「ノンシャラントはちょっと日本語では表現しにくいが、シャランラは魔女っ子メグちゃんのテーマ曲だ。」白鍵と黒鍵の間に kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ノンシャラントはちょっと日本語では表現しにくいが、シャランラは魔女っ子メグちゃんのテーマ曲だ。
南と博を池松壮亮の二役で描く、不思議な世界。時代は昭和なので、まだ生バンドが活躍していた頃。キャバレーなどでもカラオケを導入したりして、歌番も減り、ジャズだけじゃ客も寄りつかない時代。自分も若かりし頃バイトでバンドマンしてましたけど、ジャズになると途端に難しくなる。“トラ”なんて言葉も懐かしい。
どっちが南でどっちが博?と分かりづらいシーンもあったけど、2人とも南博だと思えばどうでも良くなる。さすがにひげ面の博はどこの時系列か掴みづらい。ボストンのバークリー音楽大学はミュージシャンを志す者にとって憧れの学校。行けるのだったらキャバレーのバンドなんてやってられるかっ!てな感じです。
内容はドリフターズやクレイジーキャッツの映画の雰囲気。ドタバタこそ少ないけど、基本的に同じな気がしました。そして南と博の時間差と同一性。仲里依紗が両方と知り合いなのが面白いところ。松尾貴史演ずる会長やリクエスト曲「ゴッドファーザー愛のテーマ」なんて単なるモチーフに過ぎない。ピアノはとにかくテンションが効いていて心地よかったなぁ~
全然関係ないけど、タイトルからポール・マッカートニーとスティービー・ワンダーによる「エボニー&アイボリー」を思い出しました。
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