劇場公開日 2024年5月17日

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ミッシングのレビュー・感想・評価

全349件中、61~80件目を表示

4.0後悔・焦燥・無力感。そして“一縷の望み“に揺れる親心。

2024年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

娘(6歳)が突然に消えた。
ミッシング(失踪・消失・行方不明)
《ストリー》
普通のヤンママの沙織里(石原さとみ)は、推しのライブに出かけた
その日の夕刻、一人娘の美羽が、なんの痕跡も残さずに消えてしまった。
後悔と自責の思いに苛まれながら、必死に探す2年半を追う映画です。

ひたすら正気を失いかける紗織里を常識的感覚を持つ夫(青木崇高)が、
“あなたと私には、温度差がある“などと暴言を言われても必死で妻を
支える姿はリアルで真に迫り、他人事とは思えなかった。

失踪者は一年に2万人くらいいるそうなので、警察も事件が
起こってからしか捜索してくれないのは、いつものことです。
映画は地元のテレビ局の記者・砂田(中村倫也)の視点と、
並行して描かれます。
砂田も正しい報道と視聴率第一主義の現場で、揺れ動く男。

テレビ局の沙織里の弟•圭吾(森優作)への取材は、
完全なミスリードで、
これは圭吾を“半ば怪しい“と疑わせるものだった。
事実・圭吾は美羽を自宅の300メートルの場所で別れ、
裏カジノへ行ったたことが、防犯カメラの映像などで暴かれる。

子供が行方不明になった親は本当に無力だ。
SNSの誹謗中傷で心をズタズタにされ、
ビラを配る位しか出来る事がない。
豊の勤務する漁業組合の組合長の優しさが身に染みる。
沙織里にすればテレビ局の記者の砂田を頼るしかないのだ。
頼まれれば“どんなことでもします“
半ばマスコミの懇願に負けて、弟を晒し者にする側にもなる。

この映画は焦燥して疲弊する沙織里とそれを支える夫の豊を追っていく。
そして結局は視聴率なのだろうが、公正であろうと思いつつ上層部の
圧力に抗うことも出来ない砂田の弱さの視点・・・
自身の良心と功名心と自責の気持ちに引き裂かれる
・・・中村倫也の演技は近年の彼の作品にはない
厚みのある人物像を演じて、深みがありました。
スクープを撮ってキー局へ引き抜かれる後輩・・・
結局は血も涙もなくて、視聴者の興味と好奇心を満たすだけの人間が
のし上がりテレビ局の幹部になっていくのだな・・・と、
吉田恵輔監督のマスコミ批判精神が見えてくる。
石原さとみも「アンナチュラル」の出来る女、
「そしてバトンは渡された」の男を手玉に取る女、からは想像の
出来ない罵り言葉、錯乱した様子、放心した表情など美人女優の殻を
脱ぎ捨てた熱演。
夫役の青木崇高は「犯罪都市NO WAY OUT」のヤクザ、
「ゴジラー1・0」とはまるで違うバランスのとれた役で本当に上手い。

「美羽ちゃん発見・保護」とニセ電話をかける輩がこの日本には居るのだ。
他人の不幸を喜ぶネット民。人間の悪意に震える。
警察はちゃんと身元を名乗ってから話す・・・
もう、そんな着信元を確かめられない程追い詰められている沙織里。
(警察官が多分、顔見知りの刑事さんが、直接知らせに来ますかね)

この映画はミステリー要素は殆どありません。
その意味では沙織の苦しみに寄り添う映画です。
でもその辛さが痛いほどに伝わります。
しかし結末もミッシングのままでモヤモヤするばかり。

子供の足で5〜10分の距離で消えたとなると、事故か?誘拐?
しか考えられない。
(山梨のキャンプ場で消えた女の子の事件が、この映画のヒント・・・
なのでしようが・・・)
新潟の監禁事件では9年後に発見されて無傷で生きて戻ってきている。
千葉大生が少女を2年間も監禁して逮捕された例もあります。

美羽ちゃんがひよつこり帰ることもあるのです。
児童の通学路で必死に子供たちの無事を願う沙織里。
美羽ちゃんの無事を祈る心の支えだとしたら沙織里は心根が美しい。

いいラストだと思いました。

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琥珀糖

3.0何も言えない

2024年9月18日
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鑑賞方法:VOD

子どもがいる身として、何も言えない、
もし、本当に、自分の子供がいなくなったら、
と考えるとこの映画のようにいられる気がしない。
でも、ある意味こういう映画はないといけないと思う。
だから、もっとちゃんと自分では全部出来ない子ども(基本わがまま笑)をちゃんと見て、当たり前だけどずっと一緒にいられるように。と考えさせられる作品でした。
多くの人には進められる作品ではないですが、
観て、観てから考える作品も大事です。
オアシスのように。
今回は自分がもし、って考えるとキツかったので評価は低くしました。
でも、子どもがいる人には観てもらいたい作品です。

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ryujigen

3.5何を無くし、何を失ったのか

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

主人公(石原さとみ)は幼い娘が突然、行方不明になり、夫(青木崇高)と探し続けているが、精神がまいってきた。
テレビ局のディレクターも協力してくれているが、満足していない。
主人公の弟(森優作)はあまり協力的ではない。
自分の子供が突然消えてしまう、これに耐えるには憎しみの感情しか無いのか。

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いやよセブン

0.5何だかなぁ

2024年9月16日
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鑑賞方法:映画館

現実にこういう事が起きてるんだよ、と説教食らってる感じ。リアルを描いただけなので、夢も何も無い。楽しく過ごしたい休日を返して欲しい。

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ISA

4.5ゲスな世の中だけど…。

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

人の優しさに触れ、嗚咽する寡黙な父親…。

虹色の優しい光に照らされる娘の描いた絵…。

それを愛おしく撫でる母親の手…。

最後の最後にかすかな希望が見えました…。

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Button

「過剰を演じる」事と「過剰な演技」

2024年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 幼い娘が突如行方不明になって狼狽える母と、その家族をも獲物の様に揶揄するネット空間、悲劇をもネタとして消費するマスコミを描く、まさに現代日本を凝縮した物語です。

 公開以来、絶賛評が相次ぐ中で言い難いのですがが、僕には本作は余りに「過剰」でした。周囲に当たり散らし絶叫する石原さとみさんの「演技」がと言うより、その様に描く監督の「演出」が過剰でした。子が失踪した母親はああなるのなのだとの意見があるだろうし、その「過剰」さこそ狙いだとも言うのだろうが、「過剰を演じる」事と「過剰な演技」とは別ものだと僕は思うのであります。物語開始早々から僕は心が離れてしまいました。

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La Strada

3.5石原さとみ、渾身の熱演

2024年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

失踪した娘を探し続ける母親役の石原さとみの、折々に感情が迸る熱演が強烈な印象を残します。終始冷静な立ち位置で寄り添う夫役の青木崇高との、動と静の好対照が、単純なストーリーの本作にも関わらず、観客を身につまされる思いにさせていたように思います。
それは、カメラの視点が夫婦ではなく、地元テレビ局記者・砂田に扮する中村倫也の目線であり、従いニュースに対するマスコミ・テレビ局の、やや岡目八目的な姿勢・行動原理が曝け出されたように思います。

本作は、吉田恵補監督の前作『空白』同様に、BGMが少なく、手持ちカメラで常に画面が微妙に揺れ続け、フィックスでは撮られません。人物は正面アップが殆どないけれど横顔を寄せて撮り、対話の片方を映していました。
凝ったカットではないので、『空白』と同じようにドキュメンタリーフィルムのような仕上がりです。
前半は幼女の突然の失踪事件、その時の当事者である母親の弟の不審な行動、事件発生時の母親の所在、それに対する世間SNSのバッシングというエキセントリックな事実が起き、本作のいわば事情背景が尖鋭的に、刺激的に早いテンポで展開します。
これが伏線となり、後半は犯人を追及する、ややミステリー仕立てで進み、しかし膠着した状況が延々と展開されますが、終始記者・砂田の視点で描かれるので、その時々の母親の喜怒哀楽の抑揚が客観的に眺められたように思います。

登場人物は少なく、ドキュメンタリー風なので物語そのものはシンプルであり、起承転結も明確ではありません。プロローグとエピローグで、実は事実関係は何も変わりません。その点でのフラストレーションが大いに残り、ドキュメンタリーゆえにハッピーエンドでもバッドエンドでもないため、観賞後の不完全燃焼感、モヤモヤ感は払拭しきれません。
ただラストで、それまで沈着冷静で妻に献身的だった夫が、堰を切ったように慟哭し咽び泣く、このシーンの崇高な重厚さとカタルシスに幾分救われた気がしました。

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KeithKH

5.0フィクションで良かったと心から思った

2024年8月15日
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鑑賞方法:映画館

見ていて心が張り裂けそうになり、辛くて辛くて‥
これがフィクションでなかったら耐えられなかったと思う。
それくらい石原さとみさんの演技、脇を固める俳優さんの演技が圧巻でした。最大限の敬意を評して⭐️5です

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おおかみ

4.0石原さとみ熱演😆

2024年8月4日
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鑑賞方法:映画館

代表作にはなるでしょう😏

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おたか

4.0みかんの「きれい」

2024年8月2日
iPhoneアプリから投稿

世界にある「きれい」、自分の中にある「きれい」
を見つけていく彼女の心に気づいた時に感動した

「わたしたちは心を失くしてしまったのか」
「失くしたのは、心でした」

心を見つけていく映画でした

川で自分の好きな石を手に入れたこととか、
友達にあの日の一言の意味を尋ねることとか。
きっと、
一つ手に入れることは全てを手に入れることで、
一つの謎を解くことは全ての謎を解くということ。
それに気づいた私の過去を思い出しました。

みかんの「きれい」は、あなたの「きれい」であり、
世界の「きれい」なんだろうと。

生きてるうちは、否応なしに、自分の正しい在り方を葛藤させられるし、
1番欲しいものは手に入らないけど、
みかんを「きれい」と思える心を忘れないでいたいとか

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23歳®︎

3.5想像の範疇

2024年7月27日
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推理モノでも、探偵モノでもなく
社会的問題を扱った映画かと。
ドキュメンタリーを映画にしたような感じもして 結果が想像の範疇でした。
久しぶり映画の石原さとみが観たかったので ファンは必見かと思います。

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ふゆる

4.0実際に子供の失踪は結構起きている

2024年7月25日
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泣ける

悲しい

単純

実際、世界中で結構な数の児童の失踪が発生している。これは事実だ。
幼いやんちゃな男の子を育てている俺は時々思う。遠出した先でこんな自分の家もわからない子が迷子になったらどうなるだろうか? その時の親の気持ちを感じたくてこの映画を観た。
大きな展開の無いストーリーだが、その分所々の母親の狂うシーンが際立って2度涙した。そりゃ狂うだろうさ。映画の中ではあまりフォーカスしていないが、責められるべきはとにかく犯人だろうが。
映画の作りとしてはとにかく主役女優の演技の良さを中心においた作品で、人に近い目線で作った自然な映像だった。エンドロールに向かう風景や光の映像もしんみりとしてよかった。
ありがとう。

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たけ

4.0最後まで集中して鑑賞できた。

2024年7月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

石原さとみの役そのものになっていていままでとは違う印象のまま最後まで続いていた。
子が行方不明になってしまった母親そのものだった。

取材するテレビ局の内部が、想像より多く描かれていた。テレビ局の論理が赤裸々に表現されていて面白くみられた。

ハッピーエンドなラストではないが、それでちょうどよい。もやもやしたままでいろんなことをかんがえさせられた。

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やしの実

3.0最後は、見つけて欲しかった

2024年7月22日
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鑑賞方法:映画館

石原さとみさん熱演。
予備知識なく、
時間が都合良かったので、
拝見。。。。。

そういう内容だったんだ!、!、。

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Billy

4.0綺麗・品性を投げ捨てた女優石原さとみを見よ

2024年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 MISSINGの意味は「行方不明」「抜けている」等の意味がある。この映画では冒頭娘が「行方不明」になったことが描写されるが、この映画のMISSINGは、夫婦のもとから娘が「抜けて落ちてしまって」今までの日常生活が維持できていない様を強烈に描出する。
 それは妻沙織里役の石原さとみが、夫に八つ当たりするイライラ感のテンションの高さ、テレビの報道番組の取材に出演した後のSNSの口コミに思わず口走る汚い言葉、何かの衝動に一瞬で衝き動かされる目付きと身体。沙織里の日常は維持できないというより崩壊しているのだ。ただ妻に八つ当たりされる夫も深い悲しみの底にいて沙織里がイライラをかかえて先走るのをなんとかフォローし家族を維持しようとする姿も描出している。
 吉田監督は、この映画で報道、SNSのありかたを見る者に提示している。テレビ局の記者砂田とその後輩駒井の報道姿勢をとおしてである。報道の原理原則は「事実をしっかり伝える」ことだ。二人の報道姿勢もこの原理原則から逸脱していない。多くの人が気軽に日常的に使用しているSNSについても夫婦や妻の弟がいわれもない誹謗中傷を受けている実態を描写している。二通りの報道姿勢とSNSの実態を見る者に提示し考えさせているのだ。
 夫婦は二度SNSに振り回される。その時のショックな姿が痛々しい。匿名で無責任な発信者。これらのシーンにおいての石原さとみの落胆ぶりは筆舌に尽くしがたい。そこにはテレビでいつも見る綺麗で品性がある石原さとみは存在せず、娘を探し出そうとする一心の母を演じる女優石原さとみが悲しく崩れ落ちているのだ。
 同じ町で女児行方不明事件が起きる。沙織里は、我が娘とのかすかな関係性をいだいて懸命にビラを配り事件解決に奔走する。可能性はわずかしかないが、行動していなければ自らのバランスを崩すように必死になる。まさに心の底の感情が描出されている。
 哀しみのトーンで描かれた映画のラストにおいて七色に光る虹の光線が浮かび上がった。この光を見て沙織里が微笑する表情が美しかった。

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かな

5.0タイトルなし

2024年7月5日
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鑑賞方法:映画館

最後に再会の場面を期待する自分がいたけれど、神様はまだ試練を与える。

全編通して重苦しく、人間の感情やエゴがぶつかり合う。
醜い人間達がいる。
もがいても報われない。

けどそのような中だからこそ、時折垣間見える人間の美しさが感動を呼び起こす。
人が人を思う気持ち、辛くても前に進む心、心からの後悔、自然の美しさに感動する心、感謝の気持ち。

改めて思った。
ひたむきに生きる人間ほど美しいものはない。自分は生きているのではなく生かされている。

心に染み渡る作品だった。

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天使の夢

4.0小さな光を感じた物語

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

心の埋め方。その苦しみに焦りや怒り、悲しみや空虚感などを丁寧に描いた作品。
一人の子供の失踪をきっかけに、様々な人々の生活が一変する。
それを役者陣が見事に演じており、特に中村倫也や青木崇高は良かったです。
やはり何と言っても石原さとみの頑張りですね。
演ずるキャラクターもあってか少し浮いていましたが、その熱演は見応えがありました。
結婚・出産・育児を経験した彼女には、とても良いタイミングでの役所だったのではないでしょうか。
事件は何も解決していないし、皆が悲しみの中にいるまま。
そしてそれは、きっと時間だけがゆっくりと解決してくれるんでしょう。
そんな風に過ぎる時間と共に、少しずつ前に歩き始めているように見えました。
そんな姿に小さな光を感じた物語です。

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白波

4.5とにかく石原さとみがすごい。

2024年7月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

見終わった後の喪失感はすごい。幸せだったはずの家庭がどんどん、崩壊していく様子。周りを疑ってしまい、自分はこんなにもやっているのにという思いや、焦りが伝わってきた。メディアもそうだが、世間の声がとにかく辛かった。似たような事件は日本でも耳にすることがあるが、同じような全く見当違いな世間な声も見ることもある。当事者でもないのに、正義者気取りで決めつけてこの人が悪だとか。日本の縮図を表したようだった。石原さとみの演技は凄まじい、狂気に近かった。

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れ

4.5終映日に、観る踏ん切りをつけることができました。

2024年7月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

お腹に子どもたちが宿った瞬間から、私のアキレス腱は、ふたりの子どもだ。
彼らが、20歳までつつがなく育ってくれたことは、私の人生の中でも一番の祝福である。

この「ミッシング」は、予告編を観た時から、観るのが怖いと思った。
感情移入しすぎて、映画館で静かに観れるか不安だったから。
けれど、どうしても、スクリーンで観たくて、終映日のレイトショーに出かけた。
普段、レイトショーは人がポツポツなのに、それなりに埋まっていてビックリ。
自分と同類かもと思うと、ちょっとホッとする。

沙織里を演じた主演の石原さとみさんに圧倒された。
20代の彼女は、キラキラでかわいくて、パステルカラーのイメージだった。
「そして、バトンを渡された」で、私は初めて、石原さとみさんを女優として認識した。
今回の「ミッシング」では、彼女の女優として生きていく覚悟を受け取った。
それくらい、胸に迫るあり方だった。

夫役の青木さん、弟役の森さんも、ホントに素晴らしかった。
おさえた演技の中に、抱える苦しみが体現されていて、感情を出しにくい男性特有のしんどさを感じた。

沙織里の携帯に、半年間行方不明の美羽が保護されたというイタ電を掛けた奴には、生まれて初めて、明確に殺意を抱いた。
これ、自分が沙織里の立場で、相手が特定できたら、殺すかもしれない案件だわ。
そのくらい、頭に血が上った。
けれど、こういうことをする人が、現に日本にはいるのかもしれないなと残念な気持ちにもなった。

ラストも、よかった。
改めて、我が子が手をのばせば触れることができる幸せを実感する。
そして、全ての母親が、そうであることを祈った。

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のりたまちび

4.0石原さとみは良くやった

2024年6月27日
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鑑賞方法:映画館

映画館でみられて良かった
石原さとみの狂気の表情が素晴らしかった

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haitanio