「青春と旅立ちの狭間」白鍵と黒鍵の間に まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
青春と旅立ちの狭間
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1988年代銀座のキャバレーとクラブの3年間
ジャズピアニストを目指す南博。
時空をかなり織り混ぜている演出。
上京仕立ての3年前の博、明日からアメリカに
旅立つ前夜の南のミックス。
途中で分からなくなるが、頭で整理。
当時クラシックからジャズを学びたい博は
銀座のキャバレーで不思議な服装とお面で
ピアノの弾く。演奏者の曲なんて誰も聴いてない有り様。歌謡曲を弾くように言われ、仕方なく弾く。ヤクザの親分登場と退場の時もゴッドファーザー~愛のテーマも弾かされる。
キャバレーでは絵描き、他ジャンルの演奏家など
様々な事情で働いている。
理想の働き口と現実と葛藤、アメリカへの憧れ。
博も南も『俺は一体何をやってるんだ、ここから抜け出し、もっと良い所に行く』ずっと呟いてたね。
出発前の3年間の錯綜されたドタバタ感の真情
が効果音と共に伝わってくる。
色々な間に挟まれ、目の前にある扉を出入り
しなくてはならない状態。
森田剛さんの渋い声と不気味な怖さと松丸契の
サックスは好かった。クリスタル・ケイさんの
歌声はずっと聴きたくなるよね。
アメリカに渡り、少し硬かった南博さんは
ノンシャランな演奏と気持ちを学んだ事でしょう。
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