じょっぱり 看護の人 花田ミキのレビュー・感想・評価
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花田ミキは青森県庁で女性ではじめての係長として着任し、全国最悪で...
花田ミキは青森県庁で女性ではじめての係長として着任し、全国最悪であった青森県の乳児死亡率の解決のために大きな功績を残した人物だが、時代背景もあってすんなりとその働きを進めることができなかったことがこの映画に描かれている。しかし、それは過去の出来事ではなく、現代にもしっかりと残っていることを監督は描こうとしていることを感じた。県庁の役人の会議における発言を聞きながら、「これは現代にもまだ生きている価値観だ」と思わさせるシーンがあった。 また、「もったら殺すな(妊娠したら殺すな)運動」の時代的背景だけではなく、それが現代にも通じていることを、年老いた花田ミキ(木野花)とシングルマザーとさと(王林)との出会いを通して、気づかせている。 時代背景もあって、暗く重いテーマの映画を観る思いで映画「じょっぱり」見始めたが、シングルマザーちさとと偏屈おばあさんとの出会いから始まったために、いったい伝説の花田ミキの老後の生き方が気になりながら、どんどん映画が進んでいったので、回想シーンの見せ方がうまいと思わされた。「X(ツイッター)」では、多くの方々が涙したことが記されていたが、私も不覚にも何度か涙した。制作資金が潤沢でなかったために、PR活動の関係で加公開館が東京でも東京写真博物館しかなかったのが惜しいと思われる作品であった。
ところどころ泣かせられた 全体通して良かったけど、 もう少し主人公...
ところどころ泣かせられた 全体通して良かったけど、 もう少し主人公のことを掘り下げても良い気がする 単に、いろんな経験したとある人の人生の話、で終わってる 王林がすごく良かった いろんな役で見てみたい、今後に期待 切り詰めて作ってそうなので、 点数はつい甘めにつけちゃった
鍋焼き仲間
「青森のナイチンゲール」花田ミキ(1913~2006)の話。 スーパーて働くシンマのちさとが人嫌いの偏屈婆さんと呼ばれる花田ミキの家に荷物を届けに訪れて気に入られ、昔を語る体を主に展開していく。 回想の回想もあるつくりではあるけれど、難しさはこれっぽっちもなく、ポリオの子どもの看護や結核患者の看護、そして役人だった頃の様子をみせていくけれど…結局役人としての彼女の功績とか、与えた影響ってなんだろうという感じで、もうちょい語っても良いのでは? つくりの安っぽさは少々あったものの、たぶんフィクションであろうちさととのドラマも面白かったし花田ミキという人物も素晴らしかったしとても良かった。
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