「池松壮亮の挑戦 観客は置いてけぼり・・・かな」白鍵と黒鍵の間に nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
池松壮亮の挑戦 観客は置いてけぼり・・・かな
キャバレーのピアニストという特殊なシチュエーションの話なので、あまり共感は出来ないですよ
疑似体験にも限界がありすからね
原作は読んでいませんが、もっとシンプルな自伝的な話のようなのに、池松壮亮の二役でややこしいし、観念的で一般受けしない演出です
そう、まるで観客を選ぶインディーズ映画のよう
と調べてみると、やっぱりインディーズ出身
”ローリング”でちょっと評判になりましたね
それにしても、あの映画以上に尖って前衛的
悪く言えば、自己満
ごみ溜めで3人つっ立っての舞台的な演出は、もう学芸会
どうしようもなくて、目に花くっつけたり
どこぞのお笑い芸人のギャグみたいだった
あ、松尾貴史は元芸人かあ
森田剛はジャニーズだし
こんなのロードショーするかねえ
昔、こういう映画が増えて映画が廃れたんだよ
なので
作るなとは言いません
ミニシアターで、コアなファンだけ観ればいい
じっさい今回も貸し切りかと思いましたが、池松壮亮ファンとおぼしき女性が3人だけ入ってきましたよ
池松壮亮はピアノを練習して自分で弾いたそうです
頑張りましたね、えらいです、とても上手いです
でも、そんなの観客には関係ない
”斬、”で殺陣を頑張ったのとはわけが違う
ピアノはプロにまかせて、演技を頑張って欲しかった
もっとオーバーな演技でもいいんやで
こういう映画は
母親役のオバサン、だれ?
と思ったら、な、な、なんと洞口依子だった
あの色っぽかった洞口依子の成れの果てとは
これこそ、わが青春残酷物語