・
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